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『文豪ストレイドッグス』天人五衰編の区切りを迎えて(前編?)

※注意※

 この記事はアニメ『文豪ストレイドッグス』第61話他スピンオフ作品等のネタバレがございます

 また今回は、前回取りこぼした分の感想に加えて考察と呼ぶのも甚だしい妄想垂れ流し回となっております。史実関連のネタに触れることもあります。

 以上の事で「あ、これはマズそうだな」と感じた方は速やかにブラウザバックの程ご協力お願いします。

はじめに

 『文スト』関連ではかなりお久しぶりになります。もう最終回から1月が経とうとしているのか……。時の流れって残酷ですね。それにしても61話は凄かった。あの30分でここまでまとめるだけではなくて、次のステップへの種を蒔くとは恐れ入りました。アニメ7年、原作に至っては10年の月日の重みはやはり素晴らしい。今回であの区切る所があるのかという五衰編に区切りがついたわけですし、ここらで頭の中を1度整理して次の時(単行本25巻発売?)に向けて知識を蓄えておきたいなぁと。要するに、今回は超・個人的備忘録改め数年後には確実に黒歴史になっているであろう記事となります!


その① ドス君はどうなる⁈

 結論から言おう。これ絶対に生きてるでしょ。私が多忙な間に色々と考察は出きっているし今更検証する間でもないかな……。てか怪我した左腕(袖の感じから手だけの可能性もあるかも)だけでの死亡確認は一周回って復活フラグでは? 今までの反省を切り離してパワーアップして新登場! みたいな。腕はそのままでもいいし、この世界は異能云々で義手技術もかなり発展してるだろうから(ex.猟犬)そういうので補ってるかも。でもゴーゴリの反応的にも助けてはいないだろうしどうやってこの窮地を脱出するんだ? という疑問もなくはない。

 やっぱり変化球としてシグマ君に託してるのかな。情報量のオーバーフローからの出血死とかしてなければいいけど。でもシグマ君のバックボーンを考えると彼の本当の出番はここからかもしれない。てか誰がどういう目的で作ったの? 実験? 白紙の文学書自体ヨコハマに封印されてるとしかいきさつが無いもんだから何とも言えないんだよなぁ。

 あとドス君絡みでもう1つ。結局七號機関は何だったんだろう。これは今後深掘りされるやつなのかどうかの塩梅が分かんない。もし安吾さんの考えが正しかったらそことドス君がグルになるから今後話は動かしやすそうなんだけど。そういえばちょっと前にもしかして七號機関には史実においてドストエフスキー先生の作品に影響を受けた方がいらっしゃるのでは? と思って近代文学史の本を開いてみたところ、ドストエフスキー先生の名前が6、7回ほど登場し、その中でも確実に「影響を受けた」と書かれていた方、作品は片手でギリギリ数えられる程にいらっしゃり、いくら何でも多すぎて絞り切れないと匙を投げたことがありました。複雑だけれども確かに納得できる思想は人々を魅了してやまなかったんだなぁと、ドストエフスキー先生の偉大さを思い知らされました。

 話を戻して、ムルソー関連で最後に2つ。ドス君は完全に信頼しかできないからこそ、太宰さんの手札を読み取るときに、不透明な策を排除していたから今回の結果になったのかな? と今さっき61話を見直したときにふと考えた。いつか言ってた「人間は罪深く愚かだ、だからいいんじゃないか」が太宰さんの人間観として的確だなあと改めて思った。

 あともう1つ。ゴーゴリについて。子供のように手を抱くかわいらしさと理性をビンビンに感じる小説の1節のようなセリフ回しに狂わされる。このシリアスなトーンを含めて子安さんが演じて下さって良かったなぁと思った。これは五衰全員に言える事なんだけど、今後どういう立ち回りになるんだろう? 今までの組織とは違って再結成なしの完全解散になりそうだし他のメンバーはアニメ時点である程度の方針っぽいのは見通せるけど彼に関してはかなーり不透明。私の読解力が足りないだけかもしれないけど。読めないという点では今後が1番気になるお方。でも友がいなくなったことが何かしらの影響を及ぼすのは確かかもしれない。

その② どうなる世界大戦

 この世界におけるキーポイントの1つと言っても過言ではない世界大戦。そのヴェールの中身が露わになる前に新たな世界大戦の予告が⁈ 14・5年の間は短いように思うけど実際はどうなんだろ? WWⅠの終結が1919年、WWⅡの勃発を1939年とすると……おやぴったり20年。もうそろそろ始まりそうということは国家間は水面下で色々動いてるのかな? 情報が無さ過ぎて読めない。

 世界大戦の表記で少し気になったのは第〇次という言い方をしないことかな? となると『文スト』世界ではまだ世界大戦は1度しか起きていない可能性が非常に高いのですが。これ絶対人類滅びるでしょ。因みに史実におけるWWⅠの総被害者は約88万人。これがWWⅡになると3000万~8000万人になるそうです。これは地獄確定なのでは? ほぼ現代水準並みの技術レベルに加えて55minutesで出てきたような異能兵器がポンポン出てきて2億1千万か~。むしろこれで人類滅亡してないのが凄くない?

 確かWWⅡの原因は世界恐慌からのブロック経済だったけど、『文スト』世界の要因はここから大きく変わりそうだな~と思ったけど硬貨爆弾による貨幣価値の暴落がこれの示唆だったりするのかな? 1番それっぽいのは裏頁を使わなかったことによって大指令の所有権に関するイザコザがこじれて……とかかと思ったけど。国際テロ組織と軍直属部隊の登場もあって五衰編で世界への視野の広がりの足掛かりはできてるかもしれないし、ここから一気に色々と見えてくるから深く考えるのはもうしばらく後の方がいいかな。

 ……もう少し真面目な話をしよう。作家と戦争って関連性が無いように見えてゴリッゴリにあるんですよね。確か第二次の方では作家集めて戦争関係の記事書かせてたとかなんとか。報道員として現地に行くケースもあったっぽい? 如何せん詳細なお話を知ったのが受験期に読んだ現代文の問題テクストだったからなぁ。元の本どこかに売ってたりしないかなぁ~。戦争は近代と切っては切れない関係だからどのように書かれるのか、不謹慎なのは百も承知で気になってしまう。

 あ……色々垂れ流し過ぎてまだ書きたいことの半分しかかけてないのにそれなりの文字数になってしまった。時間があれば後編出すかもしれないです。

11/8 追記

後編書きました!

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