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韓国ドラマ『客-ザ・ゲスト-』におけるキム・ジェウクの色気の暴力

おまわりさんこっちです助けてください。なにもしていないのに突然殴られたんです。キム・ジェウクの色気に。

にわかに信じがたいのですが、私と同じ人間って本当ですか?ただ目と鼻と口の数が同じなだけで、宝石なんじゃないですか?だってこんなモノクロの写真からでもわかる色鮮やかな眩しさを放ち完全に自分が宝石だと自覚している微笑みでこちらを油断させたところで顔面に強烈な拳(色気)を叩きつけてくるんです。なんか調べたらモデルらしくて、そりゃそうだろうよという感想しかなかった。言わんでもわかる。当たり前のこと言うなよ。

私が彼を知ったのは、韓国ドラマ『客-the guest-』(2018)です。
なぜならブロマンスが見れるって聞いたから。いいだろ別に。

私から見て左、みなさんから見ても左の方がキム・ジェウクです。察しのよい方はすでにお気づきでしょう。

そうなんです神父なんです!!!!!!!!!!!‼!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!



大きい声出してすみません。ドラマのあらすじはこうです。

20年前、小さな村でパク・イルドと呼ばれる悪霊による残忍な殺人事件が発生した。当時、悪霊が見えたせいで母親を失ったユン・ファピョンは、今も事件の発端となったチェ神父を探していた。同じ事件で家族全員を失ったチェ・ユンは事件以降、悪霊を信じ司祭になり、悪霊に取りつかれ家族を殺し行方不明になった兄を探していた。そして、ユンの兄に母親を殺されたカン・ギルヨンは母親と同じく刑事として働いていた。

なかなか重い内容です。しかもホラーでグロ描写もあるので苦手な方もおられることと思いますが、なにしろキム・ジェウクの色気が随所にちりばめられていて度々ストーリーに集中できなくなるので大丈夫です。大丈夫ではないが。キム・ジェウク演じるチェ・ユンの境遇は壮絶です。慕っていた兄が悪霊に取り憑かれ、両親を惨殺、自分も殺されかけたところで女刑事に救われるが彼女もまた殺されてしまう。孤児院で育ち、姿を消した兄を探すために司祭になり悪魔祓いをしている。そんな難しい役どころを、キム・ジェウクはどう表現するのか。

※今更ですがこの記事はドラマの内容には触れずに「客-ザ・ゲスト-」のチェ・ユンを演じるキム・ジェウクについてのみ語り続けるオタク仕様となっております。※本当に長い。





悲壮感。

ああっ!キム・ジェウク選手の強烈な右ストレート!おっとボディも入りましたね!これは痛い!相手選手ノックダウン!!倒れてしまいました~~~~~~~~~~!!!!!!!!!起きてください。見てくださいこの色気を。艶を。儚さを。こんなにも慈愛に満ちそして悲しい瞳をした神父が目の前にいたら私は神を愛するようにキム・ジェウクを愛し頼まれてもいないのに右の頬と左の頬を差し出してしまうでしょう。ドラマの中でのキム・ジェウク(チェ・ユン)は、人を寄せ付けない冷たさの中に寂しさと憂いと絶望を漂わせています。そしていつも顔色が悪くやつれていて、それは悪魔祓いをすることで自分の魂も削られてしまうという自己犠牲によるもの。つまり悪魔祓いをすればするほどユンは衰弱していくのです。そんな酷いことあるかよって。本当に神様なんかいるのかよって。そんな行き場のない怒りと悲しみを拳に込めて壁に打ち込む前にどうか落ち着いて考えてみてください。今、あなたが生きているこの世界にキム・ジェウクは存在しているのです。神父のキム・ジェウクをこの目で見ることができる。そうです、神はいます。アーメン。


