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仕事のこと、老後のこと、お金のこと

3連休最終日。けっきょく、いつもの日曜日が月曜日に変わっただけであり、明日の仕事のことを考えると憂鬱すぎて起きられない朝だった。

今日は親戚の家へ行く予定があったため、重い腰を上げて出かける準備を進める。ターミナル駅で、手土産を購入した。普段自分では買わないような菓子折りで、要は食べたことがないからこれがどんなものなのか想像がつかないのだけど、販売員のおばちゃんはこなれた様子でテキパキと一緒に決めてくれる。あぁ、こういう接客がプロだよね・・・。としみじみ思う。未経験の新人には出せない奥行きのある仕事。素晴らしい。
そして、こういう人に贈る何かを選ぶときに、金に糸目をつけなくていい状態って最高じゃないかなと感じた。
1つ3000円の折もあれば5000円のものもある。別に何でもいいな、一番しっくりくる気に入ったものを買おうと思った。もし私が無職の学生時代だったら、3000円は大金であり、自分自身がその日生きていくために喉から手が出るほど必要な予算である。顔も知らない誰かの手に渡るための菓子に、気持ちよく3000円も支払えないであろうと思った。そんな風に考えると、必要な時には必要な金をポンと出せる状態にあること、これは1つの理想的な状態だと感じた。おなかが空いたらご飯が食べられて、のどが乾いたら水を飲める。当たり前と思っていることすべてが、当たり前ではないのだ。

電車の中で、昨日買った小説「それでも仕事は辞めません」の続きを読む。ひとつひとつの話が、今の私のおかれた状態に突き刺さる。
色んな事を考えさせられる。心が動くから、泣けてくる。
まだ、本の半分に至らないくらいの時点だけど、既に買って大満足の本だった、今の自分が出会うべくして出会った1冊なんだろうな。
買うときに「最近は、文庫本でも800円もするのかー」と一瞬躊躇したのですが、とんでもない。安いくらい。とてもいい話です(まだ読了していないから「良い話でした」とは言えないけど。早く続きが読みたくて仕方ないくらいどんどん吸収したい)
私も、あれ、もしかして、自分から辞めたらいけないのかもしれないと、思わぬ形で考えが引き戻されていく感覚です。
いつかは辞めるし、もしかしたら辞めざるを得ないときがくるかもしれない。それよりも前に、自分から辞めないほうが良いのかもしれない。そういう風に、少しずつ、少しずつ、心が融解し、引き戻っていく感覚があります。辞めるのは簡単。そして、一度失ったものを取り戻すのは至難の業。
そして、今このときに、自分の仕事ぶりが認められなかったり、報われている感覚がなかったりして、心がくじけそうになるかもしれないけど、私の良さを見ていてくれる人も必ずいるんだと、自信を持つことができました。世の中、利己的な人間も多くいて、弱い立場の人間からただひたすらに搾取しているかもしれない。そういうやつらを、いつかぎゃふんと言わせてやれば、私の気は済むんだな。そもそも、そういうやつらとは、出来るだけ隔てた場所で生きたいなとは思うけれど。

親戚のおじさんと話しながら「仕事辞めたいんですよねーもう(笑)」なんて話題にもなって、けっこうリアルに、本当に辞めるなら年金のこと、暮らしのこと、しっかり計算してなど、自分でもそう考えているけど、改めて第三者からアドバイスしてもらえると、リアリティが沸いてきた。
でも「あなたはまだ若いんだから」と面と向かって言われると、そうか、私はまだ「若い」世代なんだなと、そこも実感を持った。
普段は決してもう若いと思っていないし、職場の中でも相対的には老いた側?に居り、そういう置かれた環境も、今の私の状況を作り出しているんだなと思うところがあった。もっと先輩とたくさん話してみると、いいのかもしれない。老後のリアルなどを、もっともっと知っていきたい。
やっぱり、お金がない状態でリタイアしてしまうと、日々の楽しみはTVくらいになってしまうようだ。果たしてそれは自分の望んでいる状態なのか?たぶんちょっと違うはずだ。
何はともあれ、どんな道に進むにせよ、経済的独立は必須条件。
一発逆転の宝くじでも買おうかな・・・夢を買いながら、精神的バランスを保ってコツコツと今の道を歩むのみ。地道だけど、ほんとにそれがすべて。

考えが、まとまっているようでまとまってはいない。
しかし、何か思うところはあって、何かを掴みかけているような気がしないでもない。そんな状況です。
辞めるのは簡単・・・。だからギリギリまで粘る。ギリギリまで行くぞ。
そう畳みかけて、明日に向かいます。そうだ私、もうちょっとだけ、がんばれ。

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