見出し画像

暗黒界について(魔法罠)&おまけ


暗黒界紹介記事の後編になります。魔法罠編。
↓前編



魔法


暗黒界に続く結界通路/Gateway to Dark World

 暗黒界を蘇生できる速攻魔法。暗黒界をなんでも蘇生できるため便利そうですが、実は発動ターンにものすごいデメリットを負います。なんならアニメではこのデメリットを突かれブロンが十代に敗北してしまうというとんでもない戦犯をかましてしまっているやらかしカード

 一応暗黒界カードの効果でセルリを特殊召喚できるため、ハンデスが行えたりします


暗黒界の雷/Dark World Lightning

 セットされたカードをモンスター・魔法・罠問わず破壊した後手札を捨てられるカード。効果処理時に表になってしまっていると破壊できず、手札も捨てられないため注意

 大体の場合はグラファの効果で事足りるため、昔のカードゆえ仕方ないのですがあまり使う機会はないかなぁという感じです
 昔はリバース効果モンスターを確実に仕留められたり、伏せ除去としてある程度機能していたので、ゲートボールのようなルールだとあるいは…


暗黒界の援軍/Charge Into a Dark World

 墓地の4以下の悪魔を蘇生しつつ手札の悪魔を捨てる効果を持ったカード
暗黒界に続く結界通路に完全なトドメは刺さない上で、なんとか現代風にリメイクしたような感じです

 蘇生された悪魔と捨てられた暗黒界とで大体盤面にモンスターが2体並びます
 墓地の暗黒界を再利用できつつ手札も捨てられるため大変便利。ただしターン1もあるため、入れるとしてもスノウで持ってくる用のピン採用かなというイメージ

 悪くはないのですが、初動になりにくい点とレアリティが字レアしかない点でデッキに入れないこともよくあるカード。効果自体は悪魔全体の汎用効果なため、混ぜ物次第ではかなり強く使えます


暗黒界の傀儡/Dark World Puppetry

 墓地のカードを大量に除外しつつ手札の悪魔を捨てられるカード。さらには墓地効果でリソース回復もできます

 除外回収効果は墓地に送られたターンには使えないものの、暗黒界の門や登極ですり減ったリソースを補えたり、最悪前半の効果の対象のうち1枚を回収したいカードにしておくことで自己完結もできるため、用途は広いです
 ただしアドを取る速度は遅く墓地除外の方が軸ですので、主にサイド運用やコンボ運用をすることになってくるかなと思います


ライコウと関わりがあるイラストシリーズのカードであり、スノウ姐さんがライコウをお家に返してあげてる(道を指し示してる)シーンと思われます

さらにこの後スノウ姐さんがライトロードに入るのはまた別のお話…

暗黒界の書物/Dark World Grimoire

 任意のモンスターに暗黒界みたいな効果を付与できるカード。このカードの登場によりいくつかのルールを捻じ曲げたという実績を持つ
 そしてその中のひとつとして、このカードの効果で特殊召喚したモンスターの誘発効果は発動できないというものがあるため、注意が必要です

 wikiを見ると色々勉強になるので、そういった意味ではいい教材となるカードです


暗黒界の登極/Dark World Accession

 悪魔族融合モンスターを墓地場除外融合、または暗黒界モンスターをさらに手札まで捨てながら融合できるカード。おまけに墓地から拾いつつ手札を捨てることまでできます

 速攻魔法ゆえの相手ターン妨害、盤面除去や墓穴の指名者からのエスケープ、増殖するGのドロー枚数を無理矢理抑える……などなど、使い方次第で多様な強みがあります

 その一方で、速攻魔法であるがゆえに未界域や墓穴の道連れを使う際に一旦伏せてしまうとそのターンもう打てなくなってしまうのは小さくないデメリットですので念頭に置いて動かす必要があります(一応墓地回収は行えるので、どのみち複数回融合する気が無い場合などは墓地に落ちても良い覚悟で手元に握りっぱなしの択も取れます)

