原神を面白くないと思った理由を吐き出す

先に断っておくが、僕の原神プレイ時間はリリース当初の6時間程度で、その間に面白いと感じることが出来なかったのでそれ以後一分たりとも触っていない。
これから書いていくことは、この6時間のうちに「これはグラが良いだけの微妙ゲー」と評価を下した原因であり、それは現在では解消されているのかもしれない。いないかもしれない。
そしてたった6時間のプレイではストーリーや育成に言及出来るほどではないので、根本的なゲーム面についてしか語ることは出来ない。
そしてこの記事の性質上、原神を面白いと思っている人にとって気分の良いものではない。 
読むのであればそれを念頭に置いて欲しい。


まずは良い点


グラが良い。以上。
とするのは流石にフェアではないので、どこがどう良いのか(既に語り尽くされているが)書いていくことにする。
僕を含めて多数の人が「可愛い・カッコいい」と感じるイラストを、ハイクオリティのアニメ調3Dグラフィックで表現し、魅力的なキャラクターを作り出している。
背景や属性エフェクトのグラフィックもよく、戦闘中でも高品質のキャラクターモデルを違和感なく存在させる。
グラフィックの良さに重きを置く人であれば、これだけでかなりの評価点になりえる。
ただ、正直言って他のゲームと比べるとここだけしか目立って良い点としてあげることが出来ないのも事実だし、これは時と共に他のゲームのグラフィックが綺麗になるほど相対的に下がる項目です。

平凡な戦闘システム平均以下な戦闘体験


原神の戦闘は、元素爆発という「敵に属性異常を付与し、さらに違う属性を付与すると大ダメージを与える」システムを駆使して戦っていくことになる訳ですが……仁王でもANTHEMでもAvengersでも見たな、これ。
原神だけのオリジナリティのある戦闘システムではないので、目新しさはありませんでした。システムとしては良いシステムではあります。
さらに原神の戦闘において爽快感を感じる事が難しい。
理由は幾つかあります。
戦闘エフェクトは派手だがSEもコントローラーの振動も軽く、手触りが悪い。
キャラクター一人ひとりのアクションの幅が少なく、基本的には遠距離キャラは近距離攻撃が出来ず、近距離キャラは遠距離攻撃が出来ない。
通常攻撃コンボ(長押しで性能変化)・強攻撃コンボ・属性技一つ・必殺技一つ・ステップ回避(長押しでダッシュ)・ジャンプ。戦闘で使うのは殆どこれだけだ。環境利用する事もあるが、基本的にはキャラクターチェンジして元素爆発が出来るようになる。ディレイによる攻撃モーションの派生やパリィ、カウンターやテイクダウンなども基本行動としては存在しない。
例えばAvengersのキャプテンアメリカだと、通常攻撃コンボ(長押しで性能変化コンボ)・強攻撃コンボ(長押しで性能変化コンボ)・遠距離攻撃コンボ(派生あり)・遠距離強攻撃コンボ・回避・回避攻撃・2段ジャンプ・壁走り・ダッシュ・テイクダウン・ガード・パリィ・攻撃スキル・支援スキル・必殺技と多彩。装備を整える事で原神における元素爆発を一人で行うことが出来る。アクションの幅は原神のキャラ少なくとも3体か4体分に相当する(Avengersのアクションは結構良い部類だということを付言しておきます)。
原神の戦闘でカメラワークが変わるのも、必殺技を使う時にキャラクターの周りをぐるりと一周するカットイン時だけ。
その為戦闘そのものがのっぺりした、プレイヤー感情の起伏に乏しいものになっている。
これがアクションRPGとするとアクション部分が弱過ぎる。ただ、アクションゲームが苦手な人でも取っ付きやすいという面があるかもしれない(が、僕は好きになれなかった)。

オープンワールドとキャラ性能


現在の原神ではない。リリース直後の原神の話です。そこを再度伝えておきます。
リリース直後の原神のフィールドは別段広くはないです。現在は恐らく4倍程になりロケーションも増えていることでしょう。
そんな、別段広くは無いフィールドを足の遅いプレイヤーキャラでちんたら移動するから広く感じていただけです。
ダッシュはスタミナ制で持続は10秒程度、さほど速くもない。馬のような乗り物も無い。
基本、原神の移動には苦痛が伴います。遅いので。せめて戦闘以外のダッシュでのスタミナ消費が少なければ良かったのですが。
また、壁を登るクライム操作がありますが、正直無駄だったなという感想です。
ゼルダの伝説BotWのように「傾斜の緩いところで休憩してスタミナを回復しながら登ろう」やアサシンクリードのように「敵に見つかったので崖に避難してやりすごそう」と言った遊びが無いからです。
ゲームとしてちょっと高い壁を乗り越えるくらいの使い道しかなく、それなら梯子や階段が形を変えただけです。
また、フィールドには鉱石が点在し、破壊すれば素材が手に入ります。
しかし対応した属性でしか破壊できない鉱石もあり、その属性をもったキャラがパーティにいない場合、編成し直さなければなりません。正直かったるいですね。

まとめ


この様に、ゲームプレイに於いて常に付きまとう戦闘とフィールド移動、この二つに面白さを感じることが出来なかったので、僕は原神をつまらないと結論付けました。
ただ、これは決して原神がクソゲーという事にはなりません。僕には全く合わなかったというだけです。まぁ神ゲーでもありませんが。
そんなゲームがCMで「新世代オープンワールド」とか言ってたのはビッグマウスだろうとしか。
また、ミホヨのゲームにありがちなのですが、歩きモーションが壊滅的です。薄くスキップするような、ミュールサンダルの履き過ぎでおかしくなった歩き方のような、そんなモーションなのです。
たくさん目にするモーションが合わなくてやらなかったゲームは、初代ゴッドイーター以来です。
原神を面白いと思う人は、僕の言葉なんかに惑わされずにプレイしたら良いと思います。

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