2024好きなアルバム
2024年にリリースされたアルバムの中で好きなものについてまとめていく。シングルとかもやりたいが膨大な量になってしまうから断念した。相変わらず、好きなものは変わらないのでいつも通りのアーティストになっている。
順番は適当というか、書きやすくて思い立った順なのであまり気にしないでいただきたい。
((ika)) /Tempalay
自分の中で今年を象徴するアルバムはどれと言われたらもちろんこのアルバムである。異化という意味から取られたであろうこのタイトル。テーマは最初と最後にあるインスト曲である、「色即是空・空即是色」。Tempalayが好きな人は仏教に対してどんどん詳しくなっているのではないかと勝手に思う。既出シングルの存在感を消すほどのボリュームになっていてなおかつ既出シングルも使ったストーリー性を感じられるこのアルバムはとても秀逸である。
<ベストソング>
「愛憎しい」
このアルバムのメインであり、Tempalayの10周年を総括するのにふさわしい曲である。武道館で演奏したときの出来事も相まって、この曲に思い入れが強い人はとても多いことだろう。
Unspoiled/Kroi
かっこいい。ただかっこいい。Kroiの現在の位置を示すような名刺代わりのアルバムになっている。演奏力の高さ、激しい曲からチルめの曲までの緩急がこのアルバムには詰まっている。ライブだとより化ける曲ばかりであるからこれがKroiちゃんの面白さであると思う。
<ベストソング>
「 Hyper」
いい曲多すぎて選べないと思って、シンプルに一番かっこいい曲を選びました。Kroiちゃんらしい強いサウンドと捲し立てるような玲央さんのラップがこれこそKroiという感じがする。ただかっこいい。
ザ・ビュッフェ/MONO NO AWARE
Baの竹田さんが戻ってきて初めてのアルバム。
MONO NO AWAREらしい、柔らかい雰囲気がありながら、面白い曲が多い。「イニョン」は奇奇怪怪でも取り上げられていた内容である。映画「パストライブス」のテーマである「縁」を題材にしたり、「野菜もどうぞ」は堀江貴文の言葉から来ているなど裏側を知っていると面白いことが多々ある。玉置周啓の詩とサウンドが融合するのがとても心地いい。
<ベストソング>
「アングル」
周啓さんの詩が良すぎる。落ち着いたサウンドでもかっこいいのがMONO NO AWAREの良さである。それが際立っているのがこの曲であると思う。そもそも最初から最後までこのアルバムはストーリーができているのがとても素晴らしい。
Dos Atomos/Dos Monos
まじでれつご。奇奇怪怪で言っていたから、入れたわけではない。シンプルに良すぎるアルバム。サウンドが新しすぎる。かっこいい。基本的に荘子itくんが作る音がやばいし、ラップがまるで志人のようで、まるで「禁断の惑星」を聴いてるかのように思う感覚になることが時々ある。ミクスチャーサウンドだが、ロック色が強く、かっこいい。こんなロックを聴きたかったんだ!!っていうイメージのまんまで最高である。
<ベストソング>
「HI NO TORI」
まずサウンドがかっこいい。これだけで首振れるのがとてもすごい。リリックも韻が気持ちよくて歌詞を理解しなくてもまず気持ちいい。この曲を選んだ理由としてはシンプルにSOUL'd OUTが好きすぎるからというのがある。Taitanさんのバースに出てくる一連の流れが綺麗すぎる。れつごすぎる。
Bars of My Life/Mummy-D
RHYMESTERのマイクロフォンNO.2のDさんがソロデビューしたこのアルバム。本当に言葉が強い。ここまでのキャリアや生き様が乗った言葉がパンチラインとして刺さってくる。Mr.Drnukとしても作るビートが太くていい。オールドスクールなHIPHOPを続けている彼だからこそできるアルバムだと感じた。
<ベストソング>
「マイク持つ者よ」
まずビートが良すぎる。太くて気持ちいいのが最高である。それに加えて、パンチラインだらけのリリックがある。多すぎて上げきれないが、現代のHIPHOPシーンに対して、思うことを代弁してくれている気がする。シンプルにかっこいい。
Your Favorite Things/柴田聡子
2024年に1番ブレイクしたアーティストは誰だといったら、柴田聡子の一択だろう。曲が美しい。歌詞が文章として繋がっていないことも多々あるのだが、意味が理解できる。どこか儚いが現実的で、そこのバランスに目眩がしそうになる。しかし、多分、自分の読解力だとどこかで読み落としている気がする。恐ろしい。このアルバムの弾き語りver.の「My Favorite Things」も名盤である。
<ベストソング>
「Side Step」
本当にいい曲ばかりで選べない。やめてほしい。(うるさい)
シンプルにこんなにステップ踏めて、踊れて気持ちよくなれる曲はないだろう。街中でスキップというか、サイドステップできそうなくらい気持ちいい。「褒め言葉を探しながら嫉妬」という歌詞とか、いい歌詞すぎて、こっちが嫉妬してくる。
Songs for the Cryptids/Bialystocks
まず、甫木元さんの歌声が気持ちよすぎる。それなのに、サウンドがどこか気持ち悪いのだが、心地よい。中毒性が高い。一回聴くと頭の中で回って、離れなくなる。歌詞の世界が美しすぎる。夢の世界みたいだが、現実にいるときもある。一度、本当にライブを見たい。世界観にやられそうな気がするが。
<ベストソング>
「空も飛べない」
シンプルに気持ちいい。サビの「ふわふわとお空に飛べないもんかな 易々と宇宙へ」の部分は、人間誰しも思うことを代弁してくれている。ハモりも合わさって、この曲を聴いているだけで飛んでいきそうになる。これがアルバムの1曲目にあるのは、インパクトが強すぎる。
まとめ
2024年は柴田聡子とBialystocksにハマった一年だった。(Tempalayには相変わらずどっぷり浸かっている)新東京やBREIMENのアルバムも良かったのだが、そこまで聴いたかと言われると聴いてないから今回、外してしまった。ちゃんと聴こうと思う。ラッキリや吉澤嘉代子ちゃんのEPもすごく良くて聴きまくったのだが、EPまで入れてしまうと、膨大な量になって選びきれなくなるから、書くのをやめた。2024年はいい曲が多すぎたと思う。シンプルに好きなアーティストたちがアニバーサリーイヤーだったりして、精力に活動していた。来年は、少し落ち着くのかな。2年連続でアルバム出すとか大変だもんな。とりあえず、綾斗さんが何かやってくれることに期待しよう。