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ああセキュリティJKの果て

いつぞや、JKブームというのがあったがそれは今も続いているのだろうか。JKとは女子高生のことだが、その言葉も死語なのだろうか。死語以前にJKの頃も遠くなったこの頃・・・それでも鮮やかによみがえる、さえない青春の日々の一コマです。写真は「高校の制服が可愛いので着せて」娘を脅して撮ってもらったものです(笑)。

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少し前の話だが、友人から
「会いたい」
とメールが来た。その日は土曜日で、昼にファミレスで待ち合わせし、その後我が家に移動し、夕飯を食べ、結局22時頃まで馬鹿話に花が咲いた。

オットには私の盛り上がりのない青春時代の話をつらつら聞かせたことがあるが、その日来た友人によってそのことが証明された。(彼女はすこぶる美人だが、いつも私とつるんで馬鹿ばっかりやっていた)

しかし、古い友人といるとろくでもないことばかり思い出す。というか、ろくでもないことばっかりして来ただけなのだが。私たちは高校の同級生で、どちらも理数が駄目で、夏休みに補習に通った仲である。

友人たちが恋の話をしている休み時間、いつもふたりでベランダもしくは廊下で歌を歌っていた。
それはなぜかいつも
「クールファイブ」

「長崎は今日も雨だった」「そして神戸」
であり、私がボーカル、彼女がバックコーラスという布陣であった。

他の友人たちが聴きに来て、馬鹿笑いをする。私の青春はベランダや廊下が全てであり、そのトリマキに男子はひとりもいない残念さである。

世の中JKブームらしいが、ワタシタチにブームはなかった。
友人は美人であるからモテタのだが、いつも私が近くに居るものだから
「害虫よけ」
状態であり、私をセキュリティに使えばこの国はもっと良くなるのではと思っている。


それはさて置き、あるひとの話になった時、私は変なことを思い出し、声を潜めて言った。
仮にY子としておく。

「実は、Y子が新婚の頃、Y子ん家に行ったら
 『いいもの見せてあげる』
ってビデオ出して来てさ…」

「うんうん」

「そしたらいきなり、ガイジンがエッチしてるビデオでさ・・・」

「えー、あのYちゃんが!」

「そうなのよ・・・で、『ほら、スゴイでしょ』ってわざわざ一時停止かけて・・・」

「ひえー!!」

「そういうのマジで興味なくて、っつーか、あまりにモロで気持ち悪くてさ・・・」



友人は上目遣いで、声を潜めて言う。

「・・・どうだった?外人のッテ・・」

「うろ覚えだけど、ガイジンのは、第一印象はビデオで見た限りでは、無駄にナガイとか、無駄にデカイのよ・・・」

「ひぇー!! 無駄はカナシイよねぇ」

「Y子に、まだたくさんあるよって言われたけど、止めてと断固断った。しかしあの新婚夫婦も・・・アレ見て盛り上がってたんだろうか・・・・学校の先生同士でも判んないよね、私生活は」

「ギャハハハハハ!!!」

昼から延々そんな話で盛り上がり、涙を流して笑い転げる既にオバハンと化したもとJKたちをオットは何とも言えない目で見るのであった。

基本、私よりオットの方がカタブツである。

とはいえ、セキュリティJKだったワタシとは相性がいいのだ。

カタけりゃいいってもんでもないのだが・・・

朝から何を書いているのだわたしは。どうもすみませんっ。

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