生きている。

久し振りに歩いてみた。

額が少し汗ばんだときに、ふと空を見上げた。

太陽の光が気持ち良い。

届くハズはないけれど、太陽に向かって手を伸ばしたみた。

光にあたったところの肌が、薄っすらピンク色に見える。

「あぁ~・・・。血が通っているんだよな・・・。」

外気に触れて、少し冷えた手でも、太陽にかざしたら血が通っていることが分かる。

この手には、血が通っている。

「生きているんだ・・・。」

そぉ~思いながら、目的地に向かった。

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