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そーだいなる人のおすすめ本『ザ・ゴール コミック版』を読んで思ったことを書く

こんにちは、いまふく(@happy_imafuku)です。
先日、偉大でそーだいなる弊社CTOが出社された際に『ザ・ゴール コミック版』をお借りしました。

ジェフ・ベゾス氏はじめAmazon経営陣も読んだと言われる名著『ザ・ゴール』(560ページ)を誰でも読みやすいように200ページほどの漫画にまとめたもので、楽しみながら原著のエッセンスを知ることができるそうです。

「おすすめされた本は即読む」がモットーなので、その日の飲み会後にほろ酔いで読んでみたので、Twitterのつぶやきを見ながら振り返っていきます。

TLTR(要約)

冗長になる可能性があるので、最初に要約を載せておきます。

  • お金を儲けるという目標(The Goal)に向けて、ボトルネック(制約)を軸に全体最適化を図りましょう

  • どんなに仕事が忙しくても家庭を放置するのはNGで、どうしても放置する場合は予め相談しておきましょう

ざっくりしたコミックのストーリーは、「赤字垂れ流しの工場の所長である主人公が、工場閉鎖と家庭崩壊に抗う」というものです。
工場の製造工程(=ワークフロー)の中でボトルネックになっているところを改善しないと、全体の生産性は上がらないので、まずはボトルネックを見つけて改善していこうという「TOC(制約理論)」を学ぶことができます。

そして、「仕事と家族どっちが大事なのよ!?」という頭の痛いテーマについても学ぶことができます。

ちなみに本を貸していただいた方の伝えたかったことはたぶんこれですね。

感想

大事なことは書いたので、後はツイートを見ながら振り返っていきます。

主人公、タバコをやめよう

読み始めると、まず目についたのがタバコを吸っている主人公。
LINEで禁煙ができるプロダクトの企画をして現在プロマネもしている身としてこれは見逃せなかず、すかさず宣伝。
LINEでタバコをやめよう。

結果させ出してくれればいい

この本を貸してくれた方の定番フレーズのひとつ。
非常に合理的でわかりやすく、いい言葉です。

会社の目標(ザ・ゴール)はお金を儲けること

近年は、事業を通した「社会的な価値の創出」の重要性が増しており、私自身も社会問題の解決に関心があり医療業界に身を置いていますが、会社(株式会社)の究極のゴールはお金を儲けることで、これが欠けているのであればそれは会社ではなくNPO法人やボランティアに位置づけられます。

経営にとって重要な3つの指標

  1. 純利益

    • 粗利や営業利益がどんなによくても、最終的に手元に残る純利益が赤字なら問題である

  2. 投資収益率

    • 純利益が出ていても、これまで投資してきた金額を回収できなければ、事業として成功しているとは言えない

  3. キャッシュフロー

    • 売上があがっていても実際にキャッシュが手元にないと会社は倒産してしまう

これを見た際に、私は財務三表といわれる「貸借対照表(B/S)」「損益計算書(P/L)」「キャッシュフロー計算書(C/F)」を全部しっかり意識しようということかなと思いました。

経営の指標と現場の指標

経営の目標を達成するための現場の目標設定の方法はいろいろ言われているが、一番有名なのがKGI(・KSF)・KPIではないでしょうか。
現場でも理解できるまでブレイクダウンすることで、経営と現場で目線の合った指標を設定することができます。

出典:https://www.tableau.com/ja-jp/learn/articles/what-is-KPI

ビジネスマンあるある?

高尾山ハイキング

主人公が「ボトルネック」「依存的事象」「統計的変動」について理解するシーンです。(通称「高尾山ハイキング」)

出典:https://diamond.jp/articles/-/285668

とにかくボトルネックの特定と改善が必要

ボトルネック以外の部分の効率を上げても、全体の生産性はボトルネックに依存するから、まずはそこを改善しなければなりません。
当たり前ではありますが、常にそこを意識して行動ができている人は少ないようにも思います。(自戒も込めて)

ちなみに製造業におけるボトルネックの工程を見つけるための方法として、工程ごとの情報・物・時間の流れを可視化した「バリューストリームマッピング」があるのですが、「DevOps」でも活用されます。
業種に関係なくワークフローの可視化・改善に使える非常に有効なツールです。

大学時代に作ったバリューストリームマップ

ちなみにDevOpsにおけるバリューストリームマッピングについてはこの記事が一番分かりやすいです。

読了

ほろ酔いでもサラッと読める非常に読みやすい本でした。(さすが漫画)
当然、原著に込められた知識がすべて入っているわけではないですが、一番大事な「制約理論」について短時間で理解でき、ストーリーで頭に入ってる分忘れにくいため個人的にはかなりおすすめな本だと思います。
貸していただいたそーだいなる方に感謝です。

今後は、関わっているプロダクトやプロジェクトのボトルネックは何か?常に意識しながら仕事をしていきます。
またチームにとっての「大地くん」にならないよう頑張ります。

おまけ

どうやらこの本には続編がある模様。
こちらも貸していただけるとおっしゃっていたので(たぶん)、貸していただくタイミングを待とうと思います。
(自分で買えばいいという話ですが、1を借りたことで、2、3だけ買うのもなという気持ちになっている)

いろいろなこの本を若手におすすめしているようですね。
こういうところがさすがだなと思います。

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