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史上最高の「パンク」な曲   3選(個人的)

1,ケンドリック・ラマー
  backseat freestyle

good kid,m.A.A.d cityは、最高のhiphopアルバム、又はコンセプトアルバムとしても有名な作品であり、ケンドリックの代表曲が多く収録されていますが、中でもパンクのエッセンスが研ぎ澄まされているのが、「backseat freestyle」

ジミ・ヘンドリックスは、ギターを身体の一部のように、意識をグルーヴさせて、数々の名曲、名演を残しましたが、ケンドリックはこの曲をヘンドリックスのギターソロの様に、メロディアスかつ、予測不可能なリズムでラップしています。hiphop、ロック、数多くのジャンルの中でも、このような反骨的なサウンドはそうないでしょう。

2,  ジョン・コルトレーン

My Favorite things−Live


The olatunji Concert: The Last Live Recording

ジョン・コルトレーンの、亡くなる数ヶ月前に録音されたライブ盤。収録されている、マイフェイバイリットシングスは、約34分もありますが、これが最高なんです、最高にパンクです。
そもそもフリージャズというジャンル自体、攻撃性がむき出しで、そこら辺のパンクバンドより荒々しい楽曲が多いですが、このアルバムは中でも特別なものだと思います。
まず冒頭7分半、ベーシストのジミー・ギャリソンのソロ。終わりに向かうにつれて、不穏なメロディになります。そして、コルトレーンの登場。場は拍手喝采です。原曲の穏やかさとは程遠い、騒々しい音世界です。テーマを2、3回吹くだけで、ほぼ別の曲と言っていいでしょう。
さて、コルトレーンが吹きちらかした後、登場するのがファラオ・サンダース。楽器が温まっていくにつれて、彼もゴリゴリ、めちゃくちゃに吹きます。
「怒り」とかそういうものではなくて、耳鳴りの轟音とでもいいますか、それにメロディが加わったブロウです。

3,レディオヘッド

The National Anthem


「Kid A」収録のこの曲は、ループするベースラインが曲のすみずみを形作り、凄まじいインパクトを終始、与え続けています。初めて聴いたときは何度も何度もリピートしました。
ベースラインについては、トム・ヨークが十代の時に考えついて、Kid Aまで温めていたとのことです。
曲も後半になると、フリージャズ的なアプローチのサックスが登場。僕はこの曲から勝手に強迫観念やら、破壊衝動などを抽出して聴いているので、最も共感できる曲の一つとして、挙げました。
この曲は、ライブもぶっ飛んでおり、リードギターのジョニーがオンエア中のラジオの放送を流すんです。最もわかりやすい例が、サマーソニックのライブで、芸人さんのラジオを流しています(笑)
YouTubeに上がってるので是非、聴いてみてください。


以上、個人的な史上最高の「パンク」な曲3選でした。


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