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女友達

 私は、彼女に出会った日のことをはっきり覚えています。

当時私は20歳。専業主婦をしていました。

夫は日本料理の板前でしたので、帰宅は深夜。
私は、お小遣い稼ぎに午後から駅前の喫茶店でアルバイトをしていました。

ある日、赤ぶちの眼鏡をかけたスレンダーで素顔の綺麗な若い女性が入店。
書棚から、新聞を手に取り入り口横の席に座りました。

若いのに、雑誌じゃなくて新聞なんだ。。。😮
それがとっても不思議で印象的でした。
そして注文のホットコーヒーをテーブルヘ。
その時の受け答えがとっても素敵だったのです。

勿論笑顔で、可愛くて、人柄が良さそうで
一緒にバイトをしていた学生君も、あのこ感じいいね。と言うほど。

その日から、しばらく経ったある日。
私は、知り合いのお宅での集会に参加していました。

そこに、その彼女が現れたのです😲
ほっんとにびっくりしました。

あーーーーーーーーあの時のーーーーーーーーーー😃

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それからひとつ年下の彼女と、姉妹のような関係が始まりました。

性格が真反対なので、彼女の物事の捉え方にイライラすることも多々ありました。自己否定が強く、私なんか。。。どうせ。。。という言葉を
何度も言う彼女に、胸倉を掴んで「そんなことない!!!」と
激怒したこともあります。

落ち込んで、自分で墓穴を掘って、その穴に自分で入って埋まっていく。
若いころは、そんな彼女を無理やり引っ張り上げたりしていました。

ひどい言葉も散々浴びせました。
なんでそうなん❓もっとこうしないと。ああしないと。

今から思えば、ほんと嫌なやつ。。。😱
そんな私を彼女はいつも許してくれていました。

出会いから数年後彼女も結婚をし、新居も同じ町内。
家族ぐるみのお付き合いが始まりました。
彼女はあれよあれよという間に4人の子供の
逞しいお母さんになって行きました。

しかしどこで歯車が狂ったのか、彼女は離婚。。。
私も、その数年前に夫が他界。。。

私たちは、奇しくもシングルマザーになってしまいました。

私の真似なんかしなくていいのに。。。と冗談を言ったのを覚えてします。

当時、彼女はパート勤めをしていたのですが、それでは4人の子供を
育てるには大変すぎます。
自宅からほど近い私の勤める会社の求人に応募することになり
採用が決まりました。

そしてなんと、私と同じ課に配属😲

どこまでご縁が深いのだろう。。。

職場が同じで家族より長い時間一緒に過ごすことになり
ギクシャクすることも増えます。
なんせ正反対の性格ですから。

私は、家族のために仕事をしっかりやらないと。というタイプ。
彼女は、家族のために早く帰って食事を作ってやらないと。というタイプ。

仕事のことで、助言をしても逆切れ。

「○○ちゃんには解らないのよ。」これが彼女の口癖でした。

私は、「同じ経験をするまでは解らないなら、一生解ることができないじゃない。ていうか、解る必要ある❓解ったからってどうなるの❓その問題解決する❓」なんて。。。本気で思っていました。😱

前置きが長くてごめんなさい。

ここでやっと登場。

私がHappy Life Cafeに入ったきっかけのひとつが

「幸せ基準」「正しさより優しさ」

改めてこの動画を見ていると、愚かだった自分を思い出し
泣けてきます。

彼女だけでなく、私は独りよがりの「正しさ」を多くの人に
押し付けていました。

夫、子供たち、姉、兄、同僚、友人たち。。。
か、書ききれない。。。。。。😱

ほっんとにごめんなさい🙏🏻

思い返せばより正しいものを追い求める人生でした。
それは、「教え」であったり「理論」であったり
あれじゃないこれじゃないとジャッジして
「正しさのジプシー」を何十年もしてきました。

あの頃の私はいつも怒りを抱いていたように思います。


Happy Life Cafeに入る前に、奇跡の7日間の動画を
実践してみるのですが、最初に行うのが「断捨離」

私が、数か月かけて行ったのは、「書籍の断捨離」でした。

400冊超の「正しさ」の集大成。

これに手を付けるのは実に苦しいものがありました。
が。。。意を決して棚に並ぶ本を手にしたとたん、何かのスイッチが入り
何の感情も湧きません。1冊3000円前後の書籍を無表情で
書棚から取り出し続けました。

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私が後生大事に抱きしめていた「正しさ」の塊を
廃品回収のおじさんが、ポイポイトラックにほうり投げていきます。

私にとっての正しさは、他人にとってはこの程度のものだったんだ。。。

笑える。。。

チーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーン♪

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私の頭の中の「正しさ」を積んだトラックを見送り
身体も心も軽くなったように感じました。

 さて、女友達の話に戻ります。

先日、あるセミナーで素質論を少し学んだのですが
私と彼女は、同じ要素がひとつもありませんでした。

へ❓全く無い❓なんで❓うそでしょ❓

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その時に気付きが起こりました。

私たちは、ずーーーーっとお互いに無いものを補い合いながら過ごして来たんだ。彼女は、私に私の足りない部分を見せてバランスを取ろうとしてくれていたんだ。私たち。。。ひとつだったんだ。。。

もう。。。私。。。感動。。。

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翌日、職場で彼女に言いました。

私、もう一生あなたのことを否定したりしないから😭

これに気付くまで37年もかかってしまいました。

それからというもの彼女の一言一言がありがたくて。。。

彼女も、私がずーっと彼女のフォローをしていたのだと
あの時もこの時もと語ってくれました😭

会社じゃなかったら、号泣していたな。。。


日々、多くの仲間が気付きキラキラ変わって行く場所は👇

凝り固まった執着を手放すことができるのは👇

最後までお読みいただきありがとうございました🙏🏻😊

今日も明日も あなたとあなたの大切な人が幸せでありますように。。。💕

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