美容院が苦手

私は子供の頃から美容院が苦手。
おしゃれしたい、可愛くなりたいと思う欲はもちろんあるが、毎回お店の扉の前ではお腹の痛さはピークを迎える。

美容師さんになりたい髪型を伝えると
「え、こんな髪型?」と思われないかな とか
施術中の会話も緊張からしどろもどろになったりする。

終始冷や汗がでるが、終わると素敵にしてもらった高揚感とプレッシャーからの開放感で来て良かったと思う。だが、また次のときにはもれなく腹痛になる。

そんな私の子供の頃からの夢は、美容師だった。
苦手なのに何故とは自分でも思うがずっと美容師になりたかった。
美容師になったからといってすぐにお客様とのコミュニケーションを軽快に楽しめるわけもなく、
数年は人見知りで気の利いたことも言えない(もちろん毎日お腹は痛い)アシスタント時代を過ごした。
場数を踏むというのは荒療治ではあるが効果的であり数年後にはきちんと落ち着いて会話ができるようになった。

美容師になって18年。
美容院が苦手で毎回お腹が痛くなっていた自分と同じように、勇気をふり絞って美容院に来てくれているお客様がいると思うと、少しでも気を楽に来店して欲しいと切実に思っている。
美容院のハードルが少しでも下がるよう、お守りのような記事をこれから書いていきたい。

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