見出し画像

2021年1月の運用実績

◆1月サマリー◆

1月は勝手に上昇相場とタカをくくっていましたが、自分にとっては非常に厳しいスタートとなりました。

画像1

昨年に仕込んでいた銘柄を徐々に売っていきPFの再編成をしようと思っておりましたが、さてどうしたものか…。

画像2

細かく見ると、1月入ってからすぐに資産が目減りして、中頃上がっていたのですが月末にまた下落といった様子です。

◆保有銘柄の状況◆

画像3

現在の保有銘柄はこのようになっております。

画像12

この時売っておけばよかったんかぁなど、短期的には思いますが、株は難しいですね。アゲアゲの時は更に上昇すると思ってますもん。
ブレインパッド、自律制御システム研究所、アイ・エス・ビー、グリムス
はこのときですね。
DIT、建設技術研究所はホールド。
であれば短期売買では利益を最大に出来ています。
しかし、結果論。当時は誰にもわかりません。これから先持ってて良かったとなるかもしれない。

長期投資家ならばここらへんの考え方はしっかり持っておきたいものです。
さて、個別コメントしていきます。

********************************************

【ブレインパッド】
ブレインパッドは相変わらず冴えず、ブレイク待ちの状況です。
3800円台になれば買おうと思っていますが、今期は人員増員によるコスト圧迫で予想EPSが高く、非常にバリュエーションが高い状況です。大暴落したら怖いので市況とチャートを読みながら慎重にいこうと思います。

【デジタルインフォメーションテクノロジー】
デジタルインフォメーションテクノロジーが好調になってきました。数か月待ちましたがようやくといったところ。この会社はもともとかなり保守的な予想をする会社で毎年本決算(6月)前の5月に上方修正を出す会社でした。株価はそこで跳ねるという傾向があり、今回もそうだろうなと思っていましたが、2Qの決算発表を前にすでに上方修正を出してきました。

コロナ禍でもともとの会社予想を前年並みとしていたところ、コロナ影響が軽微であったことを受けて早めの上方修正といったところです。おそらく2Qの決算内容だけでも進捗達成しそうだったから上げてきたのでしょう。

しかしこの会社はそれでもなお弱気予想ではないかと思っています。もう一回5月に上方修正くるんじゃないかな?

【自律制御システム研究所】
昨年夏にかなり安く仕込んで持っていますが3000円前後で安定推移していることからまだ保有しています。ドローン関連のニュースが増えており、業績反映の兆しが見えてきたことからもう少し保有しておこうかなといったところです。

黒字転換してきたあたりで業績の再計算がされて株価が業績を織り込みだすと思います。将来性からバリュエーションは高い状況は維持すると思いますので、更に高値形成されてきてボチボチ売りたいと思っています。

【サンフロンティア不動産】
私が入会しているバリュー投資アカデミーの生徒の方が分析されていて「アフターコロナ銘柄」として持っておこうと思った銘柄です。

コロナにより不動産関係は軒並み安くなり、普段は手が出ないような土地や物件が手に入りやすくなったと思います。先見の明のある方たちはこのタイミングで物件を抑え、コロナ明けに攻めに転じるのではないかと思っています。同社は不動産再生のビジネスを行っており、コロナ明けにはこのような物件の再開発が行われるのでは?との思惑から買っている銘柄です。

まぁあとはバリューですよね。今の株価は。

【シルバーライフ】
こちらも新規で保有していこうと思っている銘柄です。お弁当販売のFC展開をしている会社です。お弁当の需要が活況で広告費を抑えないとキャパいっぱいで回らないといった状況のようです。

同社から送られる加工された食品を弁当に盛り付けるだけのオペレーションなのでFC店舗数の伸びが良いようです。自社ECサイトでのお弁当販売も開始しています。

直近は新工場建設の減価償却費が乗ってくるので利益としては厳しいかもしれませんが、工場が正常稼働し広告もフル投下した際には大きく売り上げを伸ばしていくのではないかと思っています。

【建設技術研究所】
これはもう安心して見てられます。昨年12月に増配の適時開示がありましたから、おそらく上方修正が来るだろうなと思っていましたが案の定1月にありました。増配の時点で独自予測していた数値とほぼ同じであったことからサプライズではなく、株価は1日だけ反応しすぐ下落してもとに戻ろうとしています。12月の増配の時点での株価ベースアップですでに織り込んでいますね。このくらいの上方修正では。

【アイ・エス・ビー】
いやぁー。もうね。売りたい。この会社のポジティブカタリストは一つだけ。中期経営計画の発表。これ以外のカタリストは直近には思いつきません。地合いの影響も受けやすく人気が定着しにくい銘柄です。ROEが低いのが理由でしょうか。

今思えば昨年末がもっとも調子よかったですね。総合的なファンダはそこそこいいんですけどね。銘柄の特徴をよく理解できていませんでした。ポジションを600株まで増やしましたが傷がないうちに300株へとすぐ減らしています。

