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面白い大阪の政治その20:狸オヤジ・小西禎一

しつこい反維新の狸オヤジ。
これが小西禎一という男の印象だ。
どんな人物か知らない人が多いから軽く経歴を紹介して、この狸オヤジの行動を理解してもらおう。

大阪府副知事経験あり。

橋下徹・松井一郎が知事に身を置いていた時、副知事に就任。
財政再建を主に務めていて橋下徹らからは評価されていた。
物言いは多かったが、橋下徹らが知事だった時の「維新」はまだひよっこだったのでその物言いをありがたく受け取っていた。
あと、副知事の立場だからこそ「飲まなきゃいけないこと」も堪えて飲んでいただろう。

府知事選に「反維新」の代表として出馬

維新がつまづきながらも都構想に向けて邁進していくなか、疑問が膨らみ維新との決別に至り、2019年4月に行われる大阪府知事選挙に「反維新」の代表として出馬。都構想には「どちらかと言えば反対」という立場を明言していた。
でも正直言って「反維新」は俳優・辰巳琢郎を本命候補として考えていたが、辰巳に固辞されてしまったから、代わりとして立てられただけなんだけどね。
しかも容姿が残念すぎたんで「選挙は人の中身で選んで」と言うけど、「ブヨブヨの狸オヤジ」に普通の有権者は票入れる気無かったよ。
結果は吉村洋文に惨敗。当然と言えば当然の結果である。

IRには大反対!アップデートおおさかには陰で暗躍。

大阪都構想には「どちらかと言えば反対」ではあったが、維新が実現に向けて邁進していた統合型リゾート・IRには猛烈に反対していた。
既に大阪が認可に申請して返事を待っていたにも関わらず、たいした立場もないのに大阪に認可をおろさないよう政府に請願した。

争点をIRに絞り込み住民運動と連動するカタチに持ち込めば、横浜市同様、反IRを訴える陣営が勝つと青写真を描いていた。

2022年、横浜市長選においてIR反対派が市長選で勝った事を例に大阪でもIRを争点にして自身が副会長を務める政治団体「アップデートおおさか」の谷口真由美を府知事に押し上げようとしたが、2期目を目指す吉村洋文に大惨敗・・・
そして、この選挙のあと、政府は大阪にIR認可したのは言うまでも無い。

本命だった反IRが形にできなくなったのか、それ以来姿を表してはいない。
副知事時代の疑念から維新と袂を分かって以降、反維新を影から操って維新を邪魔してきた狸オヤジは気力失って抜け殻になっているなこれは。

さて今回はここまで。

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