24.1.28新NISAアノマリー 2日円安(ドル買い)、3日株高(海外ETF&日本株)の再現性チェック

新NISA由来の新アノマリー 積立設定日が起点

　個人投資家の新NISA積立に伴うアノマリーが注目されています。ネット銀行の新NISAの積立買いは月初(1日)を初期設定とされるケースが多いです。例えば人気の米ETFを投資先にした場合、2日:ドル買い⇨3日:米ETF買いになります。2月のチャートで再現性を確認します。効果的な買い時を見直す手がかりになります。

円安トレンドの長期化&2月好決算⁈

　2024年の為替相場は日米金利差の縮小とともに円高シフトを想定されていました。

・日銀:マイナス金利解除(脱デフレ)
・FOMC:利下げ(米景気減速)

　実際は円安を継続、日米の金利修正の見送りに加えて、個人投資家の海外ETF買いが相まって150円台に迫る勢いです。3月日米の金利修正へと節目がずれ込んでいます。能登半島震災の復興支援、米国景気をウォッチしつつ為替相場の転換点を見定めていきます。
　2月決算は円安効果と中国不買運動の綱引きに左右されそうです。

来週の経済指標の注目点

　来週から各国の経済指標がリリースされます。IMFの世界経済の見通しから始まり、米FOMC、米雇用統計が控えています。
　世界の景気減速リスク、米利下げ見通しvs米景気の力強さを把握できます。決算結果と考え併せて相場トレンドの変化を確認していきます。

来週の経済指標
各国の景況感&米利下げ見通しを確認