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私の檻の話(2024 4月1日)

獄中の祈り


新生活の始まりだ。


と言っても、私の場合は四六時中家に引き篭もりっぱなしのまま。



何も変わらぬ、娯楽の用意された檻で過ごすのみ。退屈だが、全て私の行動が招いた結果。



受け入れるのが辛いわけじゃないが、私の大切な人が新生活で壁にぶち当たった時、同じ土俵に立ちきれないことが辛い。


誰かのために生きたいなんて思ったことなかった。



その人達と立場が違ってから、今更悩んで眠れぬ夜を過ごしだす。



でも、なんか安心してるような気がして眠さも悩みを追い抜きそうになる。



自分はずっとロボットみたいな人間だと思っていた。


いや、実際表情は硬いし感情は表に出にくいしで、95%はロボット(5%は船場吉兆の悲しみ)みたいな人間ではあるんだけどな。



何となく、自分にも誰かに貢ごうとする心があってなんか安心していた。



自分の異常さは良さだと割り切って、自分を好きになろうとしていたが、こんなことで安心しているようでは自分を好きになるのはもっと後になりそうだ。



ドラマを観るきっかけをぜひ。


アニメ、アニメ、アニメ、アニメ…。



私の知人がする話はアニメばかりだ。



別にアニメを否定するわけじゃないよ。


でもいるんだよ。


俺がアニメ観てないって話すると、私への視線が人間専用からミイデラゴミムシ兼ヤドクガエル用みたいになる奴!



不安になるからやめてくれ!俺もドラマ観てない人にそういう視線向けてるんじゃないかってさぁ!


サブスクでの視聴回数が高いランキングとか観るけれど、ほとんどアニメが独占している。


もっと人類にはドラマも見て欲しいな…


この日記を通して、好きなドラマの話とかメモしておこうかな。



あと、誰か私にアニメをプレゼンしてください。



本当に。



ちなみに、最近観たドラマは『俺の家の話』というドラマ。



元TOKIOの長瀬智也さんが出演した、今の所最後のドラマになっている。

後に能楽の人間国宝となる観山寿三郎を父に持つ観山寿一は、いくら能の稽古に励んでも父から褒めてもらえない修業生活に嫌気がさし17歳で家出、プロレス団体に入門しプロレスラー・ブリザード寿として一時代を築く成功を収めるが、妻との離婚やケガによるレスラーとしての衰えなど様々な人生の壁に当たっていた。
ある日寿三郎が危篤になったと聞き実家の家族の元へ帰還し、重篤な父を目の当たりにして悲観にくれる寿一であったが、嫁いだ寿一の妹・長田舞、寿一の弟で弁護士の観山踊介は思いの外冷静であった。以前にも倒れたことのある寿三郎の健康状態に対しては、既に覚悟ができていると口にする。ここへ来て初めて家族の現状を知った寿一は、レスラーを引退して25年ぶりに実家に戻り宗家を継ぐ決心をする。

wikiから引用したあらすじはこんな感じ。


能×プロレス×家族


という、交わることのなかったように思える三要素のドラマ。


脚本が宮藤官九郎さん(最近では、『不適切にも程がある!』の脚本を勤めた方)ということもあり、ふざけたコメディドラマだと思っていた。



が、それは単なる先入観で終わる。



この作品、『泣ける』んだ。



あまり作品を鑑賞する上で、私は涙を流すようなことはない。



感動はするけど、心臓が熱くなる程度で泣いたことはなかった。



だがこのドラマで、私は終盤の三話連続で泣いてしまった。



一人で見ていたことや、作中の長瀬智也さんが演じる役のように、自分の現状や将来と向き合う必要が私にもあることなどが作用した可能性もあるだろうが。



能とかプロレスはちゃんと説明があるし、何より『家族』という我々に最も身近なテーマになっているから、ドラマ初心者でもみやすいんじゃないかな?



…すんません、ちょっと締めが思いつかなかったんでここで終わります。さようなら。

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