細い。

ローマンカラーシャツをインして細いベルトで締めてくれてありがとう。傘になってキム・ジェウクを雨から守りたい人生だった。腰が細すぎて私の首くらいしかない。そして身長が183cmあって美しく鍛えられた身体はすべてのパーツが完璧な位置に完璧なサイズで組み立てられていてミケランジェロが晩年彫っていた未完成の作品はキム・ジェウクだったのではないかと言われていますしファピョン役のキム・ドンウク(175cm)と並んだときの身長差、体格差は完璧で新緑の中こちらに背を向けて歩く二人の姿は私の中でグッドデザイン最優秀賞を受賞しています。さらに注目なのが2話の中盤なのですが、これまでずっと長袖で露出の少なかったユンがなんの前触れもなくいきなり半袖のローマンカラーを着ていてそこからの内容が一切入ってきませんでした。不意打ちのキム・ジェウクの生肘(なまひじ)は思考を停止させます。


足の長さがナイル川。

全身のキム・ジェウクが画面に映る度その足の長さにビビる。長いだけではない。美しいのだ。キム・ジェウクの御御足が触れた大地からこの世に存在しない美しい花が咲いて新種として登録されたことはみなさんもご存知ですよね。どこかの情報で見かけたのですが、監督はキム・ジェウクの衣装のパンツ幅を細くするように指示をしていたとか。このことからもわかるように、キム・ジェウクの足は全ての人々を魅了しています。重要文化財に指定される日も近いでしょう。そんなガチすぎる製作陣のおかげで、少しひんやりとしたグレーディング越しのキム・ジェウクの立ち姿にハッと息を呑んでしまうこともしばしば、1秒たりとも見逃せず瞬きも許されないため目薬を常備する必要があります。あるインタビューの中でキム・ドンウクが、キム・ジェウクを例えるなら何?みたいな質問に「箸」と答えていて私は今後すべての料理を箸で食べることに決めました。ちなみに座っているキム・ジェウクは長い足を綺麗に揃えてコンパクトになっていて「ただのかわいい」になっているので注目してください。9話で倒れて病院に運ばれるシーンでは、足が長すぎてストレッチャーからはみ出していてそのはみ出した部分を支えるストレッチャーに私はなりたいと思った(?)。


血ですぎ。

重傷です。キム・ジェウクを形作る37兆個の細胞が1つでもなくなるなんて世界が滅ぶより耐えられないという方には非常に気が狂う事態ではないでしょうか。ただこのドラマ、主軸の3人とも頭からまあまあの血を出すことがあるのですが、次のシーンではもうピンピンしてるしどういうこと?もしかして誰かザオリク使える?
いやそうじゃなくて。血を流したキム・ジェウクの色気の話をしているんです。弱って痛みに顔をしかめるキム・ジェウクの尊さで悪霊退散ができるんじゃないかと私は思っていますし実際私は消滅しかけました。あと突然辛辣なこと言いますけどそもそもチェ・ユンは心配になるほど弱いんですよね。悪魔祓いで魂を削られるので当然なのですがすぐフラフラになるしファピョンに強い口調で言われたら口をすぼめて黙っちゃうし悪霊にトラウマをつつかれたら精神的に脆くなっちゃうし、とにかく俺あいつのこと…なんか放っておけねえんだよ…(空を見る)。


しっとり髪。

キム・ジェウク演じるチェ・ユンの魅力のひとつがその艶髪であることは言うまでもないですが、悪魔祓いが始まるといつも髪がしっとりタイプになるんです。通常しっとりした髪の人を見るとちゃんとお風呂入ってるのか爪をたてずに指の腹で念入りに洗えそしてしっかり洗い流したうえでコンディショナーを使うんだわかったか返事をしろとなるところ、キム・ジェウクなら色気一本背負い投げになる。「水も滴る」という言葉はキム・ジェウクから生まれたと言われています。諸説はあります。そしてこのなんの変哲もない普通髪型だからこそ逆に色気を醸し出していると思いませんか?ガラケー使ってるのもポイント高いです。思春期もおしゃれなんてせずにひたすら兄を探して、悪魔祓いとしての道しか選べなくて、そのことだけを考えてひとり傷みを抱えて生きてきたユン。それがユンに漂う悲壮感になっているんだと思うと、私はもう頭を抱え胸をかきむしり意味不明な言葉を叫びそうになるので今すぐに聖水をぶっかけてくれ。


