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新・これからの時代の「支出や通帳の管理法」+おまけ(後半)

今や銀行口座の普通預金金利は0.001%となっており、さらにATM利用料の負担を合算すると、実質は利息つかず逆にマイナスとなっている方はかなりの人数いらっしゃるのではないでしょうか?

さらに今まで存在していた銀行の支店営業所が閉鎖や移転したり、ATMがなくなっていたり、

その悪影響ででコンビニや別銀行のATMを利用料を払って使ったり、

または遠くの支店へ車や電車で行かなければならない状況に陥ってる方・・・、いらっしゃませんか? 

はい。私です。めっちゃ不便を感じてました(汗

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今回は、そんな状況を改善できる方法を見つけ私が実践していることと、そうなる背景や時代の流れについてお伝えしたいと思います。


最近感じるんですが、銀行通帳をWEB通帳やEco通帳へ切り替えませんか?という銀行のキャンペーン多くないですか?

実は今、銀行が本気で通帳レスに取り組んでいます!

理由はふたつありまして、ひとつは

「国内金融機関のマイナス金利による収益力の低下」


です。2019年3月期における全国銀行116行の業務純益は、過去20年間で最悪となったことです。※下表参照

銀行収益低下


そしてもうひとつは、

「通帳の存在」自体が銀行にとって大きなコストとなっているから

です。どんなコストかといいますと、通帳には1口座あたり年間200円の印紙税がかかっているですね。この事実はほとんど知られていないです。たかが年間200円と思うんですが、銀行業界全体での総額は年間約700億円にも達しており非常に大きな負担となってます。

紙の通帳をなくしてしまうと業界全体で約700億円も利益が増えることになり、さらに通帳にはデザイン料や著作権料、印刷料もかかっていますので、実態はもっと多くのコストがかかっていることになります。(印紙税法による中小金融機関については今回説明を省きます)

欧米では銀行口座を持つと、利用者は「維持管理手数料」を取られるのが一般的(下表はアメリカの月額例)

アメリカ口座手数料

持ってる通帳や放置している通帳も対象になるんで、数冊あるだけでけっこう高い手数料になりますね・・・(汗

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日本でも通帳のコストを銀行が負担するのではなく、利用者負担にする検討がすでに始まっていますので、近い将来に現実となる可能性は否めません。


通帳を有料にしたり、欧米のような「口座維持管理手数料」を設けたりと、このままいくと通帳を持つことで金利が低いうえに、さらに負担が増えるのは自然の流れとなりそうです。

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また銀行業界全体では収益力回復のため、各地にあった

支店営業所の統廃合による拠点縮小

専用ATMの撤去や配置換え

が行われており、みなさんの近くにもそのような現象は発生し不便を感じているのではないでしょうか・・・。


そのような背景の中で本当に通帳レスになってしまうと、高齢者を中心に通帳がないことに対する心理的な抵抗感や不安感は残ると思いますが、

〝キャッシュレス〟の次は〝通帳レス〟

という大きな流れは今後もっと加速していくように感じます。

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その背景には、スマホの普及、ネット環境の整備普及、セキュリティ技術の高度化もありますね。

ということで、日常にATM手数料や引出しに行く手間暇に不満を持たれている方は、この際に思い切って銀行口座を改善されてはいかがでしょうか!


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通帳レス化(ネット通帳)のメリット

①通帳の紛失を心配しなくてよい

②記帳や通帳繰り越しが不要

③紙通帳より優遇がある(振込手数料やATM引出手数料の無料化、金利が少し良い等)

デメリット

紙通帳と併用できない。


そこで、同じように不満を抱えていた私が改善している内容をざっくりお伝えします。

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とある銀行の口座を新たに開設してネット通帳を持ちました。そして

お金の出入りをすべてそのネット銀行を経由する仕組みに変えました!

