エイビイという名のスーパー

今日は夕方から時間ができたので、前々から気になっていたスーパーに行くことにした。

その名もエイビイ。正式名称はave。公式ホームページにはエイヴイと読みがながふられている。エイビイでいいか。

宣伝費をかけない激安スーパーなんて触れ込みで、どこを調べてもチラシが見当たらない。人件費も最低限に収めるために営業時間は10:00-19:30。調理の費用がかかるので惣菜を置かないし、クレカ払いも手数料がかかるから置かないらしい。徹底的にコストカットをしている。

グーグルの口コミも「安い」「広い」「惣菜おいてほしい」ばかりで非常に良い。しかし近年の物価高の影響もあり、数年前のクチコミ写真の値段では当てにはならないので、直接見に行くことにした。


エイビイ。くっそ広かった。
お邪魔したのは新鶴見店。南武線沿いの工業と小学校と個人経営の居酒屋があるなんとも言えない町並みの中に、ちょっと場違いレベルで広い店があった。
道路が狭いのに店がデカい。まず納品用の駐車場もデカい。客用の駐車場かと思った。そして駐車場がバカでかい。小学校のグラウンドくらいあるし建物の二階も駐車場だ。公式が言うには323台入るようだ。災害時の避難所かっての。
店内は更に広かった。
売り場面積1100坪。体育館より、ずっと広い。なんなら天井も高い。店内の道は外の道路より広いかもしれない。開放感あり過ぎてオープンワールドに放り出された様な孤独を感じるレベル。

出迎えてくれるのは何台重ねてんだってくらいあるカート。カート置き場だけで俺の部屋より広いので敗北感がぱない。そして向かいには真っ赤なカゴ。そのまま導線の通りに動くと、青果コーナーに着く。
右手にはバナナの壁があった。なんかいろんな産地が書いてあるしそれぞれ値段は異なるが、どれも確かに一回り安い…
トマトやレモン、マスカットやリンゴが広々と置かれている。道も広けりゃ陳列棚もデカい。そしてすぐ奥には納品用のスペースが丸見えの状態になっている。
自分も大学時代にスーパーのレジ打ちと品出しをやっていたからわかるが、ここまでオープンになっているとめちゃくちゃやりやすそうだ。狭い道を前を気にしながら、扉を開いたりカゴ車を押したり…そんな繊細な納品をする必要ないことが、どれだけ効率の良いことか。羨ましい。

暫く進むと野菜コーナー。これは一回り安い。ニラは99円、キノコは79〜129円、チンゲン菜やほうれん草も100円くらいで鮮度も良く買えるので、個人的には非常に助かる。

そのまま進むと鮮魚になるが、自分は魚を買うことはほとんどないのでスルー。そのまま精肉コーナーに。
精肉はハナマサレベルでした。
国産鶏モモ肉二キロが1080円、大きなパックで買えば買うほど安く。手羽先や砂肝、手羽元なんかも業務スーパーの中でも安い価格帯で売ってくれている。最高だ!

そしてパスタ。1kg198円で売っていたので何も考えずにカゴの中に入れた。帰りにダイソーでレンジで茹でられるパスタの容器を買った。これに業務用のパスタソースのパウチを買って、大学生がやる節約生活みたいな夕食が作れるようになった。
そもそも、自分は夜遅くに帰るので、レンジで麺を、ガスでパウチを温めて腹がならない程度のご飯を食べられれば満足ということもあり、だいぶ助かった。

菓子パン類やチルド商品は、ざっと見たところ安売りされているモノもあった。点数制限系は半額くらいになっているものもあれば、その月の安売りならまぁ10円くらい安くなっているものなどもあるが、元々の値段が普通のスーパーより高いことがないので、ここにあるものはここで買ったほうが良い。という結論になった。

しかし、このスーパーにも弱点はある。
レジだ。
レジ台自体はかなりの数あるのだが、数の暴力は防ぎようがない。客も購入数も激安スーパーの宿命でかなり多くなる。そのため、混雑時に行くと大変な目にあうだろう。
もちろん、レジ打ちの早さは申し分ないし、バイトの方々の接客もすごくいい。そんなに丁寧にしなくても良いですよと言いたくなるくらい素晴らしい応対だった。

総じて、めちゃくちゃ良いスーパーだった。全ての商品を見た訳では無いが、これから少しずつ見ていこうと思うくらいには好き。
店内が広いのが本当に嬉しい。お陰で買い物の時間が長くなってしまうが、かごの位置を気にしたりするのが少ないのはこんなにも快適だったのかと思った。
エイビイ新鶴見店。これからもよろしくお願いします。

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