職人の手を止めるな 新・輪島塗展
FKD宇都宮店3F大催事会場にて11月7日(木)〜12日(火)の期間、輪島塗の展示即売会が開催されております。
以前このnoteでご紹介しました、石川県輪島市の岡垣漆器店による輪島塗の展示即売会になります。
毎年11月に岡垣漆器店による展示即売会を開催していますが、今年は例年以上に気持ちの入った展示即売会になっています。
ご存知の通り、2024年元旦に発生した能登半島地震。そして復旧の矢先に被災地を襲った9月の豪雨災害。能登半島の被災者の心を2度もへし折るような状況に追い込みました。
展示即売会の主催者 岡垣漆器店と栃木県とのつながりは昭和23年からと80年近い関係があります。宇都宮市街地にあった老舗百貨店や県内の施設での展示即売会を経て、福田屋百貨店との取り組みも毎年続いております。
元旦の地震により、多くの輪島塗の職人達は被災しました。輪島塗を製作する工房は大きな被害を受け、避難所生活が続いています。
気持ちを振り絞って輪島塗の製作を再び始める職人もいれば、元旦から製作が止まったままの職人もいます。
そのような状況下での9月の豪雨災害。言葉にもなりません。
このまま、輪島塗は無くなったしまうのではないか。職人の心を2度もへし折るこの災害は地方に今尚息づく伝統工芸の輪島塗を無くしてしまうかもしれない。
岡垣漆器店3代目 岡垣祐吾さんの思いは
職人の手を止めるな
3代にわたり輪島塗を仕入れ販売してきた岡垣さんには、輪島塗を未来に繋げる使命があると、輪島塗の職人達の製作が続けられる環境を作ることが私の使命であると。
被災した工房から販売できる輪島塗を取り出して、栃木県をはじめ全国で展示即売会を再開しました。
今回の輪島塗展示即売会では、3代目社長 岡垣祐吾さんによる特別講演が開催されます。
今度の週末、11月9日(土)10日(日)の午後2時よりFKD宇都宮店3F大催事会場前特設会場にて行われます。
日本の伝統工芸の輪島塗を後世に残していくためにも、被災した岡垣さんの講演をぜひご観覧下さい。