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暗黒界について(モンスター編)

グラファです。
だいぶ投稿期間が空いてしまいました(遅筆)

 前回一応の自己紹介も終え、さっそくデッキ紹介でもしていこうかなと思ったのですが、暗黒界というテーマの方の解説もしておくべきなのでは?と思い、準備段階その2となってしまいますが暗黒界や解説をさせていただこうかなということにしました

 暗黒界の初心者に向けての説明にはなっていると思いますが、よく見るカードゲーム関連用語なんかは割とバンバン使っていってしまってるので、そこはご容赦ください。。。

なるべく変な用語は使わないように気を付けます


暗黒界とは

 主に手札のカードを捨てる/手札から捨てられるという動きを主軸として展開していくテーマ。

 "捨てる"について、初心者あるあるとしてよく言われている事ではありますが、暗黒界はカードの効果で手札から墓地へと捨てられないと効果を発動できないため、

  • コストで捨てられる

  • 効果で墓地へ送られる

  • 捨てられて墓地へ行かず除外されてしまう

等の条件では起動できません。もちろん墓地へ物理的に投げ捨ててもダメです。効果確認のために物理的に場から離れたアブソルートZeroの効果発動!


 最近のテキストではかなりわかりやすくなっているため見分けるのはそこまで難しくないかなと思いますが、(昔は調べないとわからなかったりした)とりあえず

  • 〜捨て、〜発動する。(コスト)

  • 〜発動する。〜捨てる。(効果)

のように、捨てるの文字がテキスト上で発動(コスト)にあるか(効果)にあるかで判断していただけると、大抵の場合は問題ないかなと思います

 遊戯王初期はいたずら好きな双子悪魔などの強力なハンデスカード、いわゆるハンデス三種の神器(変な用語…というか死語?ですが)が多かったため、それらへの対策のような意図で作られた……のかも?
 誕生秘話の詳細はわからないものの、結局その辺の最強ハンデスカードはどんどん禁止カードとなっていったうえ現在ハンデスは捨てる以外の多種多様な手段があるおかげで、もっぱら自作自演のハンデスに走る事になっています
 ただし元の目的?のためか否か、相手によって捨てられた際には強烈なボーナス効果がついてくれます
詳細は別の機会にしますが、これをコンボによって無理矢理引き出してめちゃくちゃする事もできたりします

 自分の手札を捨てていくのが重要なテーマなのですが、手札を捨てていくばかりでは当然手札が一瞬で無くなってしまい本当のセルフハンデスとなってしまうため、まずはカードをドローしてその後捨てる/捨ててからドローする,のような手札補充と抱き合わせの効果が多くなっています
 そして暗黒界が昔のテーマというのもあり、1ターンに1度の制約がついてないカードがほとんどであるため、1ターンに何度もカードをドローして捨てては効果を使い、ドローし捨てて効果を使い……を繰り返して展開していくのが動きのベースで、ドロー好きにはたまらないデッキとなっています。


 フレーバー的な方のテーマの特徴として、モンスターのカード名には全て色の名前が入っているという共通項があり、実質元ネタが200種類どころじゃないくらいあんねんということで無限に新規が期待できる神仕様となっております。
また闇属性悪魔族という恵まれたステータスにより拡張性が高いため、いわゆる「実質新規」なんて言ってデッキのおこぼれ強化に預かれる事も多々ありますので、一度組んでおくと新情報解禁の度にワクワクを思い出すことができるでしょう


 完全に余談ですが、暗黒界は海外の公式でグラファがホームページを乗っ取り暗黒界を紹介するという面白い記事があったり、アニメでは邪悪な存在として描かれていたものの実は優しい人達、等と言われていたり、グラファを社長とした優良ホワイト企業なんて言われていたり、フレーバー的な情報が結構あるテーマです。このテーマは結構そういうネタ?のようなものがあり、色んな人に愛されているんだなぁと感じてます



