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荻野不二男遺作展

荻野不二男遺作展(1)
2022年06月03日(金)のブログより

幼馴染から「荻野不二男遺作展」の知らせが届いた。荻野君とは高校時代の仲良しで、彼のことを思うといつも、一緒に文化祭の準備をしていた放課後の教室を思い出す。あれから55年が過ぎ、僕たちは皆、身辺整理が必要な齢いなったとはいえ、やはり、級友の訃報は悲しい。

荻野君のことを、以前ブログにしたことがある。(2012年01月12日(木))

故郷に住む、小学4年からの友人が送ってきてくれた。「文芸オホーツク」第20号

僕が高校まで住んでいたこの街は、当時の人口の半分位にまで減ってしまったけれど、そこで、こうして文学・芸術の活動が脈々と続いていることが嬉しく、とても誇らしく思う。

表紙の絵は高校時代の友人、荻野不二夫君だった。これには驚いた。嬉しかった。

彼は、あのころから絵が上手で、僕は今でも「ちょうだい、ちょうだい」と奪い取った、彼のクレヨン画を1枚持っている。

今回の表紙の絵を見て、すぐにあの頃の自分を連想した。絵の中の人が、オホーツク海の水平線の向こうを見ているように感じたからだ。僕も海の彼方を見つめては、そして、空を見上げては、いつか、水平線の向こうにある「アメリカ」という国にいってやる、と思っていたからだ。そんな時代だったんだね。

紋別でも頑張ってる友人がいる。僕も、頑張らなくっちゃ! 

これが彼から「奪い取った」絵。1968年9月3日、第4校時の日本史の時に貰ったと書いてある。

荻野君の絵

こんな作品が出てきて一番驚いているのは、きっと天国の荻野君に違いない。


荻野不二男遺作展(2)会場風景動画
2022年06月20日(月)のブログより


荻野不二男遺作展会場の動画が送られてきました。こんなに多くの作品を描いていたのかと驚きました。

送られてきた動画を少しだけ編集しYouTubeにアップしましたのでご覧ください。(画像をクリック)

後半に音楽「あの日みた夕日/Sunset」を挿入してみました。1973年、ロンドンで作曲したものを英国プロのバイオリニスト、Gerald Finzi氏がアレンジし、お友達のピアニストと共にスタジオ録音してプレゼントして下さったものです。

この曲は紋別の夕日を悲しいほどに懐かしく思い出して作ったものです。荻野君に届きますように…。

(まこと)


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