見出し画像

第Ⅱ期 聴覚生理・難病病理

こんにちは。今日は聴覚生理・難病病理です。

聴覚生理に関しては、以前からお勧めしているYouTubeが本当に役立ちますので、リンクを貼っておきます。

YouTube上でも触れられていますが、簡単な数値を。

インピーダンス整合の効果
・ツチ骨・キヌタ骨のてこ比  2.5㏈
・鼓膜・前庭窓の面積比    25㏈
・蝸牛窓の閉鎖効果      15㏈程度

蝸牛の形状 2.5回転

伝音難聴を引き起こす疾患
・耳介奇形(小耳症)
・急性中耳炎
・慢性(化膿性)中耳炎
・耳管狭窄症
・滲出性中耳炎
・真珠腫性中耳炎
・耳硬化症

感音難聴を引き起こす疾患
・薬剤
 →アミノ配糖体抗生物質 (ストレプトマイシン・カナマイシン等)
 →シスプラチン(白銀錯体抗がん剤)
 →ループ利尿薬(フロセミド・エタクリン等)

・病原体の感染による難聴
 →ムンプスウィルス(一側性)
 →帯状疱疹ウイルス
  ハント症候群(一側性)
 →サイトメガロウイルス
  母体内で感染し、先天性難聴(両側性)

・特発性(両側性)感音難聴
 →原因不明・両側がゆっくりと悪化・高音斬傾型の聴力・治療法なし

・老人性難聴
 →老化によるとされるが原因は不明・高音部から悪化する(両側性)

・側頭骨骨折
 →縦骨折 伝音難聴になりやすい
 →横骨折 感音難聴になりやすい

遺伝性(家族性)難聴
 →コネキシン26・ミトコンドリア遺伝子異常など

本日は以上です
過去問を見るとムンプスウイルスはでやすいかな、と思います。
一側性、両側性などは覚えていた方がいいかも。

是非YouTube、ご覧ください。
ST用の問題解決も認定補聴器技能者に関連している問題もあって、なかなか興味深いです。

参考文献
認定補聴器技能者要請事業
第Ⅱ期養成課程
講習会テキスト
公益財団法人テクノエイド協会


この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?