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24.8.1日米中の景況感 米中景気減速 日本堅調も利上げ&賃上げに注視

日米中の景況感 米中減速 日本堅調

🇯🇵日本
 自動車の認証不正を受けて悪化、来月(7月予想)は持ち直す見込みにつき一時的な下落と考えられます。但し依然として中国向けEV市場は厳しい状況です。外需の明るい兆しは米国の半導体規制の対象から日本が除外されました。中国向け工作機械(ロボット/設備)、半導体関連の企業は好業績を期待されます。

🇨🇳中国
 3中全会の経済政策は不発に終わりました。不動産市況の低迷は継続され、景気下支えの利下げ余地も狭まり、元安を起点としたチャイナリスクが警戒されます。

🇺🇸米国
 本日(8/1)FOMC会見により9月利下げ、年内2回がシナリオに再浮上しました。大統領選に向け外交面での米中対立は必至、関税合戦が株価に悪影響を及ぼすおそれがあります。中国向け関税は半年延期、背景に各国が反発、港湾での中国製クレーンの必要性を要求した事に依ります。トランプ減税vsハリス増税の相違はありますが、ソフトランディング(インフレ抑制&景気維持)に向け良好な見通しです。

車不正インパクト 予想より
景気減速 3中全会の経済政策 不発
緩やかな景気減速の見込み

中東の火種再燃 対イスラエル イラン報復声明

 イスラエルがハマス幹部のハニヤを暗殺したとの戦果を公表した事でイランは報復措置を表明しました。中東紛争の休戦協定は瓦解、中国等の仲介は白紙に戻ります。中東の地政学リスクの高まりに伴い原油価格の高騰が危惧され、ドル安が好感されず、インフレ再燃への飛び火が懸念されます。

日本株の続落に警戒 円安&上振れ期待の消失懸念

 本日(8/1)日銀の追加利上げ発言の下落に続いて、明日(8/2)も大幅下落が懸念されます。米株の連れ安、日経平均株価の先物が大きく下落しています。半導体規制から日本が除外され好感されましたが、全体相場は下落トレンドを継続させます。急速な円高シフトは決算シーズンの上振れ期待を相殺しかねず、今後の成り行きに注視です。

8/2 米株下落 日本株も連れ安

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