「その歩みを、止めないなら。」(詩)
冷えた空気が身を引き締める。
結論は思うより早く、
行動を縛る。
集中のその先。
ぼんやりと思い浮かべては。
何処かから、
ぴしゃりと呼び止められてしまった。
僕の定めたレールの前。
何かが僕の道を遮っている。
それは感情思念なのか?
それとも、実態がある人が止めているのか?
知らずとも、全力で楽しむ人生に。
じわじわ追い詰められていく現実に。
(……ほら、またわかっているつもりだ。)
繰り返す輪廻
何度も切り裂いた。
勝率は、きっと五分五分だ。
覚悟の決断は
結果的に、勝ったり負けたり。
目の前の戦いと違うのは、
決定的に読み切れないこと。
積み重なっていく
事故。
刻んで、積み上げていく
自己。
この世の「絶対」は、
可能性の多さに勝てない。
いつか終わることと、
自分の中の信念。
揺らいでしまうこともあるけど。
変わることもあるけど。
歩みを止めないなら。
暗がりに見える光みたいな、
希望が見えてく気がしたんだ。
頭の中で。
突然に途切れた音楽が、
再び音を鳴らす時が合図。
車が通りすぎた音が、
やけに僕の背中を押したんだ。
「きっと、いつか……」
……なんて、
何処へ向けたかも知らないけど。
そう、呟いた。
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