悪霊に嫉妬する。

悪魔祓いをすると悪霊が大暴れ祭りを開催するので、ユンのしっとり髪も最終的にはビショビショになり被憑依者に馬乗りになって頭を鷲掴みにして祈りを唱え続けます。この時のキム・ジェウクも、被憑依者の子役の子や他の役者たちも本当に迫真の演技で鬼気迫っていて見入ってしまいます。彼らの作品に対するストイックな姿勢が素晴らしい。そしてなんといっても6話です。ロザリオ以上の重いもん持ったら腕が折れるのではないかと心配になるほど儚かったユンが成人女性を抱えて颯爽と登場するんです。こんなに姿勢のいいお姫様抱っこがあったでしょうか。しかも降ろし方も非常に紳士的で労わりがあり一切プルプルしておらず、キム・ジェウクの肉体が隅々まで鍛えられていることも窺えます。
いやてかなんかず~~っと思ってたんだけど、こう言っちゃなんですけど悪霊さ、キム・ジェウクに近すぎじゃない?ライブで言ったらアリーナ最前列じゃん。悪霊だからって調子のってるよね。キム・ジェウクにお姫様だっこされて頭鷲掴んでもらえるんなら私だって悪霊になりたいんですけど。むかつくし明日から無視しよ。


ファピョンがユンの部屋を訪ねる非常に重要なシーン(22秒)

ユンのプライベートルームへようこそ。

私くらい重症になると、キム・ジェウクの私服みただけで胸の前で十字架を切って生まれてきたことを神に感謝し頭の中でラブストーリーは突然にが流れます。これが恋か。本当にそんなわけないんですけどユンは司祭服以外持ってないと思っていたのでこんな想像通りの地味無地綿1000%丸襟シャツのキム・ジェウクが見られるなんて驚きました。兄の影を追い悪霊に支配されたユンの人生にある束の間の休息を垣間見たような気がして切なくなります。しかもこのシーン(8話)、ドアを開けたユンに言うファピョンの台詞が「怒ってても電話くらいでろ」なんですよね。痴話喧嘩ですか?怒って電話無視してるの拗ねた子どもみたいでかわいいです。頑固で融通が利かない、欠点でもあり敬虔なユンの魅力でもあります。そして9話では悪霊に呪いをかけられ苦しんでいるユンの部屋にファピョンが訪ねてきます。

何この部屋。

月光浴びながら革張りのソファの横で痛みに苦しみ悶える姿が美しいのは吸血鬼とキム・ジェウクだけなんよ。この呪いが「ナイフで体中を刺される痛みを毎晩味わう」とかいう怖ろしいものなのですが、苦痛に顔を歪め喘ぐキム・ジェウクの色気がすごいことしか頭に入ってこない。そして気になる部屋の内装はなんということでしょうアンティークの照明と壁には十字架がポツンと掛けられていてまさにチェ・ユンのお部屋でした。冷蔵庫に春のパンまつりのシールとか貼らないんだろうな。


もうどうにでもしてくれ(大の字)。

大変麗しゅうございます。ドラマが佳境にさしかかると、ユンは呪いによって追い詰められ色気がぐんぐん増していきます。どういうことだよ。勘弁してくれ。もう殴られ過ぎて瀕死なんだよこっちは。聞いてるのか?好きだ。

真面目で頑固で仲間にさえ頼ろうとしない、それでいて誰よりも優しく自分を犠牲にしていつも誰かのために、命を賭けて友を救おうとする人です。それはつまり神。そう、チェ・ユンを産んだキム・ジェウクは神だったのです。~完~
「客-ザ・ゲスト-」おすすめです。




最後にものすごく怖いことを言いますが、こんだけ語っといて私の推しはキム・ジェウクではなくファピョンを演じたキム・ドンウクです。

きゃわ

キム・ドンウクは四方八方あらゆる場面もかわいいのですが、こうして笑うと非常にクンワイイ(かわいい)ため、かわいいものに目がない私がキム・ドンウクについて語りだすと文字数が三国志くらいになってしまいます。
キム・ドンウク推しのみなさん、こんな私と友達になってください。

以上、キム・ジェウクについて語ると見せかけて#キム・ドンウク好きさんと繋がりたい記事でした。

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