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本田は「安倍が干渉」と書けば、赤い仲間のNHKがそうだそうだと囃して安倍を葬れると読んでいた。ところがNHKは日和って「朝日が虚偽報道」と真反対を言い出した。こんな悪意ある捏造がバレたら廃刊でもおかしくない。

以下は、昨日、発売された週刊新潮の掉尾を飾る高山正之の連載コラムからである。
本論文も、彼が戦後の世界で唯一無二のジャーナリストであることを証明している。
日本国民のみならず世界中の人たちが必読。

お前が言うな
朝日新聞の記者はあまり事実にはこだわらない。
例えば本多勝一の「中国の旅」も事実は一片もない。 
このときは社長の広岡知男が「支那に都合の悪いことは書くな」と福田康夫みたいなことを言ったから嘘だらけになった。 
次の渡辺誠毅も同じ。 
で、宮崎支局長は「都城23連隊が南京大虐殺をやった」といい加減を書いた。 
抗議には「天下の朝日に何を言う」で追い返した。 
東京本社学芸部長の佐竹昭美も「これが南昌の毒ガス作戦」と煙がもくもく立ち昇る写真付きで報じた。 
産経新聞が「毒ガスが天に昇ったらカラスしか殺せない。これは煙幕だ」とインチキ報道を指摘した。 
佐竹部長は怒髪天で、産経に殴り込み「天下の朝日に何をぬかす」と息巻いた。 
ただ誰も「天下の朝日」とは知らないし、それに二つのネタも嘘とばれて渡辺はクビを切られた。 
「天下の朝日」は悔しい。
それでカメラマンが珊瑚に「KY」と彫って「日本人は世界に冠たる落書き民族」と仕返しをしてやった。 
ところが地元が朝日の自作自演を怪しんだ。 
詰問すると最初はすごんだ。
重ねて状況証拠を突きつけると「古いいたずら書きを指で鮮明にした」と尤もらしく言い逃れる。
指では無理と指摘されると「ストロボの柄で」と辻褄を合わせる。 
各紙も騒ぎ出すと、朝日はやっと自身で珊瑚を彫ったことを認めた。 
あれこれ見苦しい言い逃れの挙句だった。 
これで一柳東一郎社長がクビ。
次の中江利忠はその復讐を誓って、まず植村隆に慰安婦の嘘を書かせて日本人を誹謗した。 
次いでリクルートで政財界を罵ったが、中江も実はリクルートにたかっていたことがバレて辞任する。 
一代措いた箱島信一は朝日の敵を安倍晋三に絞り込んで本田雅和に「NHKの赤い番組を改変させた」と書かせた。 
番組とは元朝日の松井やよりと北朝鮮工作員が演出した天皇を裁く茶番法廷のこと。 
本田は「安倍が干渉」と書けば、赤い仲間のNHKがそうだそうだと囃して安倍を葬れると読んでいた。 
ところがNHKは日和って「朝日が虚偽報道」と真反対を言い出した。 
こんな悪意ある捏造がバレたら廃刊でもおかしくない。
箱島は前後して起きた田中康夫、亀井静香の架空会談の責任を取る形でさっさと辞任する。 
後事を託された秋山耿太郎は悩んだ挙句に「公正な第三者委員会」に委ねることにした。 
尤もそれはちっとも公正ではなかった。
顔ぶれは朝日子飼いの憲法学者、長谷部恭男に支那繋がりの丹羽宇一郎などなど。 
それで謝礼など諸掛は朝日が湯水のように出した。 
かくて人の噂も消え果てた9ヵ月後に「記事は取材不足」と予定通り無罪に。
謝罪も不要ときた。 
尤もらしいだけのお手盛り第三者委員会を、その後も朝日は多用する。 
30年、日本人を誹謗し続けた慰安婦の嘘も処罰なしで済まし、日本人の恨みだけが残った。 
朝日が憎む安倍派でパーティ券収入が一部還流され、不記載で使われていた。 
朝日はここぞと「裏金」と騒ぐ。
立民の安住淳が30万円の裏金を作ると、それは「不記載」と書く。
安倍派の加藤竜祥は10万円でも「裏金」とされて国交政務官をやめさせられた。 
朝日はそれを社説で取り上げた。
見出しは「小出しでごまかすな」。 
「小出しで誤魔化し」はあの珊瑚落書き事件の時の朝日の対応だろうが。 
あっちは天然記念物毀損の大罪だ。
対して安倍派は自分の政治パーティのカネの処理方法だ。
不記載にした過失を問われている。
一方、朝日は罪を犯したうえ偽証も重ねた。 
社説には「真相調査は第三者による調査じゃない」とある。
よく言う。 
朝日はその「第三者による調査」を装って誤魔化しをやってきたくせに。 
ひと様に一言したいなら、まず己を省みよ。
偉そうに書くのは百年早い。

 

2024/2/13 in Kyoto

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