鈴木おさむさん著書『仕事の辞め方』から考える幸福感と自分で決めるという事 #23
鈴木おさむさんの著書「仕事の辞め方」人気ですね~。
私的には、「幸せは自分に選択肢があること」と表現していますが、鈴木おさむさんの仕事を辞めるとの決意は、自分の裁量を増やすためなのかなあと感じました。
最近読んでいる「絶望と苦悩の職場からのブレイクスルー」という心理学の側面から考える職場の中での生存戦略の本がとても面白いのですが、心理学の側面で幸福感と自分で決める事について考えてみました。
心理学について記載した内容については、引用した論文がありますので、文末でご紹介します。
幸福感とは?
心理学では、個人が感じる幸福感(主観的幸福感)とは、生活・人生に関する人の感情的・認知的評価のことです。
その評価には、人生の満足度だけではなく、出来事に対する感情的評価も含まれます。
少しわかりやすく表現すると、仕事のステイタスや結婚していることなどの人生が充実しているという感覚と、朝日や夕陽を見て、素晴らしいなあと思う感覚などが合わさり、幸福感を感じるようです。
長期的なものと短期的なものがある感じです。
また、幸福感が下がるとは、自分がイメージする幸福と現実にギャップがある場合などとなります。
幸福感と自分で決めるという事の相関性
幸福感を得るためには、良い意思決定を重ねることが重要となります。
では、良い意思決定とは、どのようなことかというと、論文では、次の5つの基準を挙げていました。
効用最大化(例:数ある製品の中で、一番機能など効用がいいものを選択する)
満足化(例:数ある製品の中で、ある一定の基準で自分がいいと思えるものを選択する)
リスク最小化(例:損をする確率と、損した場合の大きさから一番リスク回避できるものを選択する)
後悔最小化(例:後でやっておけばよかった!とならないように選択する)
多重制約充足(上記4つのうち複数を満たすような選択をする)
要は、いろいろな制約があることを受け入れつつ、その制約の中で、自ら選択していくことが良い意思決定となります。
ここで、いろいろな制約を受け入れる段階で、制約を少なくすることの一つとして、鈴木おさむさんは、仕事を辞めるという選択をしたのだと思います。
幸福感を得るためには、良い意思決定をする必要があり、良い意思決定をするためには、制約を少なくする必要があるという事です。
重要なことは、制約を少なくすることで、例えば、私のようなサラリーマンとしては、フレックス制や年休の取得を含めて、自分の裁量を増やすことが重要になるのかなあと思います。
心理学は、今まで学んできていませんでしたが、幸福感と自分で決めるという事を説明する時に、使えるなあーと感じました。
どこかで、しっかり勉強したいと思い始めました!
また、言語化すると何となくですが、自分の頭の中で整理ができてきたと感じます。(私だけかもしれませんが・・(^^♪)
学ぶことそれをアウトプットしていくことこれからも続けていこうと思います。
参考論文:
https://www.jstage.jst.go.jp/article/sjpr/55/1/55_114/_pdf/-char/ja
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