今まで三〇U〇J銀行をメインにして紙通帳を持っていましたが、完全に移行が完了する来月からはおそらく使うことはなくなり、新ネット通帳に一本化となります。


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私がそのような仕組みに変える決断をした理由


①使えるATMが多いから。コンビニ、郵便局、イオン、駅にあるATMをすべて使えるため、比較的どこにでもあるので、あちこち探すことなく利便性が高い。


②ATMの時間外手数料が無料になるから。入金はいつでも無料です。私は引出しは月5回まで無料です。※諸条件をクリアすれば月7回、月15回が無料になる。


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③他行への振込手数料が月3回無料になるから。※諸条件をクリアすれば月5回、月15回が無料になる。


④スマホですべての履歴や操作、管理が行えるから。※給与等の自動入金や家賃等の自動支払いもスマホで設定可能。

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⑤これが最もメリットを感じたんですが、口座の中にさらに5つまでミニ口座を作れるので、お金の仕訳けや管理に活用できます!


いわゆる〝袋分け管理法〟ですね♬

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例えば、毎年支払う税金(自動車税や固定資産税、住民税等)や住宅ローンのボーナス払い分、お子さんの学校関連費(給食費や各種支払い)を封筒に分けるようにミニ口座へ小分けできるんで、ごっちゃにならないです。

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貯蓄用に目標設定も可能で、今どれだけ貯まっていて、あとどれだけ目標額に足らないか等の管理もできるんです。


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私は事業用口座としても口座を持っているので、プライベート用と銀行を変えて通帳を持っていたのですが、

この機能のおかげで通帳は1本化にでき、あれもこれもごちゃごちゃにならず、また銀行口座も別々にならないため非常にわかりやすくシンプルになりました。(財布の中もキャッシュカードが1つだけになった♬)

そしてこの銀行キャッシュカードはデビッドカード機能もあるので、買物等の支払いを銀行デビッドカードで支払うと、その瞬間に通帳からお金を払ったことになるため、財布にお金が不足しているからと

わざわざATMへ引出しに行かなくてもいいんです♪

クレジットカードを使いすぎて支出の管理に困っているという方も多いと思いますが、この方法だと解放されますね。

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こうすることで、

①無駄な銀行手数料の支払いがなくなった


②複数の銀行口座を持つ必要がなくなった(財布の中がスッキリ)


③5つのミニ口座を使い分けることで支払い(毎月、毎年)やちょっとしたお金のストックにおいて把握でき、出し入れの管理が可能になった


④わざわざ銀行やATMを探さなくてよくなった(時間の有効活用)


とメリット尽くしになりました~♬

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実はこの方法、昨日に相談依頼を受けてました大阪府・Yさんに詳しくお伝えしたところ、ご夫婦で実践されることになりました。

これからの家計やお金の管理についてご相談があるとの事で面談の予約をされ、その際にこの方法をお伝えしました。Yさんは小さいお子さんがいらっしゃってご夫婦ともに正社員で働いておられるため、クレジットカードの使い方、ゆとり時間がない中でのATM利用の利便性、さらにATM手数料出費の問題をクリアでき家計や通帳の管理を一元化できるとのことでたいへん喜んでいただけました !(^^)!


ちなみに私がこの方法に変える決断理由①~④は、大手都市銀を除いたネット通帳にも見受けられますが、⑤の〝口座の中に5つの口座を作れる〟のは2つの銀行しかありませんので、検討される場合はご注意ください。

この方法を検討したいと気になる方が多いようでしたら、複数いらっしゃればオンラインでスマホやタブレットをつないで4~5人くらいでご説明する機会を作ってもよいかなぁと思ってますのでご意見くださいね。


ちなみに下記日程にて、コロナ明け初の「お金と貯蓄のマネー講座」を開催するんですが、今回の口座管理テクニックについても深く言及していこうと思っています。

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<ご興味ある方へ>

いずれの日程も残席わずかです。参加希望の方は、完全予約制のため早めにご連絡ください。

①6/26(金)AM10時~12時(少し空きあり)

②7/7(火)AM10時~12時(残席わずか)

③7/15(水)AM10時~12時(残席わずか)

場所:豊中市石橋にあるカフェ(駐車場あり)

※通常20名のところを定員8名とし、換気やマスク、除菌の徹底でコロナ対策はバッチリ!

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特典:限定ランチプレート(自家製焼きたてパン食べ放題、ドリンクセット付)で参加費500円(お店のコロナ明けもがんばります企画♪)

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今回のテーマが、みなさんの今後より良い「家計の管理」「通帳のあり方」について参考になれば幸いです。

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長文を最後まで読んでくださりありがとうございました。

おわり



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