暗黒界のカード一覧

ここから個々のカードを見ていこうかなと思います

暗黒界の隠者パアル/Parl, Hermit of Dark World

 実は初手からいきなりあまりお呼びがかからない枠(名前順にしたため。)あんまり興味がない場合は目次から飛んでください(白目)

 捨てられた際の効果は蘇生であり、下準備が必要なものの便利な効果をしていますが、ステータスは高くなく、相手によって捨てられた際のボーナス効果もレインで事足りがち、挙げ句何故か暗黒界なのに効果にターン1がついてしまっている、と少々可哀想な所もあるカード
 デッキを引き切るほど回すこともあるテーマなために、どんなに強くても名称ターン1がついている時点でピンしか積まない、ということが起こり得るのが暗黒界というデッキですので、必然として採用枚数は1あるかないか…になってしまいがちなカードです。余談ですが、捨てられた時効果が地味に任意効果な珍しい暗黒界です

 暗黒界カラーはパールとなっており、体全体にそれっぽい色が散りばめられています。いつかダイヤモンドも欲しいですね


暗黒界の狩人ブラウ/Broww, Huntsman of Dark World

 捨てられたらドローのシンプルな効果
 あくまで手札交換なのでこのカードで得られるアドバンテージは墓地コストくらいのものですが、癖がない効果のため、暗黒界カードを多く採用したい場合の枚数調整としての投入が主な役割、といったところです

 レベル3悪魔というステータスを活かし、デスガイドなどとのシナジーを目的として投入されることもままあります

 暗黒界カラーはブラウンとなっており、太い腕と毛皮?でアピールしています



暗黒界の騎士ズール/Zure, Knight of Dark World

バニラです
暗黒界の世界観を表すのに一役買ってくれています

 特に他のバニラと比べて特殊な使い方はありませんが、バニラ軸の暗黒界を組む際には後述のレンジと共に活用する事があります

 暗黒界カラーはアズールとなっており、マントやモヒカンみたいなのが綺麗です


暗黒界の鬼神ケルト/Lucent, Netherlord of Dark World

 暗黒界にいくつか存在する、捨てられたら墓地から復活する系効果のひとり

 自分の効果で捨てられて出てくる中では最高の攻撃力を持っており、特にコンボなどを考えない場合は打点目当てでこのカードを採用しがちになるかなと思います

 レベルが高く通常召喚はしにくいですが、元々暗黒界が召喚権にあまり依存しないテーマであることと、魔神王レインがレベル5以上の暗黒界しかサーチできないことにより採用幅は広いです

またボーナス効果も強く固有のものかつ盤面を一気に増やせるので、コンボの火付け役としては間違いなく最強のカードです

 超魔人イドを送り付けたりなどは有名ですが、インパクトはあるもののいささかピーキーさがあるため、丸く行く場合は構築そのままにスノウ等を出したり、何か別途採用するにしても魔轟神レイヴンなど元から展開にも使えるカードにしておくのもおすすめです

 暗黒界カラーはスケルトンとなっており、透明な鎧を纏ってる感じなのと、どことなく骸骨みがある出で立ちになっております

 ちなみにwikiには英語名のlucentについても載ってます。(いつもお世話になってます)


暗黒界の狂王ブロン/Brron, Mad King of Dark World

 暗黒界モンスターの中でも珍しい捨てられた時の効果を持っておらず、自らが捨てる側に回ってくれている狂人王

 その条件も出た当時からして難しめであり、今となってはさらに活躍は厳しいカードとなってしまっています

アニメにも出演した(しかも重要キャラ)由緒正しいモンスターですので、いつかリメイクでもなんでもして強くなってほしいなぁと個人的に願ってます

 暗黒界カラーはブロンズとなっており、それっぽい色の服を着つつ髪もお染めになってるっぽい。あとポーズがすごいのでモノマネのネタとして練習しても良いかもしれませんね


暗黒界の軍神シルバ/Sillva, Warlord of Dark World

 もしかすると現代人には一番知名度が高いかも知れない、言わずと知れたMD(マスターデュエル)の暗黒界唯一の禁止カード

 このカードが居たら環境を取れたかというとあまりそうではないかなと思いますが、もし禁止されていなければ暗黒界の動きが3段階くらいはエグい事になっていたのは間違いありません

