見出し画像

自分自身を大事にする選択肢を持っていますか?〜ヨーガ哲学と占いのよもやま話vol.6

私は、ヨガを10年ほど学び続けているのですが、
ヨガを続けてきてよかったと思うことは、書ききれないほど本当に沢山あって、
ヨガに出会わなければ、今私はどんな風に毎日を過ごしているんだろう、と想像すると怖くなるくらいなのですが、
ヨガをやっていて、よかったと思う事のうちのひとつに、

自分を本当の意味で大事にする、と言う選択肢を得た、ということがあります。

自分を大事にする、ってそんなの当たり前じゃない?
って感じる方もいらっしゃるでしょうし、
自分を大事にする、って自分を甘やかす事なんじゃないの?
って思う方もいらっしゃるかもしれません。

私が考える、自分を大事にする事、とは、

自分にとって必要な事を必要なタイミングで選択してしてあげる事

だと思うんです。

ただ、自分を甘やかすことでもなく、
ただ、自分に厳しくし続けるだけでもなく。

中には、自分にとって本当に必要な事を必要なタイミングで自然に選択出来る方もいらっしゃるかもしれませんね。
でも、ヨガを始める前の私には、
そういう選択肢がそもそもありませんでした。
自分には常に厳しく、周りには迷惑かけないように、いつもきちんとした人間でいなくては。
会う人会う人に、真面目だと言われる私ですが、ずっとこんな事を、大真面目に思い込んで生きてきました。
なので、自分を休めたり緩めたりする事が
どうしても自分を甘やかす事に思えて、全く出来なかった、というか、そういう選択肢が、私の中には全くありませんでした。

人には、頑張りが必要な時ももちろんあります。
自分の人生を左右するようなタイミングの時とか、
自分の健康を取り戻すために、生活習慣を立て直したり、運動を始めたりという時なんかには、頑張りが必要だったりします。
頑張る事で、自分の人生がより良くなる事がわかっている時には、頑張る事もとても必要ですよね。

でも、夜もあまり寝ていなくて、疲れ果ててヨレヨレの時に、自分に厳しくする事は
必要な選択か?と考えたとき、

多分違う、ってみんな感じると思います。
もし、自分にとってすごく大事な人がそんな状態なら、
少し休みなよ、って誰もが言うはずです。

だけど、それが
自分自身の状態だったら?
自分自身がそんな風に、
ヨレヨレの疲れ切った状態である事を、
自分自身で感じ取る事って、実はすごく難しいことだったりします。
生まれた時から、周りに
頑張ることが美徳、とか
完璧であるから周りに認められるんだ、とか
そんな価値観を刷り込まれて育ったら、
自分が疲れ切ってても、それを感じ取ることよりも、
もっと頑張らなきゃ、とか
もっと完璧にしなきゃ、とか
思っちゃうんですね。

そんな風にして、
自分をもっともっと頑張らせること一択で、
毎日を過ごしていくと、

自分を大事にすることの選択肢すら、
無くなってしまうんです。

自分をどんな風に大事にすればいいか、
それすらわからなくなっちゃうんですね。

自分を大事にすること。
なぜそもそもそれが必要なのかを、
あえて説明するとしたら、
私達の本質は、わかりやすい言葉で言えば、
魂とか、
ヨーガ哲学で説明するなら、
アートマン、プルシャとか、言われます。
どんな言葉で説明されるかは、そんなに重要ではなくて、
その、魂的なものは、そもそも完璧な存在で、この世界で体験したい事があって、
私達のこの身体に宿っています。

また私達のこの身体は、完璧な存在である魂の
乗り物なんですね。
つまり、魂の道具なんです。

道具は、使うためにありますが、
使ったら、手入れをしてあげることもとても大事ですよね。
私達の身体も、適切に使うことが大事だし、
使ったら、適切にメンテナンスしてあげることも、とても大事なんです。

それと同じように、
自分自身の身体だけでなくて、
自分と周りの人達との関わりなんかも、
私達がこの世界でより良く生きていくためのツール、つまり道具なので、
自分の身体と同じように、お手入れしてあげることが大事なんです。

自分自身を、大切に扱う選択をすることとは、
自分自身の身体や、自分と周りの人達との関わりなどの、自分の人生をより良く生きるための道具、ツールをお手入れしてあげることなんだと、私は思っています。

自分自身を大切に扱う選択をするために、大事なことは、
自分の今の状態に気づいている事、だとと私は思います。
それがわかっていないと、今の自分にとってベストな選択をすることができないですよね。
例えば、日々食べている食事。
あまり考えないで食べた食事が、今の自分の状態に合ってないと、
胃もたれしたり、体が重くなったりしますよね。
何を食べたらベストなのかは、今の自分の状態に気づいていないとわからないから、
今の自分の身体の感覚や、心の状態に、繊細に意識を向けることが、とても大事だと私は考えています。

私が長く続けているヨーガの中には、アーサナ、いわゆるポーズの練習をするハタヨガというものがあるのですが、
アーサナをとっている時、毎日やり慣れたアーサナをとっていたとしても、
まるで初めてそのアーサナを取るように、丁寧に自分の身体と向き合うことが大事だと言われます。
今日の自分はどうかな?
今私の身体は、どんな事を感じているのだろう?
そんな風に、自分の内側の感覚に意識を向ける練習をマットの上で、日々行います。
それは、
今の自分の状態に常に気づいている、という練習なんですね。
そして、アーサナをとっている瞬間瞬間にも、自分の状態に気づいて、その瞬間に必要な事を選択して、自分にしてあげる。

ヨーガをしていない人にとっても、
日常生活の中で、いろんな事を通じて、
こんな練習をしていくことで、
自分を大事にするための選択をしていく事ができるようになると思います。


地味だし、口で言ったら簡単なようで、すごく難しい事だと思うんですが、
一番近くにいる自分自身の状態に気づけずに無自覚に振り回される事で苦しみは生まれるので、
幸せに生きるために、必要なスキルだと私は思っています。

星読みは、本来の自分の持っている素質を教えてくれる、とても素晴らしいツールですし、
タロットは、その瞬間の自分の状態を、わかりやすい形で切り取って教えてくれます。
悩んだ時、苦しい時、自分が見えなくなったり、
自分が本当はどんな感情を感じているのか、わからなくなくなったりすることってありますよね。
そんな時、星読みやタロットは、
あなたが今感じている感情って、こんな感じじゃないかな?
あなたはもともと、こういう事が得意で、こういう事に心がときめくよね?
というように、今感じている感情をわかりやすい言葉で形にしてくれたり、
本来の自分を改めて気づかせてくれたりします。

その気づきから、自分自身を大事にする選択を見つけられると思うのです。

そんな風に、星読みやタロットを、
結果に縋るのではなく、うまく使ってみてほしいな、と思います。

次回はもう少し、星読みやタロットの事を掘り下げて書いてみようかな、と考えています🥰

よければまた、お付き合いくださいね❣️
今日もお読みくださいまして、ありがとうございました。

Noriko_dipa


この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?