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「伝え方」を意識したことはありますか?

皆さま、こんにちは!
合同会社ハピオブの広報スタッフYです。
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今週の書籍

今週の書籍は、佐々木圭一著『伝え方が9割』です。

佐々木圭一氏について

『伝え方が9割』の著者である佐々木氏は、コピーライター・作詞家・大学非常勤講師と多くの顔を持つ人物。1997年に博報堂に入社。もともと伝えることが得意ではなかったにも関わらず、コピーライターとして配属されたため、ストレスにより1年間で体重が15%増加した。ある時、伝え方には技術があることを発見。そこから伝え方だけではなく、人生がガラリと変わる。本書は、佐々木氏が膨大な時間とトライ&エラーで導き出した方法論を整理した書籍となっている。


伝え方が9割

「デートしてください」

あまり興味のない人にこのように誘われたらどうしますか?
おそらく多くの人が断ると思います。

「驚くほど旨いパスタの店があるのだけど、行かない?」

このように誘われた場合はどうでしょうか?
もちろん断る人はいるとは思いますが、先ほどの「デートしてください」よりは行ってみようかなと思う人が増えると思います。

どちらも、「デートしてほしい」という意味ですが伝え方を魅力的に変えるだけで相手からの印象や結果を変えることができます。

本書は、このような魅力的な言葉を最短で作れるように構成されています。
ということで、今回の記事では本書で紹介されている一部の考えや方法を紹介していきます!


いちど知れば、伝え方は一生あなたの武器になる

伝え方というのは今すぐにでも変えることができます。

例えば、あなたが一輪車の世界大会で優勝したとします。
それは、とても素晴らしいことですがなかなか会社や友人の前で披露する機会はありません。

一方で、あなたが伝え方を学んだ場合、あなたが誰かと話す次のコトバや次に送るメールから変化を起こすことができます。
つまり、人とコミュニケーションをとることをやめない限り、あなたの一生の武器となります。


「ノー」を「イエス」に変える3つのステップ

「ノー」となるはずだったお願いが「イエス」に変わる可能性が高くなる3つのステップを紹介します。

ステップ1.自分の頭の中をそのままコトバにしない

ストレートに思いを伝えるのが最適と判断した時以外は、何でもかんでもストレートに伝えるのはNGです。一か八かの場合は、その50%の確率をコトバを変えることで、少しでも上げていきましょう。

ステップ2.相手の頭の中を想像する

今まではそのまま口にしていた願いをぐっとこらえて、お願いに相手がどう考えるか・普段相手は何を考えているか相手の頭の中を想像します。分かりうる相手の基本的な情報を思い出すことが大切です。

相手の頭の中を想像するのは難しいと感じるかもしれませんが、本書ではとっておきの切り口が7つ紹介されています。

①相手の好きなこと
「デートしてください」→あなたにしかメリットがない
「驚くほど旨いパスタどう?」→相手の好きなことをもとに作ったコトバなので、相手のメリットに変化した。

②嫌いなこと回避
「芝生に入らないで」→あなたにしかメリットがない
「芝生に入ると農薬の臭いがつきます」→農薬の臭いがつくという相手の嫌なことからコトバを作り、このお願いを聞くことが相手のメリットに変化した。

③選択の自由
これは、「相手の好きなこと」からの応用です。
人は決断は苦手ですが、二つの選択肢がある時の比較は得意です。
比較すること=決断 
ではないのですが、人は「こちらがいい」と言ってしまうと、頭の中でそれを決断したかのように錯覚してしまいます。
つまり、
「デートしてください」を「驚くほど旨いパスタの店と、石窯フォカッチャの店どちらがいい?」に変えることでよりお願いを受け入れられやすくなります。

④認められたい欲
人間のDNAには「認められたい欲」が組み込まれていて、人間はそれを満たすためにちょっとくらい面倒なことでもやろうと思うのです。
つまり、面倒くさいと思われることを頼むときに効果的です。
「残業お願いできる?」→あなたにしかメリットがない
「きみの企画書が刺さるんだよ。お願いできない?」→認めている言葉から始まっているので、少し面倒でもやろうとする気持ちが生まれる

⑤あなた限定
この切り口はステップ2で相手が「寂しがりや」や「自分が好き」という時に効果を発揮します。
例えば、誰も行きたくない自治会の集まりがある場合
「自治会のミーティングに来てください」→あなたにしかメリットがない
「他の人は来なくても、佐藤さんだけは来てほしいんです」→その人の名前を使い、「私が必要」と思わせることで相手のメリットに変える。

⑥チームワーク化
この切り口はステップ2で相手が「面倒くさいと思っている」「やる必要性がそこまで見つからない」時に効果を発揮します。人はもともとコミュニティを大切にし、集団行動をするという性質を活かして、お願いを相手任せにするのではなく「一緒にやりましょう」と自分と相手をチームワークするのです。
例えば、勉強嫌いの子供に勉強させたい場合
「勉強しなさい」→あなたにしかメリットがない
「いっしょに勉強しよう」→面倒なことでも、人と一緒であれば動くもの

⑦感謝
最終手段にして最大の方法です。
人は「ありがとう」と感謝を伝えられるとノーとは言いにくくなります。
例えば、コンビニのトイレの張り紙を見てみると
「トイレをきれいに使ってください」→コンビニ経営者にしかメリットがない
「トイレを綺麗に使っていただき、ありがとうございます」→感謝が入ると人はお願いを拒否しにくい

ステップ3.相手のメリットと一致するお願いをつくる

相手の頭の中をもとに、コトバを作っていきますが、ここで大切なのはコトバを相手の文脈で作ることです。
自分にあまり興味のない相手が「初めてのものが好き」「イタリアンが好き」なら、
「驚くほど旨いパスタの店があるのだけど、行かない?(私とデートで)」となります。
括弧のなかは表には出ていないコトバです。あなたの目的はデートだとしても、それは相手のメリットにはならないためあえて言いません。

おわりに

今回の記事は、佐々木圭一著『伝え方が9割」を紹介しました。
私は日常で何気なく使っている言葉を少し変えるだけで結果が変わる、ということは以前からなんとなく分かっていました。しかし、実際にどれほどの効果があるのか、どう変えればよいのかというところは曖昧だったのですが今回この書籍を読んだことでそれらを少し明らかにすることができました。今回の記事で紹介した内容は本書のほんの一部です。その他にも「なるほど確かに!」と思うことが多く書かれていたので気になる方は是非読んでみてください!

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合同会社ハピオブ 広報スタッフY

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