 自己蘇生は至って普通なのですが、ボーナス効果の2枚ハンデスがシンプル

に最強であり、シルバボーナス2回と三戦の才やグラファのボーナス、もしくは適当に1枚誘発を踏み越えるなどにより、相手の手札を消し飛ばした上で

盤面に5〜7妨害を構えてターンを渡したりできるため、超融合、結界波すら微塵も怖くない最強の制圧が実現します(とはいえ無くともどのみち1,2ハンデス+6〜7妨害くらいはできるので誤差といえば誤差かも)

 ハンデスの内容もデッキの一番下と凄まじく、ミラーマッチすら気にせず手札を削れます

 こんなに強いにも関わらず初出はR(再録でURはもらえた)であり、コスパも良い完全カード。間違いなく暗黒界最強クラスのカードです

 気軽にハンデスしてみたくなったら使ってみましょう

 暗黒界カラーはシルバーとなっており、たぶん腕に巻いてます


暗黒界の混沌王カラレス/Clorless, Chaos King of Dark World

 アニメ遊戯王GXで存在を示唆されてから10数年、ようやく12期にてカード化された暗黒界の切り札カード

 アニメでは未OCG化カードの「邪神経典」のサポートによって召喚を試みられていました

 色々あってその目論見が失敗してしまったことでその効果どころか姿すらも長らく不明のままでしたので、待ちに待ったOCG化という感じですね

 効果としては相手フィールドの全体破壊に加えて融合素材の数だけ打点が上がる効果を持ち、通れば1枚で勝負を決めるに十分な効果は持ち合わせています

 ひとつ懸念点なのが素材の「暗黒界の魔神レイン」であり、リメイク版の王レインではなく素の方なため基本的に事故要因となってしまうのが痛いところ

 よっぽどの理由がない限り、レインを入れるよりは融合素材代用モンスターの方が運用しやすいのかなと思います。

 代用モンスターはサーチが効きにくいものの王グラファの方の素材にもなれるため、便利さがダンチ・トラベラーオブザバーニングアビス(変な用語)ですのでどうしてもそちらの方が活躍の機会は多くなってしまうかなと思います

 暗黒界カラーはカラーレスとなっており、全体的に透けている感じになってます


暗黒界の策士グリン/Gren, Tactician of Dark World

 暗黒界の頭脳タイプ枠。バックが割れます

 カーキとはカードの効果的に対を成す存在で、ステータスも一致しています(グリンのが貧弱そうなのに)
あまり採用されることはありませんが、レベルやステータスを参照したり、どうしても自分の魔法罠を破壊したかったりする時にもしかしたらワンチャンある……かも?

 暗黒界カラーはグリーンとなっており、外套がそれに該当しています


暗黒界の刺客カーキ/Kahkki, Guerilla of Dark World

 暗黒界の丸っこいやつその1。モンスターが割れます

 グリンと2人合わせてようやくグラファと並ぶ破壊効果になる…と見せかけて、一応こいつらは自軍のカードも割れるので差別化点はあります(なお強制効果ゆえ意図しない暴発が出る事にもなり得る)
グリンと同じくステータスや自陣破壊を活かせれば採用できるかも知れません

 暗黒界カラーはカーキとなっており、頭のてっぺんと短剣が恐らくそうです



暗黒界の術師スノウ/Snoww, Unlight of Dark World

 暗黒界のハイパースペック便利姐さん
 サーチ範囲は驚異の暗黒界カード全てであり、同名カードすらも持ってこれます
 このカードの存在により、暗黒回廊までもが暗黒界万能サーチに化けるため非常に優秀です

 手札が微妙でとりあえずドロー&ディスカードを連打する際にスノウで足りないパーツを持って来ながらなんとか動いていてくのは暗黒界使いならば幾度となく経験があるかと思います

