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「さよなら」(詩)

記録の中を巡って。


今まで描いた詩を読めば。


今までの物語じんせい

思い出せる。


作品を作ること


人生を遺すこと


今、傷ついたこと


あの時、幼かったこと


どんなに素直な気持ちだったかということ。


ずっと否定してしまっていた。


否定しないと

生きてはいけないと思ったから。


フラれたことで前に進めたのに。


脱出のための

未来への扉の鍵もくれたのに。


恐れることなんてない。


なんてことない。


悪いとこもあるし、

いいとこもある。


それが人間で。


人はいつか死ぬ。


人としては悲しむだけかもしれない。


だけど。


「創作者」としてならどうする?


……きっと、糧にするだろう。


それが答えで。


あの日、傷ついたこと


笑ったこと


幸せだったこと


鮮やかに美化されていたことも


全て。


ありのままを望んだ

演出のように。


始まった物語を終わらそう。


昇華という名の爆発に、

さよならを。

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