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2月2日その後

いまさらながら続きを書いてみる。

時間どおりに最寄り駅に着くとものすごい数の受験生がいる。息子を学校に送り出し、その後、カフェで受験が終わるのを待つ。

合格発表の時間まで、はっきり言って何も手に着かない。
昨日受けた学校はいわゆるチャレンジ校で、模試などで一度も80%をもらったことがない。50%が一回だけ。合格最低点に滑り込むことを目指してきた。
今日受けている学校は80%をもらったこともあるが、そもそも成績不安定なので毎回ではない。でも、過去問との相性がよく算数がよく取れてた。
私と息子の中では、昨日の学校か今日の学校、どちらかに行くことができればいいなと思って受験を進めていた。

今までのことを振り返りつつ、何も手に着かないなか、とりあえずKindleで雑誌をパラパラ見て過ごした。

発表の時間になる5分前くらいにトイレに行った。
帰ってくると、目の前の席の人がめっちゃ喜んでた。
「受かってた!!」とパパが叫び、ママは涙ぐんでいる。

マジか!乗り遅れた。
パソコンを開いて息子の結果を確認する。
「合格おめでとうございます」
のピンクの画面が開いた。
え!ほんと?!良かったーーーー。
でも、え!ほんと?!
となり、受験番号間違ってないかとか不安になり何度も確認する。

受かってた!ほんとに良かったー。
なんとなくにやにやしながら家族や会社などに簡単に連絡してカフェを出た。

この後、気持ちが落ち着かないので息子を迎えに行くまで近くを散歩してみた。
でも、寒すぎて再び別のカフェに避難した。
そして時間になったので受験会場に迎えに行く。

番号順に出てくる子供たちを待ちながら、どんな反応をするのか想像する。
試験時間は過ぎたのでので、結果はすでにラインに送った。

息子が出てきた。
「どうだった?」と聞く。
「スマホ見てみて」
と言いつつ、たぶん私の顔はほころんでいる。
「受かってたよ」
「ほんとに?嘘じゃない?」「ちゃんと見た?番号とか間違ってない?」
息子も結果が信じられないようで、何度も私に確認した。
校門の近くで喜びの写真を1枚撮ってみた。

塾の先生に電話する。
「合格しました」と伝えると、クラス担任の先生に代わってくれた。
先生に感謝を伝え、息子に代わる。先生と3分くらい話していた。
いま受けた学校の結果も連絡してね、と最後にコメントがあったらしい。
そっか、すっかり忘れてた。もう全部終わった気でいた。

ラーメンを食べて家に帰る。
なんだかずーっと夢心地。
家に帰ってすぐに入学一時金を支払いにいく。
その後、お祝いのケーキやシャンパンを買いに行った。

みんなでごはんを食べて、ケーキを食べてひとしきりしたら、もう1校の合格発表の時間になった。
みんなでパソコンの画面を見つめる。
おー!合格してる!
まぐれじゃなかった!(と本気で思った母。)
最後の最後に急角度で伸びたのかな。確かに1月の後半は自分から学校休みたいと言い出して一人で勉強してたもんね。(母は、給食食べに学校行ってくれ、と思ってた。)

ここ半年のいろーんな大変だったことが吹き飛んだ、ほんとにいい一日でした。












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