伝え方の難しさ
1年前、生まれつきの障害があって車いすユーザーの伊是名夏子さんがJRの乗車拒否にあったとネットで公表したところ炎上した。
車いすではJRに乗車するのさえ困難だということを言いたかったんだと思うが、世の中にうまく伝わらなかったようだ。
多くの人が不満や要望をネット上に書く。
「何で◯◯なの?」
「◯◯だといいのに」
「◯◯してほしい」
炎上する案件とそうでない案件は何が違うのか?
私が不満や要望を書く理由は主に次の2つ。
自分の中にあるモヤモヤを言語化してクリアにしておきたい。
→ストレスを溜め込まず、適度な発散にもなる。
こういうことを考えている人がいるということを知ってほしい。
→自分が経験できることは限られているし、想像するのも限界がある。逆の立場で他の人が書いた体験が勉強になっているので、お返しに少しでもシェアしたいという気持ち。
まあ、凡人の私が書いたものなどほんの一握りの人しか読まないだろうから、大した影響はないだろう。
ちょっとした有名人など影響力のある人が書くと、書き方次第で叩かれてしまうのかなあ。
では、炎上しないための書き方はあるのか?
炎上するのを避けるために書くのをやめた方がいいのか?
どちらも正解はないと思う。
同じ書き方でも、書いた人によって捉えられ方が変わると思うし(人格を否定するのは良くないことだが)、精神的に追い込まれてしまうくらいなら一旦書くのをやめてみるのはありだ。
でも、誰かが書かないと知られることのない貴重な情報が埋もれてしまうのは、より良い社会を目指すにはもったいないことなのではないか?
叩くのは簡単。
正義を振りかざすのも簡単。
でも、広く理解してもらうには、いわゆる「根回し」がいる?
「根回し」は否定的な言葉に取られることもあるが、上手に使うと物事がスムーズにいくようだ。
ではこの上手な「根回し」の仕方を社会に出る前に教えてもらう機会はあるのか?
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