資産形成の鉄則とは?「初心者なら知っておくべき計算式」
コロナショック以降、私たちのとりまく金融環境は大きく変わりました。
身近な話でいいますと、金融機関の預金金利です。普通預金は変わらず0.001%ですが、定期預金が0.002%になりましたね・・・。※コロナショック前は0.01%でした。
このような状況から、「どうすればお金が増えるのか・・・」と思い悩むことになり、何とかしたいけど何をすればいいかわからないから前に進まなかったり、よくわからないまま投資商品へ手を伸ばしたり、このようになっている方が多いのではと感じています。
今回は、知っておくべき資産形成における大切な計算式をお伝えします!
はっきり言ってしまうと、もうこの式以外にはないです!
お金を殖やす・守る =(収入ー支出)+(資産×利回り)
1、「世帯収入を増やす」
この可能性を考えましょう。本業をがんばるのは大前提として「副業」の可能性も模索します。「できるわけがない」という固定概念に縛られず、少しでもいいので知恵を絞るんです。
まず副業している人はどんなことをしているのか、調べることから始めてみましょう。何かヒントがあるかも・・・。
まずは自分たちの可能性を広げることに目を向けましょう!夫婦共働き(ダブルインカム)も大きな負担にならない程度に考えてみましょう。
2、「支出を減らす」
私が講演で必ず伝えていることですが、「節約は木を見て森を見ずにならない」です。
ポイントは長く払う固定費から改善を図ります。住宅ローンを組んでいる方は交渉や借り換えを検討ください。昨今の変動金利は0.375%という驚異の金利を出している金融機関もあります。
そして保険料ですが、しっかりと家庭に合った保険や払い方になっているかをプロの診断を受けてください。ネットやCMに惑わされず、国の制度利用を考えて余計な保険や特約にお金をかけていないか確認して適正を判断してください。かけるお金は払い方で大きく変わります!
また通信費を最近見直していない方はチャレンジしましょう!特にスマホ代は注目されています。毎月の支出で考えるとインパクトが大きいので、費用対効果も含めて見直してください。
ちなみに私は先月に家族分を見直しましたが、そもそも以前より通信会社のベースとなる料金設定が見直されて低くなっているため、現行プランを縮小しないまま約4,000円(月額)も安くなりました。
3、運用利回りを上げる
最後は利回りです。資産運用は心配や怖いといった印象を持つ方は多いと思います。
しかし物価や税率が預金金利以上に上がっている状況では、
銀行預金は単に価値が下がり、目減りしていく一方です。この事実の方が怖い(リスク)と考えることができていますか?
昔のように、単純に預金していればお金が増えたという時代ではありません。
私たちの時代は、よりリスクを見極め、新しい考え方にチャレンジする時代です!
先進国の家計資産は、日本と比べてどのようになっているか知っていますか?
※金融庁作成の資料より
アメリカやイギリスの家計資産はしっかり殖やせているのに、なぜ日本はこんなに殖やせないのか・・・
みなさんは、なぜだと思いますか?
ではそれぞれの内訳を見てみましょう!
資産を殖やせている国と、殖やせていない日本との大きな違いに気づきましたか?
そうです!日本人は0.001%の金利しかつかない「現預金」が圧倒的に多いんですね(汗
これが「お金の教育」「金融リテラシー」を小学校や中学校から義務教育で行っている国と、そうでない日本との〝格差〟になっていることはまちがいないですね。
日本の金融リテラシーは58点(ノルウェーや南アフリカと同じ水準)
そして殖やせている国は家計資産のベースをどうしているのか?
「資産型の貯蓄保険」「年金商品」へ家計資産のベースを入れて確実に殖やせているんですね!
このような事実から言えることは、資産運用の初心者におすすめなのは、「金利の高い貯蓄保険」です。
ポイントは毎月継続可能な金額で積み立てすることです。可能な範囲でしっかりコツコツ続けることが大切です。
積み立て金額にもよりますが、目に見える効果が出るまで年単位の時間がかかりますが、中長期でみると「やってて良かった」と思えるはずです。
こういった確実に増える資産形成の土台を作った上で、株や投信といった投資行為に目を向けても十分遅くはありません。
金融リテラシーがないまま一足飛びに投資行為に及んでしまうことほど、お金を減らしてしまう危険性があるということ。
まとめますと「収入を増やす、支出を減らす、確実に増やす」ことを仕組化することは、上述を実行すればそれほど難しいことではありません。
未来の自分を豊かにするために、できることから少しずつ、確実に進めることができれば状況は良くなります。このニュースレターでは皆さんの新しい一歩を応援しています。
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