FGOの身辺整理が進んだイド

そう、Fate とは別れの物語。出会いがあれば必ず別れがある。
それぞれの人生の交差点で、かけがえの無い想いを残すもの。
FGOは第一部、1.5部の終わりにそれぞれ大きな別れがある。
トラオムでもそうだった。
アヴェンジャークラスは「復讐者」という性質上、過去を見ている。過去あった出来事を存在の起点にしたアヴェンジャーは、カルデアのマスターが目指す未来へは行けないという。カルデアのマスターが抱いた炎を代わりに担い、背中を押して姿を消した。
これまでと違い挨拶もできなかった急な別れではない。
我らの役目は終わったのだ、と。自発的に彼らはマスターの元を去った。
巌窟王やジャンヌオルタを迎えているマスターには、彼らからの最後の言葉をマイルームで聴くことができる。
長い付き合いになったものだ。そう思うのもお互い様というものだろう。
彼らは彼らの役目を全うし、マスターはこれから未来への足を止めない。
これは両者の在り方故に、仕方のない、必然の別れだった。
そもそもFGOは常々「未来を決めるのは今を生きる人間の責任」と言い続けてきた。
サーヴァントとマスターはいずれ必ず別れる時がくる。
それが今回、アヴェンジャークラスが一足先にあっただけの事だろう。
皆が前を見て進めというはずだ。
だが、一抹の寂しさを覚えるくらいは許して欲しいと思う。

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