 打点も1700と十分あり、暗黒界の門があると2000の大台に乗ってくれます

ケルトと同じく守備力0なのも嬉しいポイントで、悪夢再び等に対応しておりたまに役に立ちます

 サーチ先も年々優秀なカードが増えており、手札に居てくれるとりあえずほっとする、安らぎを与えてくれるカード

 暗黒界カラーはスノーホワイトであり、これもまた安らぎの色ですね



暗黒界の斥候スカー/Scarr, Scout of Dark World

 捨てられた時に効果が無いどころか捨てる事に一切関係しない突然変異ポケモン

 戦闘で破壊されるとサーチできますが、それもレベル4以下なため痒い所に手が届かない!となることも

遥か昔モンスターセットエンドでターンを渡しても問題ないくらいの時代だとそれなりに使えたかもですが、現代だとかなり厳しい

 レベル2が欲しい場合はカーキやグリンを使うことになりそうです

攻守が同じ500なのを活かす場面があったりする…のだろうか?

地味にワンフォーワンに映っている赤いのはこいつなので、ワンフォーワンは実質暗黒界と言えるでしょう
ちなみにワンフォーワンはコストで手札を墓地に送るなので暗黒界は全く起動できないため、どうせ起動できないならスカーでもコストにするか!は割と適任なのかも

 暗黒界カラーはスカーレットとなってます
万が一名前がスカーレッドだったらもしかしたらそっち方面でお呼びに……はならないかも
英語名は韻を踏んでるっぽくて好きです


暗黒界の尖兵ベージ/Beiige, Vanguard of Dark World

暗黒界の便利屋枠

 ゴルドシルバのレベル4バージョンみたいなもので、ボーナス効果もなく至ってシンプルな自己蘇生するモンスター
下級なため最悪通常召喚もでき扱いやすく、暗黒界隈最強のランク4であるデュガレスの素材にもなれます
 打点もそれなりにあり、門があると1900ラインに乗ってくれるのは嬉しいですね。だいたいの構築で1〜2枚入れたくなるカードです

 暗黒界カラーはベージュとなっており、プロテクターみたいなやつがベージュ色です


暗黒界の導師セルリ/Ceruli, Guru of Dark World

暗黒界の丸っこいやつその2

 自ら相手フィールドに特殊召喚され、強制的にハンデス効果を発動してくれるので「相手の効果で捨てられた」状況を生み出してくれるカード
逆に他の暗黒界カードの効果で自分の場に出すと、相手の手札を1枚削れるという使い方も
 暗黒界においてボーナス効果を使った多種多様なコンボをするうえでほぼ必須なカード。このカードの存在により本当に色々でき、アカシック・マジシャンやセキュリティドラゴン、果てはコーディネラルやファイヤーウォールドラゴンやジーランティスによってとにかくセルリを再利用し捨てまくる構築もあるほどです

 セルリ+王レイン+捨てるカードがあると、セルリで王レインをを捨てることで王レインのサーチ+リクルートが発動し、2枚目のセルリを相手の場に送り付けることで、王レインでサーチした5以上の好きな暗黒界のボーナスが発動できますので、2枚以上あると確定コンボが可能。ただしもちろん単体では仕事しないばかりか、捨てるカード+セルリ+セルリで捨てたいカードの3種が必要なため、事故率が上がるカードでもあり注意が必要です
 0〜3まで採用数があり得るカードなのかなと思います

 暗黒界カラーはセルリアンとなっており、服がちょっとおしゃれ


暗黒界の闘神ラチナ/Latinum, Exarch of Dark World

 暗黒界で最も地味なカード、と言えるかも知れないカード

一応ケルトと対を成してる感じですが、ステータスが守備よりなのとボーナス効果が有ってないようなものなので、よほどのことがない限りはケルトを2〜3枚に増やして終わりになってしまいます
 ボーナスは全く狙わない上で、レベル6がどうしても欲しいかつ墓穴の指名者などをケアするため名称を散らしたい時にお呼びがかかる……だろうか?

