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よきしポーカーの勉強します

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#ゲーム理論

相手を罠にハメる!スロープレイが有効な5つの場面

相手を罠にハメる!スロープレイが有効な5つの場面

強いハンドであえてチェックしたら、相手もチェックバックして全然バリューがとれなかった! という経験は誰しもあると思います。初心者のうちは相手をフォールドさせたくない気持ちから、ついセットやフラッシュをスロープレイしすぎてバリューを取り逃してしまうことも多いですが、実戦では素直に強いハンドではベットしておいたほうが良いケースも多いです。この記事では、スロープレイが利益的になる場合とそうでない場合につ

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ドンクベットでABCポーカーを破壊せよ

ドンクベットでABCポーカーを破壊せよ

ドンクベットとは、相手のベットやレイズにコールしたあとに、次のストリートで自分から先にベットすることを言います。ポーカーを覚えたての頃、「オリジナルまでチェックで回す」と教わった人も多いと思いますが、最近ではソルバーの発達によって一部のシチュエーションではドンクベット (リードベット) が有用であることがわかってきています。この記事では、ドンクが有用な場面についてまとめます。

※検証にはGTO

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BTN vs BB ターンのベット戦略

BTN vs BB ターンのベット戦略

ポーカーはタフな決断を迫られることが多いゲームですが、中でもポットが膨らみやすくパターンも多いターン、リバーのプレイはその筆頭といえます。フロップと異なり体系化が難しい項目ですが、今回はターンのベット戦略とベットサイズについて、ソルバーを参考にまとめます。BTNの1/3 pot フロップCBにBBがコールした状態でのターンを想定します。

※検証にはGTO Wizardのレポート機能を使用

【ボ

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CB (コンティニュエーションベット) の基本と応用

CB (コンティニュエーションベット) の基本と応用

CBとは "Continuation Bet (継続ベット)" の略で、プリフロップで最後にレイズしたプレイヤーがフロップでもう一度ベットすることを指します。以前からCBは一般的なプレイでしたが、近年ではソルバーの発達により小さいサイズのCBを全てのハンドで使ったり、特定のボードで大きくベットすることが有効であることがわかってきました。この記事では、CBの基本的な考え方と相手に合わせた戦略のほか、

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ヒーローコールで相手のブラフをやっつけろ!!

ヒーローコールで相手のブラフをやっつけろ!!

ヒーローコール (hero call) とは、ワンペアやAハイなどの弱いハンドで相手のトリプルバレルやオーバーベットをコールして勝つことを言います。相手のブラフを見破ってショーダウンする姿はまさにヒーローですね。アグレッシブな相手に対して微妙な強さのハンドをすべてフォールドしてしまうと、降りすぎになり搾取されてしまうので、時には勇気を持って相手のブラフをコールする必要があります。この記事では、ヒー

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【トナメ勢必見】10bb持ちのオールインとコールの一覧表 (ポジション別)

【トナメ勢必見】10bb持ちのオールインとコールの一覧表 (ポジション別)

トーナメント終盤ではお互いがショートスタックになるため、プリフロップで自分がオールインするかどうかの判断や、相手のオールインをどのハンドでコールするかの判断が重要です。この記事ではポジションごとのオールインするハンドを1枚にまとめた表と、相手のオールインをコールするハンドをポジション別にまとめた表を掲載しています。プリフロップの基礎を固めたい人は参考にしてください。

8max, 10bb持ち,

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ビッグブラインドを適切にディフェンスする

ビッグブラインドを適切にディフェンスする

ビッグブラインドからのプレイは苦手な人も多いかもしれません。プリフロップでコールしたばかりに、アウトオブポジションで難しいスポットに連れて行かれて、大きなベットに悩まされることは少なくありません。相手のオープンに対してコールと3betをどのように使い分けるのか、スタックサイズによるディフェンス (防御) レンジの変化なども押さえておきたいポイントです。今回はビッグブラインドからのプレイのコツについ

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MDF (Minimum Defense Frequency) の計算方法と実戦での応用

MDF (Minimum Defense Frequency) の計算方法と実戦での応用

皆さんはMDFという単語をご存知ですか? MDFとは Minimum Defense Frequency (最少防御頻度) の略で、相手のベットに対してコールまたはレイズでディフェンスしなければならない最低限の頻度のことです。相手のベットサイズが小さいほど、広くディフェンスしなければならないのは直感的にも理解しやすいですが、MDFを利用することで正確な防御頻度を計算することが可能です。この記事では

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ドローハンドをどうプレイするか

ドローハンドをどうプレイするか

ポストフロップでは悩ましい場面が多々ありますが、なかでもフラッシュドローやストレートドローといったドローハンドをどのように扱うかは、その代表的なものです。相手のベットに対してコールするべきかレイズするべきか、ドローハンドを持っているときは積極的にブラフすべきかなど、人によってプレイのクセが出やすいポイントです。この記事では、こうしたドローハンドの分類と扱い方を基礎から説明します。

おもなドローの

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スーテッドコネクター (98s-54s) のプレイ方法

スーテッドコネクター (98s-54s) のプレイ方法

スーテッドコネクターとは、7♠ 6♠ のような同じスーツで数字が連番になっているハンドのことで、なかでも 98s 以下のハイカードを含まないものを指すことが多いです。ボードに絡めばツーペア、ストレート、フラッシュといった大きな役を作りやすいため、プレイするのが楽しいハンドではないでしょうか。この記事では、スーコネのプレイ方法についてプリフロップとポストフロップに分けて詳しく説明します。

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ペアボードにおけるCB戦略

ペアボードにおけるCB戦略

ペアボードはフロップの中でも出現頻度が高いので、適切なCB戦略やそれに対するディフェンス、そしてターン以降の展開を理解しておくことは非常に重要です。同じペアボードでも、ペアになっているカードのランクやポジションの有無など、細かい差がベットの頻度や金額に大きく影響することもあります。この記事では2bet, 3bet, 4bet potそれぞれのペアボードにおけるCBの頻度とサイズについてまとめます。

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スタックサイズ別、トナメのプリフロップレンジ表 (5bb~50bb)

スタックサイズ別、トナメのプリフロップレンジ表 (5bb~50bb)

トーナメントではお互いのスタックサイズが激しく変動するため、プリフロップのハンドレンジもそれに応じて大きく変化します。この記事ではアンティありの一般的なトーナメントにおける、スタックサイズごとのプリフロップの参加レンジ表をGTO Wizardを参考に見やすくまとめました。

※まだ誰もオープンしていないときの参加レンジ表です
※有効スタックは5bb, 10bb, 20bb, 30bb, 40bb,

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Axsのプレイ方法

Axsのプレイ方法

Axs (エースともう一枚のスーテッド) はエースを持っていることにくわえて、ナッツフラッシュを作ることもできるため強力なハンドです。プリフロップではライト3bet/4betに使われることも多いので、使い方をしっかりマスターしておきたいですね。この記事ではAxsの扱い方について、プリフロップとポストフロップに分けて解説します。

【プリフロップ編】すべてのポジションからオープン100bb持ち6ma

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コンボ数の基本と応用

コンボ数の基本と応用

コンボ (combo) とはコンビネーション (combination) の略で「組み合わせ」を意味する英単語です。ポーカーにおいて「コンボ」はハンドの組み合わせについて指しており、これを様々な場面で利用することで精度の高いプレイングが可能になります。この記事では、コンボ数の基本的な考え方と実戦における応用について説明していきます。

ホールデムのコンボ数テキサスホールデムでは、52枚のトランプか

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