RISE WEST.21 全試合レポート
▼メインイベント ミドル級(-70kg)3分3R延長1R
宮城寛克(赤雲會/同級13位、元TENKAICHIウェルター級&ミドル級王者)
翔真(SEED GYM/同級15位)
#RISE #RISEWEST
1R 翔真選手は強くは蹴っていないが、ローキックの蹴り数が序盤からとにかく多い。
宮城選手はパンチを打ちそうな雰囲気だが敢えて打たずに我慢しているのか?
軽くローキックを返し、ジワジワ詰める。
距離を詰めた所で、宮城選手が1発目に放ったパンチで一撃のKO勝ち
https://youtu.be/DEDfMM9jf6E?si=Wk4OF5kC59aaeeU6
▼セミファイナル ミドル級(-70kg)3分3R延長1R
ねぎ魔神(ネイバーズキックボクシングジム/同級16位)
YURA(ダイアタイガージム/元JAPAN CUPウェルター級王者)
#RISE #RISEWEST
1R YURA選手はジャブで組み立て、ねぎ魔神選手は細かいローキックで距離を探るが、YURA選手のジャブが面白いように当たる
YURA選手は相手が息を吸うタイミングでジャブを打っており、相手の呼吸・リズムまで捉えている
個人的にはそのリズムで更に展開を作ればここで1つ山場を作れたのでは?と思った
2R YURA選手はパンチ数を増やす
が、蹴りまでは連打が繋がらない。
ねぎ魔神選手は打たれてもガードを固めコツコツ蹴りを返す。蹴りまで散らせたねぎ魔神選手がパンチでダウンを奪う。
YURA選手はダメージがあるが、上手く凌ぎった
ねぎ魔神選手はこのRでKOか2ダウン目まで取れればベストだったと思う
3R 一気に距離が詰まり、このラウンドは乱打戦になる。
手数と有効打はYURA選手が上回り、圧力はねぎ魔神選手が上回っている。
YURA選手は乱打戦でカウンターを2度合わせて2回ダウンを奪う。
このダウンが決定打となり、YURA選手の判定勝ち
https://youtu.be/kvvpzkWBiVY?si=ImTTfOndcJ9m9rIf
▼第7試合 バンタム級(-55kg)3分3R
クレイジーハスキー尚吾(REVOLT)
冨永武聖(SBHキックボクシングジム)
#RISE #RISEWEST
1R 武聖選手は若くて勢いがとてもよく、手数が多い好戦的なスタイル。尚吾選手は相手とのキャリア差からか、手数の勢いに飲まれる事はなく、的確にローキックを中心に攻撃を返していく
武聖選手がフックの空振りで体勢を崩した戻り際に、尚吾選手が上手くパンチを合わせ、ダウンを奪った
2R 先ほどよりもお互いの距離が詰まり、クリンチが多くなる。バッティングと掴んでの攻撃でお互いに口頭注意を受け、逆に距離が詰まりすぎて合わなくなった感じがする
このラウンドは、お互いに大きなダメージは無いように見えたが体力の消耗は激しいラウンドだった
3R お互いにギアを上げて打ち合いに行く
尚吾選手は体力面なのか距離が近すぎるからか、打ち合いで蹴りが出なくなった
武聖選手は打ち合いの最後にヒザ蹴りを放ち、顔面へクリーンヒットさせカットさせる
尚吾選手は出血が酷く、そのままドクターストップが入り、武聖選手のTKO勝ち
https://youtu.be/i_YnbmHm7dE?si=nl_eKDsUlSQm3AXU
▼第6試合 スーパーフェザー級(-60kg)3分3R
蒼太(リアルディール)
KOUTARO(RICE GATE)
#RISE #RISEWEST
1R 蒼太選手は基本に忠実なリアルディールの王道スタイル
ただ1つだけ気になったのが、パンチディフェンス
ガードは常に上がっているけど、パンチは全部もらってしまっている...(伝わるかな?)
