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マスクと青い洟と柳亭痴楽

やっと、WHOが新型コロナ緊急事態宣言を解除し、日本でもこの5月8日からコロナが5類に。2020年1月に発生してから3年4カ月。大半は無駄に失われた気がする。


それはさておき、これは、そのコロナ(武漢ウィルス)が流行り始めた頃、妻が、「うふふ…。箱の中にこんなのも入ってた。使ってないやつだけど、洗ったの」と、見せてくれたのが、このマスク。

1965年当時のマスク

箱は高校時代のものなので、このマスクは55年もの時を超えたことになる。今は様々なタイプのマスクが売られているが、あの頃は、このタイプしかなかったのでは? ガーゼのマスクは優しい感じがして好きだ。

【私】そうそう、こんなだったよね! 懐かしいね! 耳掛けは紐だったりもして、自分で長さ調節したね! 内側のガーゼ、懐かしいなぁ。

【妻】懐かしいわねー。

【私】小学生の頃は、青っはなが付いてたよ。

【妻】(ゲッ!)

流石に小学校に入ると少しはマシにしてたと思うが、入学前は、青っ洟垂らしながら走り回っていたのは間違いない。思い切って言うなら、昭和の時代の男の子たちは、青っ洟垂らして遊んでいた。

その証拠に(?)、当時、柳亭痴楽という落語家がいて、「白い花の咲くころ」の歌謡曲にのせた、こんな替歌を歌っていた。


♪青洟を垂らしてた~、故郷のわんぱく時代
♪かみなよと言ったら、ススーっと舐めちゃった
♪青い洟
♪しょっぱかったあの時の、あの、青い洟だよ。

観ている人、聞いている人は皆大笑い。だって、真実だもの(笑)

あの頃の男の子たちは、長く垂らした青っ洟を、
 ①さりげなく服の袖で拭くか、
 ②頑張ってすすり上げるか、
 ③思い切って舐めちゃっていた。

鼻紙(今のティッシュ)で鼻をかむ、そんな友達はいなかった…気がする(笑)。

 (まこと)

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