海外初出であり、さらに謎に海外にはアルティメットレアがあるので、コレクションとして1枚持っていてもいいかも(結構きれいです)

 暗黒界カラーはプラチナとなっており、体全体に希少な金属の色をこれでもかと使用しています


暗黒界の番兵レンジ/Renge, Gatekeeper of Dark World

バニラです。

 暗黒界はバニラが2種もあるフレーバーに力を入れたテーマなのは、実は見た目の猛々しさに反しみんな優しい集団であるということを全力で強調するためなのかなぁとか思ったり

 完全に余談ですが、私の財布にはいつも1枚レンジを忍ばせていて、守ってもらってます

 暗黒界カラーはオレンジとなっており、掌がオレンジ色になっています


暗黒界の武神ゴルド/Goldd, Wu-Lord of Dark World

 軍神のシルバと対を成す武神のカード。ステータスも同じ数値となってます

 捨てられた際には相手の盤面を2枚破壊してくれるため、先攻でセルリで起動するより龍神王グラファ等で相手ターンに起動する、または捲りの展開で起動する事で効果的に暴れ回る事ができます

 基本的にはシルバやケルトに役割を譲りがちなのですが、シルバが禁止なMDやその他シナジーがある混ぜ物デッキなどでは採用しております
 武神(ぶじん)ではなく武神(ぶしん)なので某テーマとは関連あるようでそんなにありません

 暗黒界カラーはゴールドで、金らしく初出ではスーパーレアとアルティメットレアをもらっており、格があります


暗黒界の魔神王レイン/Reign-Beaux, Overking of Dark World

 暗黒界のやりたいことが1枚に詰まっている超優秀な最強カード

効果は☆5以上の暗黒界のサーチであり、このカードが1枚あればあとは未界域のような手札を捨てつつ盤面にモンスターを捻出できるカードを連打するだけで、手札を減らすことなくひたすらモンスターが並んでいきます。珍しく捨てられた時効果が任意ですが、しっかり活かせる場面があり強いです

 このカードの登場前は、グラファをアド損なしで墓地に用意する手段はトレード・インなど限られていたため、ただ単純に暗黒界の動きをしているだけでレベル8無限湧き体制が整えてくれるこのカードは本当に神カードと言う他ありません
 ボーナス効果の方も極めて優秀であり、セルリとの親和性が抜群です

 このカードでグラファを戻して特殊召喚することはできませんが、このカードを戻してグラファを特殊召喚することはできるので、覚えておくと役に立ちます。ただし、基本的に王レインは墓地に居る方が圧倒的に強いため、王レインを戻してグラファを特殊召喚するかはよく考えた方がよいです。(墓地の王レインの枚数に余裕がある/すぐさま王レインのサーチを使う必要がある,ないしは捨てられるプランがある/未界域をどうしても外せない,等の場面で戻すようにしています)

 暗黒界カラーはレインボーとなっており、元の方だとよりわかるのですが、微かにDVDの裏面みたいに光ってます


暗黒界の魔神レイン/Reign-Beaux, Overlord of Dark World

 アニメにも切り札枠で出演し、パック初出もアルティメットレアが存在しているという優遇されたカード。効果も決して悪くはなく強烈な事が書いてあります。
 しかし自分で捨てても何も起こらないというその一点がどうしても厳しく、昔に比べ相手に捨てられた扱いにできるコンボが増えた現代においても運用が難しいカードとなってしまっています

 カラレスの存在によりデッキに入れる意味がある程度生まれたものの、だいたいの場合は融合素材代用モンスターに取って代わられてしまうのが悲しいポイント。
代用モンスターのうち例えばヴァサーゴならば、デスガイドでリクルートしたり魔サイの戦士で落としたりスカラマリオンでサーチしたりできつつ、王グラファその他の融合素材にも使えてしまうということで汎用性がダンチ・トラベラーオブザバーニングアビス/彼岸の旅人ダンチ(変な用語)ですので、なかなか採用に至らず見かけられたらラッキーな虹のような存在。というわけで暗黒界カラーはレインボーです


