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THETIME,研究「めざましテレビから見るTHE TIME,の課題」

まえがき

自称THETIME,研究者のきらこです。
諸事情あって研究や実況のモチベーションが下がっていましたが、なんやかんやあって緊急でnoteしたためました。

まずはYahoo!ニュースにも載っていたこの話題。

日テレの水卜麻美アナウンサーの話題ですが、めざましテレビがここまで人気な理由が詳細に書かれており、そっちに興味を持って読んでいました。なんでも、めざましテレビ第2部のコア視聴率が4.1%(5/24)とかなり高いそう。
めざましにあって推し番組THE TIME,に足りないものは何かを考えながら読んでいたところ、

これが出てきました。

6月4日(火)ラヴィット!(TVer)より

先日のラヴィット!での山添さんの「THETIME終了」というキーワード。
番組内において田村真子アナウンサーはだいぶ叱っていましたが、THETIME,ファンの間ではこれが言霊になりそうだと俄かに話題になっていました。

ということで今回はタイトルにあるとおり、朝番組No. 1のめざましテレビの特徴を見つつ、THETIME,の課題を掘り下げようと思います。

めざましテレビが人気の理由

マスターズでTIME,が休止中の時、私はめざましテレビを見ていましたが、やっぱりめざましはテンポが良く、バラエティに富んでいると思いました。
(朝番組には珍しく提供読みもあるのでスポンサーさんも大事にしてるのかな、とも)
前掲の記事に被る部分がほとんどですが、めざましテレビが不動の人気である理由をまとめます。

①シンプルかつテンポ良い構成

めざましテレビの構成は、ニュースとエンタメのシンプルな二層構造が基本です。ニュースを一通りやって、エンタメ情報を流して、この合間にトレンド情報や占い、アニメを挟んで、またニュース、エンタメ…といった感じです。
記事の中でも

出勤や登校準備で、朝は時間に追われている人がほとんどだ。そんななかでなるべく多くのニュースを知りたい、頭に入れておきたいという視聴者は多く、『めざまし』はそのニーズにしっかりと応えているのだ。

前掲記事より

事件や政治、経済などの大きなニュースを伝え終えたら、そこからエンタメ・トレンド情報のラッシュになります。そこのスピード感も凄い。まさに“盛りだくさん”といった感じです。

前掲記事より

といったように、時間に追われている朝のニーズにしっかり合った番組構成であると評価されています。

②F2層及びその子どもたち向けのコンテンツが充実

『めざましテレビ』は特に『F2層』と呼ばれる35~49歳の女性の個人視聴率が高いんです。

前掲記事より

と書かれていましたが、まさにそのとおりだと私も思います。
それと同時に、そのF2層の子どもたちにも人気のコンテンツを揃えています。
ちいかわのアニメや星占い、ディズニーやSNS映えを重視したトレンド情報、人気の高いアイドルの情報を揃えたエンタメコーナー、さらにはエンタメプレゼンターにも人気俳優を起用しており、F2層だけでなく、その子どもたちである小中高生にもぴったりな内容が目白押しであると思います。

THE TIME,の課題

さて、めざましテレビの人気の理由を少し述べましたが、ここからは我らがTHE TIME,の課題点を述べていきます。

①迷走&テンポの悪い番組構成

視聴率がイマイチ振るわないTHE TIME,ですが、コーナーをいろいろいじった結果、「二番煎じ」「他局のパクリ」と評されて、ますます視聴者離れした可能性があります。

例えば、10月から始まったTIME,マーケティング部ですが、始まった当初は「Z○P!のパクりだ!」と騒がれていました。
番組開始当初はTIME,体操や世界のあまり伝えられていないニュースまとめ、バズったワード等番組独自のコーナーが多くありましたが、今ではすっかり終了し、ほぼライフコーナーやマーケティング部に集約された形になりました。

ライフコーナーや生活に特化したニュースが多いのはTIME,の強みでもありますが、誰をターゲットにしているのか、よくわからないというのもあるかもしれません。
この「誰をターゲットにするか」を明確にすれば、方向性も自ずと見えてくるのかなと思います。

また、これは7時台のニュースにありがちですが、番組で伝えたい話題とそうでない話題にかける時間に差があったりすることがあります。結構グダグダとした時間もあったりするので、人によってはイライラしたりするのもあるかと思います。

②属人化した番組内容

番組の1番の特徴で長所でもありますが、実は短所にもなっているところです。
わかりやすく言うと、安住さん(香川さん)ありきの番組であること。

顕著に現れているのは金曜日です。
安住さん不在だとなんとなく薄味で、ちょっと強い言葉で言うと、あまり特徴のない番組内容にも思います。
けれどこれは他のアナウンサーの技量が足りないとか、自分のキャラを出そうとしないアナウンサーが多い、という話ではありません。
安住さんの個性が強すぎて皆霞んで見えるだけです。

