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Midjourney version 5.1について

Midjourneyを使っていたら、知らない間にversion 5.1が出ていたので、私の勉強がてら、version 5.0から何が変わったのかまとめてみたいと思います。
(以下versionはver.と表記します)

端的に言えば

ver.4のようにより簡単で、ver. 5.0のような高品質な画像が生成できるようになりました。


opinionatedモードとRAWモード

opinionatedモードとRAWモードが追加されました。

opinionatedモードがver. 5.1の標準で、RAWモードを指定しなければ自動的にそうなります。

opinionatedモードは、日本語にすると自分の意見を押し付ける(独断的)という意味ですが、ユーザーではなく"midjourneyが"独断的に画像の味付けを行ってくれるモードです。ver. 4.0と似ています。

一方、ver. 5.0からは単語ではなく文章で詳細を記述する方法を推奨されており、同じように文章で詳細を記述するモードがRAWモードとなります。

opinionatedモードとRAWモードの設定

設定には主に2つの方法があります。これまでこうしたマニュアル的な内容は書いてきませんでしたが、今回はver. 5.1の総括ということで紹介しておきます。

1./settingsコマンドでの変更
プロンプトに /settingsと入力すると、下のように設定項目が選べる画面が表示されます。

RAW モード

ここで緑になっている項目が選択されているもので、ver. 5.1とRAWモードが選ばれている状態です。

この画面で設定した項目は、再度同じように/settingsで変更しなおすか、プロンプトにて指定しない限りはデフォルトの状態となります。

下の画面のようにRAWモードを選ばないと、自動的にopinionatedモードとなります。

opinionated モード


2.プロンプト内で指定

opinionatedモードのときに、プロンプトに --style raw と記述すると、RAWモードでの画像生成となります。

逆に、RAWモードのときは、プロンプトでopinionatedモードにすることはできません。


それぞれのモードでの画像生成

今回プロンプトは簡単に "a ship on the sea" (海の上の船)にしました。


まずは最新のver. 5.1のopinionatedモードから。

a shop on the sea (V5.1 opinionated)

プロンプトでは画像の雰囲気は伝えていませんが、midjourneyが自動でいい感じ(?)にしてくれます。


次は、ver. 5.1のRAWモード。

a shop on the sea (V5.1 RAW mode)

ver. 5.1のRAWモードでは、絵に余計な味付けは少なめです。



次はver. 5.0

a shop on the sea (V5.0)

ver. 5.0はさっきのRAWモードと同じ様に、余計な雰囲気は少なめです。



最後にver. 4。

a shop on the sea (V4)

ver. 4では絵画調だったり、アーティスティックだったりと、絵が変わりました。このバージョンでは、まだ写実的な絵は得意としていなかったので、絵っぽい画像になるという面もありますが、ver. 5.1のopinionatedモードに近いです。


その他の変化点

公式がアナウンスしているver. 5.1のほかの変更点は以下の通りです。

  • 高い統一性

  • テキストプロンプトの精度向上

  • 意図しない画像の黒い帯や文字を減らす

  • 画像をよりシャープに


未検証ですが、高い統一性は生成される4枚の画像の統一性かなと思います。プロンプトの精度についても、まだ詳しくテストしてないので、どのくらい変わったのか試してみたいところです。

また何かわかれば更新したいと思います。


それでは、また。




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