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真光祐尚プロ

正月気分もあっという間に過ぎ去った、
1月7日(土)
「西野拓也連盟公式ルール打ち込み会」
『第28期麻雀マスターズ 真光祐尚プロ』をゲストに迎え新年初開催となりました。

打ち込み会の模様は別のnoteで投稿済みですが、
noteを書きながら真光さんと過ごした日々や28期マスターズの感動が思い出され、想いが高まったので気持ちそのまま書き綴ります。

真光さんとは、、
もう15年の付き合いになりますか、
良いことも悪いことも共にしてきましたね。
少し前から会える機会はめっぽう減りましたが、それでも札幌、旭川と距離もありながら年に数回は会いに来てくれます。
同じくご無沙汰になってしまっている石田プロと共に、10年程前は二人で泊まりに来て朝まであれこれ麻雀語りしていたものです。
真光さん同様、石田さんへの想いも深く募るのですが、石田さんへの想いはまた別の機会にとして、、
今回ゲストを快諾してくれた真光プロ。
いつもふざけてる真光さんですが、研究熱心さは一番だったと思う。
今でこそ当たり前な期待値や、まだほぼ世に出ていなかったブロック理論なんかも、私がはじめて耳にしたのは真光さんからだったと思う。

そんな真光さんが4年前、28期の麻雀マスターズを獲得した。

感動した。

全5回戦中4回戦のオーラス、2枚切れのカン8をリーチ。ウラウラ乗ってラスからトップの行倖。2着2着トップトップでトータル2番手に80p以上差をつける。これで試合を決めたか。

ダントツで迎えた最終5回戦、
しかし、後一歩の所まで菊田プロに詰め寄られる。
ラス前、猛追する菊田プロの親、放銃すれば大きく逆転される中、カン5リーチ。

(西川プロ観戦記より、以下同様)

鳴き麻雀中心、論理的で最新の戦術を常に模索している真光さんが、それもまた理屈ありなのだろうが、泥臭い気合いのリーチでめくり合いを制し、優勝を決めた。


実は私もその2年前、26期麻雀マスターズで準決勝まで進出し、それが私自身初の連盟チャンネルでもあった。
最終戦、私は大きくマイナスで勝ち上がりはかなり厳しい状況ではあったが、何より気持ちで負けていた。
何とかこじ開けて勝ち上がるというより、「いかにみっともない打牌をしないようにするか。」みたいな気持ち、
いや勿論勝ちたかったが、、実はもう対局前から既に、
「恥ずかしい麻雀は見せたくない。みっともない負け方だけはしたくない。」みたいな気持ちが同等程度にはあった。

しかし真光さんの麻雀マスターズはまるで違った。
1回戦開局、いきなり度肝を抜かれる。

優勝直後の本人のコメント。

直接も聞いたが、
「1回戦開局、上家から出た最初に鳴ける牌は何でも鳴くと決めてた。」

「鳴ける牌は何でも鳴く。」

役も形も関係なく、ただ鳴ける牌は何でも鳴くということだ。


10年前、
「俺らは気持ちが弱いからまず駅前で歌でも歌って来ないとダメだ。」
と笑いながら話していた。

真光さんの麻雀スタイルは完全に鳴き中心の攻撃型である。
トリッキーな鳴きも使うし、手牌の短い所から手痛い放銃なんてのも当然ある。
誤解を恐れず言えば、負けたときに見映えが悪くなりかねない。

しかし、真光という選手が勝つためには、緊張や他人の目を気にして鳴きの声が出ないなんて事は絶対あってはならない。

臆病を完全に捨て開き直り、その覚悟を自分自身に示す。という
「開局、鳴ける牌は何でも鳴く。」
であったのだと思う。

この真光さんのマスターズ制覇を見て、私の勝負への姿勢も大きく変わることが出来た。
下手でもみっともなくても良い。
しっかり準備して強い気持ちで勝ちにこだわる。
飛躍して「この麻雀というゲームは、我々人間ごときが上手にこなせるものではない。」とすら思っている。

表はいつもふざけて、心底は誰よりも熱い真光プロ。
この真光プロを見て私も魂を全面に押し出すようになった。

あらためて真光さん、ありがとう。

今月私は現チャンピオンとして、第5期雪華王決定戦に挑みます。
誰よりも勝ちたいと思っている自負はあり、しっかりと準備しつつ、あとは強い気持ちで魂をぶつけるだけ。

1月19日(木)10:00~
第5期雪華王決定戦
皆さま、応援よろしくお願い致します。

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