ヘイワの使者
79年前
一本の筆
漆黒の墨汁
悪魔のささやき
が
推し進める変革
「無かったこと」が大得意。
この国のハンドルを握るものたちは。
支配のために統率し管理していく
傀儡の一手。
教えてくれ、一本の筆。
お前がもたらしているこの国の安穏
それは長い長い癒しなのか
お前は誘う。
さあ、
ハクチの国へいこうぢゃないか。
よだれを垂らしながら
倒錯のテーマパークへ
教科書の説教、
法律の脅迫、
映像の誘導
巧妙につくられたこの国のルール
何もかもがなかったことに。
見せたくないものは塗りつぶし、
きかせたくないときは電波を濁せ
塗りつぶされたその下でうごめくもの
塞いだ耳の外で闊歩する魑魅魍魎
そんなものがいるとしても
そいつらはいつの時代もうまくやる
ヘイワの皮をかぶった欲望たち
皮が破れぬようにうまくやれ
隠せ、
隠せ、
事実も真実も
見せるな見せるな
現実も真実も
あの夏以来思考停止をもたらして
さぁ、一気に見せかけの希望の国を作ろう
一本の筆
滴る墨滴
が消すこの国の真実。
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