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第Ⅱ期 高齢者心理・生理

こんにちは。今日は高齢者心理・生理です。

【生理的老化・老年症候群・老年病】
・生理的老化
 →個人差はあるが、病気ではない
  ・脱毛
  ・もの忘れ
  ・感情のコントロールがしにくくなる 
                    など
・老年症候群
 →生理的老化によりは顕著。
 →老年病ではない
  ・痴呆状態
  ・転倒しやすい
  ・寝たきり状態
  ・聴力障害
  ・視力障害
        など
・老年病
 →高齢者に特有な疾病
 →組織や器官の病的状態
  ・アルツハイマー型認知症
  ・骨粗しょう症
  ・白内障
            など
 【聴覚器官の老化】
  ①抹消聴覚器官の老化
  ②後迷路障害

 【高齢者の生理的特徴】
  ①多くの疾患に罹患しやすい
  ②個人差が大きい
  ③症候が非定型的 
  ④老年病及び老年症候群が多い

 【高齢者の心理的特徴】
  ①知的機能の変化
  ②人格の変化
  ③思考過程の変化

 【老人性難聴の特徴】
  老人性難聴は特定の部位の障害ではない
  ・コルチ器各部位
  ・らせん神経節
  ・後迷路各部位
  色々な部位で障害が生じる

 【老人性難聴への補聴器の適合の問題点】
  ①非常に多様化した生理・心理の老人性変化に
   難聴が加わっている状態
  ②機能性低下が長い年月を経て緩やかに進行するので、
   難聴であることの知識が乏しい

 今後は認知症との関連が世間に浸透するにつれて、
 軽度でも難聴が指摘されるようになることが推測される。

 【高齢難聴者の初めて補聴器装用を薦める時の注意点】
  ①補聴器の装着に違和感を感じない
  ②補聴器装用中聞こえる音に違和感を感じない
  ③装用の効果が違和感なく明確に実感できる など

  本日はここまでです。

参考文献
認定補聴器技能者要請事業
第Ⅱ期養成課程
講習会テキスト
公益財団法人テクノエイド協会


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