見出し画像

山ちゃんのこと①

今、うちにいる海と凪を生んでくれたお母さんヤギの山ちゃんのこと。
チョウロウと山ちゃんがペアで来てくれた事が私がヤギに触れた最初だった。

2020年の11月の末に来て、翌年の7月に虹の橋を渡ってしまった…渡らせてしまった…またもや悲しい思い出です。
ですが、ヤギ飼い初心者さんに読んで頂きたく…これも自分への戒めとして綴りたいと思います。

山ちゃんが亡くなったのは2021年7月11日。二年以上経った今も、だいちゃん同様忘れることはできません。

初めて来た日のチョウロウと山ちゃん

2メートル近くに伸びていたセイタカアワダチソウの海に飛び込んでモリモリ食べ始めてくれた。あの姿が今でも忘れられません。

山ちゃんは、6歳でした。海と凪を生んだのが初めての出産だったとの事。
8月に生んで、それから養生して海と凪としばし離れての除草隊でした。生まれてまだ約4か月の海と凪とを引き離した事になったのだと…その時は私も実感薄かったものでした。酷いよね。

性格は大人しくて、怖がりで、警戒心が強くて…近くで撫でようとしても「さっ」と逃げられてしまっていました。ただ、フェンス越しだと少し撫でさせてくれました。

私はその時は、野生動物の警戒心という事もあまり理解できておらず、あまり懐いてくれないのかな、などと勝手な事を思った覚えがあります。

二週間ほどしてから、海と凪がやってきました。
車から降り立った、初めて見た子ヤギの可愛さに言葉を失いました。
そして、海が山ちゃんを見つけて大きく鳴きました。その鳴き声は

「ママ!ここにいるよ!」

そう言ってるように思えました。
あまりに無垢な目とふわふわの可愛い二匹に、思わず涙が出てしまいました。大事にしよう…改めてそう思いました。

翌朝の風景。ママにぴったり寄り添って…かわいすぎた
去勢されてまだ数か月だったチョウロウ。
この時はだいぶ猛々しい風情が残っていました。臭いを確かめる海。
チョウロウ一家。
こんな幸せな光景がいつまでも続いてほしかった…

こうして、チョウロウがパパ、ママの山ちゃん、海と凪とのヤギーズ4匹との会社ライフが始まりました。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?