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誕生日を迎える度、悲惨に

今日は誕生日だ。

幼稚園の時は豪華なオモチャを買って貰えた。

学生時代はクラス全員に祝ってもらえた。家に帰ると親に祝われた。

正社員になるとパートさんからお酒をプレゼントされた。この頃は、もう誕生日を喜べるどころの精神状態ではなかった。

次の年の誕生日は無職になっていた。しかし労働意欲はあった。

その次の年はフリーターだった。友達の1人が連絡をくれたのを覚えている。親からはもう祝われない。

そうして今。無職に逆戻りし、労働意欲すらない。こんなに綺麗な転落人生も珍しい。
いや、一度つまずくとその後もつまずきやすくなるのが人の世というものだった。

そして僕は落ちきった。

もう這い上がることはできないかもしれない。

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