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(舞台感想)チェンバロの午後

高田泰治さんのチェンバロコンサートに行ってきました


きっかけ

私が高田さんを知ったのは、「テレマン室内オーケストラ」のチェンバロ奏者としてです。
テレマン室内オーケストラは、地元の市民ホールで毎年コンサートを開催されています。

その会場で、連れが買ったCDがこちら。
https://ml.naxos.jp/album/WWCC-7802

連れは鍵盤楽器が大好きなのですが、わたくしはさほど興味がありませんでした。小学生の頃、習い事ピアノをやっていたのですがね。

しかしこのCDを半分寝ながら聞いていて、ラストのベートーベン ピアノ・ソナタ第14番「月光」で目が覚めました。

ベートーベンが疾走してるやん!

それから俄然、興味を持ち、今回このソロコンサートへ行くに至りました。

コンサート

入場整理番号順付きのチケットで入場し、鍵盤が見える席から埋まります。当然ですが、皆さんガチです。
平面の少スペースにパイプ椅子を並べる形式で、楽器が近くて嬉しい空間です。

高田氏が、曲と演奏に使うチェンバロの解説をして前半がスタート。
J.S.バッハ トッカータ ニ短調、イタリア協奏曲 ヘ長調、F. クープラン 第4オルドル ヘ長調でした。
休憩明け、「なんか話したほうがええそうや」と言いながら、テレマン室内オーケストラの創設者で、指揮の延原武春さんが登場。人気者です。
曲の解説と共に、高田氏が、チェンバロを一貫してドイツで学んだこと(フランスに行く人が多い)、技術が確かで安心して聞けること、などのお話がありました。

そして後半がスタート。
1曲目、C.P.Eバッハのヴュルテンベルク・ソナタ 第1番 イ短調。新鮮でした。華やかで、初めて聞きましたが素敵でした。
2曲目、J.S.バッハ イギリス組曲 第5番 ホ短調。空間に音が溢れて幸せな気持ちになりました。
楽しかった。
また演奏を聞きに行きたいと思います。個人的には、もう少し新しい時代の曲も聞いてみたいです。フォルテピアノも何卒。

鑑賞de寄っトク!itami 

チケット購入時にホールでチラシをいただき、JR伊丹駅と阪急伊丹駅の間にたくさんお店があることを知りました。伊丹は自転車で30分くらいの近さですが、イオンモールしか行ったことがなく、迂闊でした。
今回は三軒寺前広場のクロスロードカフェさんで美味しいランチをいただきました。
また来よう。


お読みいただき、ありがとうございました。


●データ
会場
東リいたみホール(伊丹市立文化会館)
6階中ホール

Program

J.S.バッハ
*トッカータ ニ短調 BWV913

*イタリア協奏曲 ヘ長調 BWV971
[without tempo designation] / Andante / Presto

F. クープラン
*第4オルドル ヘ長調
・灰色の着物を着た人びとの行進
・バッカナール
 i バッコスの陽気
 ii バッコスの愛撫
 iii バッコスの怒り
・猫なで声
・目ざまし時計

C.P.E. バッハ
*ヴュルテンベルク・ソナタ 第1番 イ短調
Moderato / Andante / Allegro assai

J.S.バッハ
*イギリス組曲 第5番 ホ短調 BWV810
Prélude / Allemande / Courante / Sarabande / Passepied I en Rondeau / Passepied II / Gigue

演奏
高田泰治