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これを今、見事に行っている達人が、何を隠そう私なのである(笑)

2016/1/29

いっぽう、梅が咲く頃によく通る声でさえずりはじめるウグイスは警戒心がとても強く、啼き声は聞かれても姿を現すことはあまりなく薮の中から出ることは稀である。
またウグイスは主に虫や木の実などを食べ、花蜜を吸うことはめったにない。

また、そのウグイスとメジロの混同を示すものとして「鶯色」がある。
ウグイス色と言った際に、ウグイスの灰褐色(オリーブ色に近い)を想像する人もいれば、メジロの緑色に近い色を想像する人もいる(旧国鉄の黄緑6号など)。

なお、古来より春を告げる言葉として「梅に鶯」があるが、これは梅の花に鶯の声を添えた風情を意味し、日本画で梅の枝にメジロを描くのとは意味が異なる。

メジロは甘い蜜を好み、また里山や市街地でも庭木や街路樹などの花を巡って生活している。
そのため昔から人々に親しまれた鳥である。
現在も、切った果物や砂糖水などを庭先に吊しておくことでメジロを呼ぶことができ、野鳥観察において馴染み深い鳥の一種である。
またメジロは比較的警戒心が緩く、頻繁に鳴き交わしつつ群れで行動するため、慣れた人だと口笛で(歯笛の感覚で吹く)仲間がいると思いこませ、群れを呼び寄せることもできたという。

*これを今、見事に行っている達人が、何を隠そう私なのである(笑)

メジロにはお互いに押し合うように、ぴったりと枝に並ぶ習性がある。
このことから、込み合っていることや物事が多くあることを意味する慣用句として「目白押し」がある。
また、縁台に一列に並んで腰を掛け肩を左右に押し合って端の者を順々に押し出す遊戯として「目白押し」がある。

2024/3/10 in Tokyo

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