ゴースト&レディ 5.6 13:00👻
四季作品の初日が当たる日が来るなんて‥
夢にも思っていませんでした。
大変ありがたいことに、C席をご用意していただいたので初日観劇してきました✨
キャストはこちら↓
デジタルキャスボを撮るのが苦手すぎて、3枚中2枚が黒くなっていたっ!!何故黒くなってしまうのだろうか。
ちなみに席からの眺めはこんな感じです!
安定でとても見やすかった!
そして近い!!オペラグラス使わなかった‥
それでは早速感想を書いていきます✏️
ストーリー
「物語」としてはかなり好きな方でした。
従軍看護婦として戦場へ赴く「フローレンス・ナイチンゲール」とロンドンにあるドルーリー・レーン劇場に現れるシアターゴースト「グレイ」という、決して交わることのないように感じる2人が心通わせていく様は、人間同士のものよりもより深く感じました。
さて、なぜ物語としてはと書いたのか。
それは、「1幕に話が進まない」からです。
1幕で展開されるストーリーは、
ナイチンゲールがグレイと出会う
→家族の反対を押し切って従軍看護婦になる
→クリミアに行き、活動をする
くらいなんです。
これを1時間20分かけて描いているので、なかなか話が進まない!!
1つひとつのシーンが間延びしているように感じ、そこが少し勿体無いなぁという気持ちがあります。
デオンが出てくると話が進む感覚があるので、
もう少し早めにデオンを登場させ、1回目のスーパーデオン様タイムを入れてくれたらよかったのかもしれません
※美南様のデオンが最高すぎたために願望が入っております
代わりに!
2幕は物語が進展してゆくし、話もかなり面白い!デオンが出てきますしね!!
(永遠にデオンの話ができそうなくらいデオンが最高なのです)
ずっと謎であったグレイの過去が描かれ、フローの絶望と命の危機、ジョン・ホール軍医長官との対峙など、盛りだくさんです。
音楽も後半に歌い上げ系が詰まっていたので、1幕のように間伸びは感じず、あっという間でした。
演出
全体を通して期待を裏切らない、素敵な演出だったと思います。ワイヤーで若干某世紀末が頭に浮かんでしまったのは内緒です。
今回は特に印象的だった演出について書いていこうと思います。
①影の演出
特にすごいと感じたのが
・ジョン・ホール軍医長官の影のみが大きく映し出され、その権力の大きさを影が表しているように感じるシーン
・グレイの過去を描いた影絵〜実写
まず1つ目については、1幕のワンシーン。
フローとジョン・ホールの他にも複数人舞台上にいるのですが、綺麗にジョン・ホールの影のみが大きく映し出されます。
説明されなくともこの人は偉い人なんだ、と分かる演出でとてもお気に入りです。
2つ目については、よくあそこまで上手く影を映し出せるなという感動と、スクリーンを破って出てくる若き日のグレイという演出の良さへの感動でかなりお気に入りシーンとなりました。
②光の演出
影に対して光。
この作品はそこの対比を描くのが上手いなと。
光りについて特に好きだったのは、やはりラストシーン。
私は上にも書いた通りC席だったので客席全体を見下ろせる位置にいたのですが、劇場を包み込む灯りに大感動してしまいました。
2幕が始まる直前くらいに、ん?なんか天井から装飾が吊られてる?って気がついたのですが、その時は後々光るなんて思っても見ませんでした。
ラストシーンで舞台上の明かりが灯り始めた時、
待ってこれさっきのやつが点り始めるのでは‥!?と大興奮しました。
その予感通り、優しい明るさで明かりが灯り客席からも声こそ聞こえないものの、うわぁぁという反応が伺えました。
照明の使い方が上手いからこそ、やはりワイヤーアクションの残念感は否めなかったかなと思っています。
緊張感あるシーンも、ヌルッとした動きで戦わざるをえないような雰囲気で、ちょっとこちらが拍子抜けしてしまう感じがあります。
地に足をつけて剣で戦っている時は、かなりの迫力でとても格好いいので、よりワイヤーの生ぬるさが目立ってしまっています。
滞空時間を短くするなど、
ワイヤーのダサさがでないような使い方にブラッシュアップされていくと嬉しいです‥
ちなみに好きだったところは
「私が死んでも誰かが同じ道を歩く」(ニュアンス)とフローが歌う場面。
短い歌詞ではありますが、私の心を鷲掴みにしました。
よく、世の中には自分の代わりなんていくらでもいる、という言葉を聞きますが、それがフローにとっては希望でもあるのかなと。
もちろん、自分でやり遂げたいという気持ちが1番ではありますが、それをもし成し遂げられなくても自分の後に続いてくれる人がいると分かっているんだろうなと感じ、なんだか心揺さぶられました。
キャスト
谷原フロー
ずっと生で観てみたかった谷原さん。
ついに観劇が叶いました。
圧倒的な歌声で客席を薙ぎ倒してくれるのでもうほんと大好きでした。
1幕の曲は歌い上げ系ではない&ソプラノ系が多く、歌で爆上がりする感じではなかったのですが、2幕でガンガンに歌い上げてくれてニコニコしてしまいました。
歌っていなくても、言葉を発していなくてもその佇まいから信念の強さが垣間見える素敵なフローで、フローというキャラクターごと大好きになりました!
萩原グレイ
こちらも初めましての萩原さん。
グレイがどのようなキャラクターであるのか知らなかったので、怖い感じなのかな‥とか思っていたのですが、ものすごくキュートで可愛いゴーストでした👻
思わず手を差し伸べたくなるような、真っ直ぐで愛らしいキャラクターで、グレイが出てくると思わずニコッとしてしまいました!!!
瀧山ジョンホール
ジョンホールはキャラクターとして結構な悪人だと思っているんですけど、瀧山さんが演じるジョンホールは声のよく脳の感じも相まって憎みきれない!!笑
活躍し続けるフローを邪魔だと思ってしまうところとか、困ったらゴーストに頼ってしまうところとか、自分だと何もできないジョンホール。
なかなか説得力がありました😂
終演後に公式が投稿していたカテコの写真、
めちゃくちゃ面白かったですwww
岡村デオン
なんかもう観劇後に友人と騒ぎまくったせいで、詳細は全て抜け落ちているのですが、ほんと最高でしたね!!!!
やっぱり美南さんの魅力は「声色の変え方が上手い」点だなぁと感じました。
美しい声を残しつつも女性らしさが消えて中性的な声色で…知らなければ美南さんであると気付くことのできないかもしれません。
あんな最高なキャラクターが出てくるなんて全く知らずに行ったので、不意打ちを喰らいました😂
軽率に好きになってしまう、魅力しかないデオンをありがとうございました!!!
以上で感想を終わります!!
薄くてごめんなさい!
次は8月に観劇予定なので楽しみにしてます👻
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