暗黒界の門番ゼンタ/Genta, Gateman of Dark World

 暗黒界の門周りをかなり便利にしてくれた革命児。アトランティスの戦士みたいなカードが暗黒界にも来たら門が使いやすくなるんだけどなぁ、なんていう事を考えて居たらそれ以上のものが来てしまいました
 流石に特殊召喚にはターン1がついてしまいましたが、門のサーチは何度でも行えるので十分強力です。灰流うららを撃ってきた相手にすぐさま2枚目を発動してビビらせてあげましょう

 暗黒界カラーはマゼンタとなっており、マフラーの先っぽがそうです
根本の方はくすんでしまったのだろうか……


暗黒界の龍神王グラファ/Grapha, Dragon Overlord of Dark World

 名前順なせいで紹介順があべこべですが、あまり気にせずストラクRにより強くなった王グラファの方からご紹介
 アニメのカラレスの存在により融合軸にもいつか伸びるんだろうなとは思っていたものの、思っていた3倍くらい強い融合モンスター及び融合手段を獲得したことにより、無理なく融合に手を伸ばす事ができるようになりました

 効果は相手の効果の書き換えであり、万能無効とまでは行かないものの、モンスターと通常魔法・罠という基本的なカードはきっちり止めることができ、なおかつ暗黒界のボーナス効果を狙えるという一石二鳥どころではないアドが取れる効果になっています。闇の取引では成し得なかった、汎用性を保ちつつ書き換え制圧を行える神のカードです(龍神王だけに)

 暗黒界というデッキは増殖するGを撃たれた際の綺麗な止まりどころと言えるものがほとんどなく(バグースカでお茶を濁すくらい)、代わりにその有り余る展開力によって相手のデッキを枯らすことで逆にワンキルを狙いに行く事がほとんどなのですが、その際にこのグラファを出すだけで相手が引き込んだ手札誘発を貫通しながら展開を継続する事ができるため、かなり重宝します。アポロウーサとの二段構えをすることにより、大抵の誘発では止まらない体制で駆け抜けることができるというような感じです

 相手によって場を離れた際の置き土産も悪くなく、出すだけで相手のリソースをかなり削ぎ落とせます

 融合素材も緩めなため、ティアラメンツの効果で出せたり、暗黒界の登極(融合する速攻魔法カード)によって任意の闇属性を捨てたり除外したりすることでコンボに繋げたりもできます
また純粋に打点も高く、まさに非の打ち所がないカードです

 暗黒界カラーはグラファイトとなっており、黒鉛を意味する金属色(wiki参照)ということです



暗黒界の龍神グラファ/Grapha, Dragon Lord of Dark World

 みんな大好き、ストラクチャーデッキデビルズ・ゲートの看板モンスター。このカードによって暗黒界には大大大大大革命が起きました

 それまでは手札を捨てられたらモンスターを展開できる、くらいのハンデスメタ兼大型モンスターの簡易展開手段でしかなく、消費も大きいうえ捨てるカードと捨てられるカードが揃わないとディスアドまである動きでした。
 しかしグラファの登場により、盤面に余ったモンスターの打点をさらに伸ばしつつ、捨てられるモンスターをさらに手札に確保できるようになり、展開の連続性と最低保証も担保される事になりました

 打点が2700で門を貼ると3000に届くのも絶妙で、盤面ではバニラであるものの、しっかりと戦闘もこなしやすいステータスなのが嬉しいですね

 暗黒界カラーはグラファイトとなっており、黒く美しい姿に仕上がっています

 ………色々と書いているうちに文字がだいぶな量になってしまったため、魔法・罠カード紹介の方は後編に改めて書いていこうかなと思います
ここまでの非常に長い文字の羅列をご高覧いただき、誠にありがとうございました!
↓後編

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