KOUTARO選手は、フック系のパンチが良く、カードの裏や間をを狙って確実に有効なパンチを当てていく
2R KOUTARO選手がパンチヒットさせると、ここと見て一気にパンチのラッシュを仕掛ける
右ストレートでダウンを奪い、ここを逃さずラッシュをかけ続けたKOUTARO選手のKO勝ち
https://youtu.be/IJROeZ9vSO4?si=H8aSjseG6PJ4lSEX
▼第5試合 ライト級(-63kg)3分3R
久保田有哉(TARGET)
涼(ハーデスワークアウトジム)
#RISE #RISEWEST
1R 久保田選手はキックボクシングベース
涼選手はムエタイベースで、ベースは違うがお互いにパンチとキックを上手く混ぜて戦う似たようなスタイル
最初はお互いの間合い、技を一通り見せ切った所でラウンドを終えた感じ
2R 久保田選手は右ローキックの蹴り数が増えて一気に印象が良くなった。涼選手は1Rと同じペースで試合を運び、大きな突破口は見出せていない様に見える。このラウンドは久保田選手の方がローキックの印象で少し良かったが、ポイント差がつくほどでは無かった
3R 久保田選手はこのラウンドでポイントを取りに行こうと更に手数を増やす。涼選手は変わらず同じペースで攻撃を続ける。3ラウンドを通してお互いに大きなダメージ、差をつける事ができず、判定は1-0の引き分けとなった。
https://youtu.be/BoU2nCp3Tcg?si=5MH5htJIPLMs9Vji
▼第4試合 スーパーフライ級(-53kg)3分3R
弾丸風太(TEAM KAZE)
水流添正太(道場373)
#RISE #RISEWEST
風太選手は開始10秒も経つ前に、的確に右のカウンターを合わせダウンを奪う
水流添選手はダメージが大きい、風太選手は一気に倒しに行くラッシュを仕掛け、レフェリーがダメージを見兼ねてストップをかける
風太選手の1R TKO勝ち
https://youtu.be/ip5J4f3JTWE?si=r2AJjzkuyO2hyL-l
▼第3試合 スーパーフライ級(-53kg)3分3R
岡﨑晃志(NEXT STEP GYM)
入江直幸(SOLID FIST)
#RISE #RISEWEST
1R 岡﨑選手がサウスポーの長い距離からのミドルで遠い間合いを作り、入江選手にパンチを当てさせない。入江選手はサウスポーが少し苦手か、なかなか中へ入り込めない。一度強引に距離を詰めたタイミングがあり、その時はパンチがヒットしペースが良かったが、長くは続かなかった。
2R 岡﨑選手のパンチディフェンスは、距離でほとんど外しており、見ていて余裕がある
岡﨑選手が流れに乗り、近距離でアッパーを放つと
なぜか不用意にガードが下がってしまう
この一瞬の隙を見逃さなかった入江選手がパンチをヒットさせダウンを奪う
ダメージが深く入江選手がそのままTKO勝ちを収めた
岡﨑選手にとってはすごく惜しい敗戦
一瞬のチャンスを逃さなかった入江選手も素晴らしかった
https://youtu.be/AUdnEthvo-Y?si=3w4utL0FavSeD_3y
▼第2試合 ライト級(-63kg)3分3R
森 巧光(REVOLT)
KENGO(リアルディール)
#RISE #RISEWEST
最初の数発のパンチの打ち合いを見ると、
森選手の方がスピードが速い
KENGO選手はパンチをもらってもクリンチを上手く使うが、森選手が構わず押し切って連打を打つ
森選手が、デビュー戦のイケイケな勢いそのままに、相手を飲み込み1RKO勝ち
https://youtu.be/aiF9-P2-1X8?si=CsSYLr4FVNWovEDy
▼第1試合 スーパーフライ級(-53kg)3分3R
俊(GREED GYM/RISE Noa福岡大会 Aクラストーナメント-55㎏級優勝)
柴山 藍(柔術&MMA アカデミーG-face)
#RISE #RISEWEST
1R 俊選手はフットワークを使いジャブローキックで攻める。柴山選手は、スタイルが芦澤竜誠っぽい感じ、長いリーチからパンチを放ち、上手く距離を詰めさせないように戦っている印象。
このラウンドはお互いに大きな有効打は無く終わる
2R 柴山選手はカーフキックを使い、俊選手は一瞬カーフが効いたような素振りも見えた
逆に俊選手もローキックを効かせ、柴山選手もローキックのダメージが見える
お互いに蹴りで攻め、ラスト30秒では距離が詰まりパンチの打ち合いになる
ここで初めて遠かった距離が一気に詰まった
3R 俊選手はローキックに狙いを定め、一気にダメージを効かせに行く。柴山選手はローキックが効いており、明らかに動きが鈍くなる
打ち合いでも俊選手の方が手数とダメージ数が多く、しっかりポイント差をつけて3-0判定勝ち
https://youtu.be/GHYI54_rb4E?si=u3RaJtp-3cIULqL-
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