長期的に続けていきたいと考えるならば、安住さんがいなくても楽しめる番組作りが求められると思いますが、他のアナウンサーも安住さんに対抗しろ!というのも無理があるし、安住さんが他のアナウンサーに合わせろ、出演するなというのも違う気がします。
難しい課題ですがそのキーマンとなるのは、
スギちゃんこと杉山真也アナウンサーです。
杉山さんは実力もさることながら、みんなに愛されてるし、節約キャラも定着してきたので、上手く活かすことができたらもっと面白くなるのになと思います。

③ファンのあり方

個人的に番組不振の1番の課題はここにあると感じています。
タグ付けで実況しているのはTIME,が多く、しかもなぜかテレビマニアが多いのです。

なぜテレビマニアが多いか。
一つは、開始当初のコンセプトが往年のテレビマニアに人気な「ズームイン朝!」を彷彿とさせる内容だったこと。
もう一つは、単純にテレビマニアに安住さんファンが多いこと。が考えられます。

ではなぜここまで過激な意見が出るようになったのか。

この番組の開始当初は、「ズームイン朝!」のような全国の活気あふれる朝の様子を、安住さんが伝えてくれる!という期待を持ってファンは視聴していました。「ニッポンの朝が見える!」にかなり期待してた視聴者が多かったのかもしれません。

ところが、実際は上記のコンセプトからどんどん離れ、企画の中身よりも出演者ありきの番組に変わってしまい、自分たちの求める番組像から遠ざかっていることに耐えられない。だからSNSでツッコミして変えてもらおうとする。それがだんだん過激化し、番組自体を否定するようなポストも見られ始めています。

個人的には、今のテレビはTHETIME,以外もそうですが、「推しがどれだけテレビに出ているか」で人気を測るような作りになっていると思います。
企画内容はどうでもよくって、好感度の良いアナウンサーや人気のアイドルを出せばOK。大谷翔平選手のニュースも似たようなもの。一番顕著なのはその赤坂の放送局ですが。

そりゃそうです。見てもらえてSNSで呟いてもらえれば見かけ上は「人気番組」になり、お金が稼げるのですから。昨今のテレビ離れも顕著ですから、テレビ局も必死なのでしょう。
果たしてそんなものは「人気番組」と言えるのか、という話題でまた議論がありそうですが、話が逸れるので切ります。

まとめ〜脳内に現れしロボット〜

と、ここであのネットミームが顔を出します。

そう、あのロボットくんです。

ここ最近の番組ファンの暴れっぷりにロボットくんが一言物申すそうです。

🤖ネットで文句言うなら見なければいいのに

しかし、過激派ファンはこう言います。

「今のTIME,には視聴者の厳しい声に耐えることが必要。だから俺たちが立ち上がってSNSでバンバン指摘していくゾ!あ、あくまで文句とか誹謗中傷とかではなく指摘や批判ね😉」

🤖そんなツッコミはお客様センターに言えばいいのでは

はい、私もそう思います。
しかし、お客様センターは住所、氏名、年齢などを書く欄があるため、いろんなリスクを考慮して言いたいことを言うのを躊躇してしまうのではないかと思います。
だから、匿名で何でも言えてしまうSNSでありがたいご指摘や「ぼくのかんがえたさいきょうのばんぐみ」をご披露しているのではないかと思うのです。

全肯定も良くない、けど…

私は番組の全肯定、いわゆる「信者」的なムーブも気持ちが悪いのであんまり好きではありません。

心がけてることとしては、
○SNSでの感想ポストは、肯定:批判の割合を8:2か7:3くらいにすること
○どうしてもここはどうなの?という部分は、お客様センターに投稿すること

SNSは多くの人が見る場所なのだから、批判や文句ばっかりだと「あー、やっぱりあの番組つまんないのか」「コアなファンが怖いから、この番組について触れるのやめよう」という気になりやすく、新規ファンもつかないように思います。

実際THETIME,実況大手のテレビアカウントの方は、番組の様子や出演者のセリフ、簡単な感想を淡々とつぶやいているため、割と好評を得ているのかもしれません。
(ただ、やたらとキャプ画出すっていうのも、著作権的に大丈夫かな?というのはあります。)

放送内容の中には、実際私も「うん?ここどうなの?」と思うことはあります。それに関してSNSで呟くことはあっても、「こんなの絶対やだ!」「なんでこうなの!?」としつこく何度も公に呟くことはしないようにしています。

最近の話ですが、列島中継の予告が一時期全くなくなってしまってちょっとこれは…?と思い、お客様センターに意見を書き、送信しました。
すると、その次の週から(小さくですが)予告が復活したのです。
私1人の意見で予告が復活したとは思っていないですが、まあ言ってみるものだなーとは思いました。

もう見たくない!こんなの嫌だ!って思ったら黙って切ればいいし、溢れる思いはこうしてnoteにこっそり書くとか、お客様センターに投稿してみてはどうかと私は思います。

今はそっと距離を置いています

冒頭で研究のモチベーションが上がらないと言っていたのは、プライベートが忙しいというのもありますが、この番組のファンの異様な雰囲気(リニューアルに対する議論や出演者への批判)に対し、ストレスを感じているのもあります。

今は少し距離を置いて、また深く触れたいなと思った時は戻っていきたいと思います。

テレビはみんなで楽しく見ましょう!
それでは、また!

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