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じ えんど

元ブログより、2016年04月27日に書いた記事を載せます。オシリ大事に。

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ワタシは幼少時より読書が好きだった。
読書以前に、「漢和辞典」「国語辞典」なんかを読むのが好きな子供だった。
というのは、手近にあったのがそれらの本だっただけで、幼児が読むような本は何度も読んでとっくに飽きていたという事情もある。
当時、実母が病弱だったため、祖父母と言ってもいいほどの年齢の大正生まれの伯父伯母のもとにいたのだが、彼らは恐ろしく古びた辞書をずっと愛用していた。
旧仮名遣いで、例えば
「言う」

「言ふ」
「思う」

「思ふ」
である。
幼いワタシは混乱したが、いちいち伯母が疑問を説明してくれ、ほどなくワタシは昔の人との会話はスムーズにでき、昔の文献も難なく読みこなせるのだった。
いつも辞典ばかり見ていたので、漢字の読み書きもまあ得意な部類ではある。

ここから話が飛ぶ。
わがオットは、数年前の正月、おやつに北海道産の大変美味しいジャガイモをゴロゴロとストーブで蒸し焼きにして、バターを乗っけては
「美味い美味い」
と食べていて、食べ過ぎた挙句、後日大変な難産の末オシリがキレて、一週間ほど呻吟していた。

以来、彼は
「痔」をたいへん恐れている。
ワタシの父も伯父も痔もちで、ふたりとも艱難辛苦の歳月を過ごし我慢したが、いずれも
「もはやこれまで」
と悲壮な覚悟をし、手術を受けた。

父の場合は殊にひどく、10日も入院していたが、その後は嘘のように快癒し、己が耐え忍んだ日々を
「馬鹿なことをした」
と悔やんでいた。


怖がりの伯父が切る決心をしたのも、父の話を聞いたからであり、壮年の男二人はその後めでたしめでたしだった。
ワタシは彼らの戦いぶりをよく知っているので、オットには
「冷やすのダメ」
「座りっぱなしなんかもダメ」
「患部は清潔に保ち、優しくお湯で洗い温めるに限る」

オットは綺麗好きなので、その点大丈夫なのだが、ここのところ
「辛みそラーメン」
がお気に入りで、何度かラーメン屋に行き、それでも健康を気遣いつつ
「辛み控えめ」
でオーダーしていたのだが、日曜日に食べた辛みが悪さをしたらしく、昨日の朝トイレから出て浮かない顔であった。

「悪くなる前にお湯で洗って行けば?」

我が家のウォッシュレットは、数年前の寒波で凍ったりして壊れたままである。
オットは言われた通り風呂場に行きシャワーで清めてきた。
更に心配だからと、
「イソジン軟膏」
を塗布し、事なきを得たようだった。
今朝、起きるとすぐワタシは聞いた。

「お尻の具合やいかに?」
「うむ。今朝は違和感なし」

それはヨロシ。
ここでワタシは漢字についての疑問がわいた。

「それにしてもさ。ジって、コトブキ に やまいだれ、ってなんなの?」
「寿って、お祝いのし袋にも墨痕鮮やかに書くんだよ、それにやまいだれってなに? ジはめでたいのか? 何か深い意味があるの?」
「コトブキの使い方おかしくね?」

朝からまくしたてる。

「めでたいことが残念になる、ジ エンドでやまいだれか?」

まくしたてつつ、くだらない洒落を言いつつ朝食とお弁当を作り、オットを送り出し、ささっと片付けて
「ジ」
を検索したところ・・・・

「寺」の字は、元々手に物を持ってじっとしている形から生まれ、「保つ」「じっとしている」「つづく・つづける」の意です。
寺の字を含む漢字は似たような意味を持ちます。
詩:言葉を続ける⇒うた
持:手で保つ⇒持つ
時:日がつづく⇒時間
侍:人がずっと横にいる⇒仕える
待:人がじっとしている⇒待つ
恃:あてにして心に持ち続ける⇒たのむ
などです。
「痔」も同じで、肛門付近に「じっととどまっている病(できもの)」なのです。
ん?「寺」????

じ って 「寿」ぢゃなかったんですかぁぁぁ??
(@Д@; !!! (°Д°;≡°Д°;)
「寿」を採用するに至った経緯などあるわけなく、ワタシが幼少時よりずっと間違って覚えていたのに、エラソーにああだこうだまくしたてただけだと・・・


( ̄▽ ̄;)あは・・・アハハハハハ・・・・オホホホホホホホホ・・・・
書いてみたが、なんかこれからも
「コトブキ」
のほうで書きそうで怖い。




ワタシはよく漢字の読み書きを聞かれ、任せなさいとエラソーに教えてあげることが多いのだが、皆さま今後は信頼しないでください・・・。朝からこんな記事を・・・ジ エンド・・・ 。

追記
せっかくなので
ジ アルフィー
について今度は調べようと思っている。

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