このカードの登場によって、実質悪魔族の融合モンスターは全て暗黒界新規と言える方向性を手に入れたため、本当に素晴らしいカードです



暗黒界の取引/Dark World Dealings

 お互いに影響してしまうものの、シンプルにドローして捨てる事ができるカード

 発動条件が一切なく非常に便利なカードであり、昔はよく2〜3枚積まれていました。

現代では捨てるカードの種類がかなり増えていること、相手に引かせて捨てさせる行為でアドを稼がれてしまうシチュエーションがかなり増えたことにより、採用数は基本的にサーチ用の1ないしは不採用くらいにまで絞ります。それも組み合わせたテーマが特に手札を捨てる必要があったり捨てる手段が皆無だったりする場合に1〜2枚入れるかな?というくらいなので、家には大量の暗黒界の取引が積まれています

 初出はスーパー/アルティメットであり、昔のアルティメット特有のゴリゴリの彫りの深さが楽しめるため、コレクションとして非常におすすめです



暗黒界の文殿/Dark World Archives

 条件が少々複雑ながら、手札を1枚捨てて2枚ドローできるハイパー爆アドカード。2ドローのために捨てるカードはなんでもよく、事故気味な手札もワンチャン2ドローにてゴリ押せたりもします

暗黒界では(パアルを除いて)王レインだけが唯一捨てられた時の効果が任意であるため、王レインを②のトリガーとした場合

チェーン1文殿,チェーン2王レイン,

とすることでうららケアになりつつ、王レインでサーチした暗黒界をそのまま文殿で捨てる事ができて美味しいため、ぜひ覚えておきたい小技です

打点強化も地味ながらそれなりの量上がってくれます



暗黒界の門/The Gates of Dark World

 打点補助と捨ててドローが行える暗黒界のエンジンなカード

 昔は墓地に悪魔を用意するのが一苦労、といったところがあり環境が高速化するにつれて2枚、1枚……と採用枚数が減っていったのですが、ストラクRでゼンタの登場により、墓地問題を解決しつつ展開まで行える最強のカードにのし上がったため、かなり重宝するカードとなりました

 とはいえ初手で単体で引くと事故気味な事に変わりはないため、ゼンタと門を1枚ずつ採用して使い切り、またはゼンタ2〜3に門2枚としてゼンタを回収してもう一回だけ使えるようにする、といった風に極力事故を避ける採用数もアリだと思います

 それでも優秀なドロー札兼リソースなのは間違いないので1枚は採用しておきたいカードです



暗黒界の洗脳/Dark World Brainwashing

 相手の効果を書き換えるシリーズの永続罠版のカード

 戻して捨ててそれがシルバやゴルドであればまた出てきて戻すコストが確保されて……と、条件さえ整ってしまえば相手のモンスター効果を無限に止められる(しかも暗黒界のボーナス効果付き)、理論値最強のカード。

 ただしその条件はそれなりに重く、手札が3枚以上必要かつ捨てるカードはランダムなため、全て暗黒界で染める、ないしは暗黒界を当て続ける必要があります

ストラクRの強化によって暗黒界を手札に3枚キープはそこまで難しくなくなったものの、実際問題モンスター効果を止めるだけならアポロウーサでも十分な性能があるため、ある程度ロマンに寄ったカードかなという感じです。ハマった時のパワーは凄まじいため、一度専用構築を組んでみて遊んでみると面白いのは間違いないと思います


 ライコウとの関わりがあるイラストシリーズでもあり、今回はグラファがライコウを洗脳してあげてます

(これによってライコウの効果が対象を取らなくなりました


暗黒界の懲罰/Dark World Punishment

 シンプルにモンスターの特殊召喚の無効を撃てるカード。当然のごとくその後手札を1枚捨てます

 また墓地から除外すると暗黒界モンスターの破壊を肩代わりすることもできます

 リトルナイトという最強カードがある昨今、その辺の罠では2妨害くらい簡単に踏まれてしまう世の中ですのでカウンター罠自体の信用性は高いかなと思います

 しかし、暗黒界はそもそも回ればリトルナイトくらいならどうとでもなるほどの先行展開が行えたり、誘発によって止まらざるを得ない場合にはもうサーチできないような場面も多いため、あまりお呼びがかかりにくいカードなのかなとも思います

