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まさか

まさか。
私を愛してくれているなんて、思いもよらなかった。

最初に見かけたときには目を疑った。なにが起こってるのかわからない。でも、好きだというその言葉に有頂天になった。

私との甘い思い出と愛してる気持をいう言葉が目に止まるたびに、だんだん、あの人は本当に私のことを好きでいてくれたんだと思いはじめた。

私は、片割れを大好きな気持をしぼりだすようにして告白したあの時のきもちが、彼に届いて2人をようやくむすびつけてくれたのかと思った。

片割れが好きで、文字通り大好きだったから。
軽い身のこなし、冗談、さとすような言い方、ちょっと寂しそうな雰囲気、努力家で甘えん坊。全部が好きだったから。どんなふうに生きてる人かというところが好きなのです。

だけど、同時にまるで反対の言葉もSNS上に上がってくる。私を否定する言葉、嫌ってる、怒ってる感情、他に好きな人の影、それらが目にとまるたびに、やっぱりだと思い直す。私の性的なトラウマもあった。

やっぱり、片割れとやり直せるなんて私の気のせいだったんだ。そんな夢みたいな希望をもつのやめないと。忘れたほうがいいよって言ってるんだきっと。と心が閉じていく。そして勇気はどんどん急降下する。

それをずっとずっと何回も何年も繰り返してきた。

ごめんなさい。申し訳ない気持でいっぱいになる。

この心の中のことをだれにもはなせずにすっと抱えていた。

私の中での課題が残っていて会えなかったんだと思う。

でも私は彼の愛のおかげで、たくさんの存在のおちからで、自分の恐れを乗り越えることができた。

私は片割れを愛してる。心底愛したい。心底彼を幸せにしたいと思ってる。



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