12月決算のため2/15に本決算の決算報告があります。
独自計算ではDX関連は軒並み好業績であることからも、会社予想は利益の方は上回ると思います。

▼▼▼2020.12の本決算 独自予想▼▼▼
売上高:24,427百万円(-1.1%) (+8.5%)※前年同期比
営業利益:1,696百万円(+10%) (+42.2%)※前年同期比
純利益:935百万円

EPSも10%ほど上がるので、その時のバリュエーションが高くなければ株価も徐々に10%ほど上昇するかもしれません。

以上、保有銘柄の状況でした。

あ、あとグリムス持ってましたが利益あるうちに売りました。

********************************************

◆今月の売買状況◆

画像4

こまごまと売買していますが、大きなところで言えば、
・アイ・エス・ビーのポジション減少
・グリムスの全売却

になります。アイ・エス・ビーに関しては上記に記載の通りです。ぼちぼち手放したい次第です。

グリムスは大きなニュースになりましたね!
厳冬による暖房電力の需要増加➢火力発電のLNG不足問題➢電力スポット価格急上昇➢新電力事業者に大ダメージ。

この記事を書いている前日にちょうどグリムスの決算報告が出ていましたが数値だけ見ると絶好調です。しかし、これにはこの厳冬影響の1月が含まれていません。この1月に何か月分の利益が吹っ飛んだか?これは誰にもわかりません。

画像5

当初の予定通り3Q時点で利益が会社予想を上回りました。
しかし、1月の電力の仕入れ値が例えば70円だったとして、売値が20円だったとすると、1月の電力需要活況の時に赤字で電力提供することになります。ここで100%の進捗だからって油断できませんね。逆戻りする可能性は十分に考えられます。同社の電力小売り事業のセグメント比率は50%程度で、この電力の小売り事業のおかげでここまで成長したような会社です。

それよりもVPP、蓄電池販売に個人的には着目してます。
ホルダーだったこともあるので3Q4Qくらいまでは決算書を読み込もうと思います。

◆今月の市況◆

画像6

今月の私の資産パフォーマンスは-6.6%でしたが、市況はいずれもプラスです。残念!

12月末と比べ、市場の資金総量はあまり変わっていないとすると、単純に私が持っている銘柄からほかの銘柄に資金が流れたということですね。年末はめちゃくちゃ好調でしたもん。

画像7

画像8

画像9

節分天井ってやつですか?1月後半にかけて大きく資金が下がっています。

画像10

画像11

まだ3週目までしか出ていないので、今月末の下がりはどの資金が抜けたか判断できませんが、海外じゃねぇかなぁとか勝手に思っています。まぁ来週わかりますね。

◆景気動向◆

最後に、今後の景気を占う各指標群を見ていきましょう。

【景気ウォッチャー】
 ➢12月の街角景気は11月に比べ更に悪化していますね。1月も緊急事態宣言で飲食の営業時間短縮があるので、更に下がるのではないでしょうか?上がるのはワクチン効果期待次第でしょうかね。

景気

【リビジョンインデックス】
 
➢コロナ禍で弱気な予想をしていたこともあり、ここ最近は上方修正の方が勝っていますね。感覚的ですがDX銘柄なんかは上方修正が当たり前で株価反応が薄いような…。

リビジョンインデックス

【購買担当者景気指数(PMI)】
➢鈍化している?景気の先行指標なのでこの先も要チェックですね。

画像15

【NAHB住宅市場指数】
 ➢こちらも先行指標。鈍化していますね。

画像16

【有効求人倍率】
➢相変わらずの低水位が続く。

【鉱工業生産指数】
➢2020年12月の鉱工業の生産指数の原系列は、前年同月より3.2ポイント低下して97.5。同様に季節調整系列は、前月より1.5ポイント低下して93.2。

【鉱工業生産指数】
➢2020年12月の鉱工業の生産指数の原系列は、前年同月より3.2ポイント低下して97.5。同様に季節調整系列は、前月より1.5ポイント低下して93.2。

【輸送機械工業生産指数】
➢2020年12月の輸送機械工業の生産指数の原系列は、前年同月より1.5ポイント低下して95.4。同様に季節調整系列は、前月より2.4ポイント低下して94.7。

【工作機械受注】
➢内需は鉄鋼・自動車・電気機械が好調。外需は中国・インドがけん引。欧州も一部地域で受注が増えている。

工作機械

【産業用ロボット生産指数】
➢2020年12月の産業用ロボットの出荷指数の原系列は、前年同月より29.7ポイント上昇して151.2。同様に季節調整系列は、前月より10.5ポイント上昇して147.3。

【電子部品・デバイス工業生産指数】
➢2020年12月の電子部品・デバイス工業の生産指数の原系列は、前年同月より8.3ポイント上昇して106.2。同様に季節調整系列は、前月より0.7ポイント上昇して100.0。

【半導体生産指数】
➢2020年12月の半導体製造装置の生産指数の原系列は、前年同月より1.7ポイント低下して155.8。同様に季節調整系列は、前月より9.1ポイント低下して136.5。

以上、2021年1月の投資報告でした。


※注意事項※
・本記事は銘柄を推奨するものではありません。
・これはあくまでHAPPOの投資備忘録noteです。
・株式投資は自己責任です。
・自己の分析に基づいた自己判断で投資のこと。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?