 もう1パターンくらいこのカードをサーチする手段があると止まりどころとして採用もやりやすくなると思うので、ポテンシャルはあるのかなぁと感じています


番外編

暗黒界カードではなくスノウでサーチすることはできませんが、テキストにて暗黒界を指名していたり、暗黒界と明らかに深い関わりを持つカード達を紹介します


暗黒回廊/Dark Corridor

 暗黒界モンスターをサーチし、さらに手札まで捨てられるスーパー万能魔法カード。スーパーレアです

 強すぎて逆に特に言うことがないくらいなのですが、ターン1がついているためこれでもデッキタイプによって1〜3採用は別れるかなと思うのが暗黒界の面白いところですね


暗黒よりの軍勢/The Forces of Darkness

 墓地から暗黒界を2枚を拾える罠カードアドバンテージは得られますが、やはり罠なのがネック

拾える範囲は狭いものの、その選択肢が十分強く魔法カードである悪夢再びもあるので難しいところですね


暗黒の瘴気/Dark Smog

 相手の墓地のモンスターを的確に除外できつつ悪魔を捨てられる永続罠

かなり昔は暗黒界を組むにあたりサイドの常連となってたカード。永続罠ゆえの恒久的な妨害力+展開補助が魅力

現代では多少遅いですが、ハマれば強いカードですね

 暗黒界の傀儡が来たので、ある種世代交代として席を譲ることになりそうですが、めちゃくちゃ罠ビに寄せると強く使えるかも


ライコウとの関わりがあるイラストシリーズの開祖であり、ゴルドさんが対応してくれてます


暗黒の謀略/Dark Scheme

 調整版天使の施しのような罠カード。ただし重いデメリット付き。

 相手が手札を1枚捨てるだけで無効にできるという効果が内蔵されており、基本的にこのカードを見て効果を通すことは無いと思うので、実質相手の手札を少し削るみたいなカードになっています

 wikiにも載っていますが、一応「アトラの蟲惑魔」などで効果を無効化されない状況を作り出して無理矢理効果を使うことは可能ですが、本当に無理矢理なので蟲惑魔暗黒界などで一発ネタをやりたい時に採用するくらいかも


闇の取引/Dark Deal

 暗黒界の追加ボーナス狙いカードの始祖。叫びの力で相手の効果を改竄できるが、通常魔法だけなので、効果だけ見ると今となっては完全に王グラファが上になってしまっているカード。通常罠なのでラビュリンスなんかを混ぜるとワンチャンがある……?


以上、魔法罠編でした

 本当は墓穴の道連れなど、暗黒界のズッ友カードみたいな奴らも紹介したかったのですが、流石に量が多すぎるため割愛させて頂こうかなと思います

 代わりと言ってはなんですが、おまけとして暗黒界を使う上で絶対にチェックしておいた方が良い物を紹介して終わろうかなと思います

何かというと、遊戯王wikiにて紹介されている"効果で捨てるカード一覧"です
 上述したようにな暗黒界のズッ友カード達はもちろん、一見すると微妙だがとりあえず暗黒界の効果は起動できる…なんて物から、捨てられるカードの種類が限られすぎてて暗黒界は捨てられないものの、とりあえず効果で捨てると書いてあるカード(暗黒界のためのページではないので当然なのですが)…等まで全て網羅されていますので、暗黒界のまだ見ぬデッキを組みたい方はぜひ参考にしてみてください


おまけ

手札を捨てるカード一覧(遊戯王wiki)
(https://yugioh-wiki.net/index.php?%BC%CE%A4%C6%A4%EB#card2)


最後までご高覧頂き、ありがとうございました


この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?