自身に合うソーシャルネットワーク利用を考える

私には、「人生でなかったことにしたい時期」がある。

そしてそれは

「ソーシャルネットワークの利用の仕方に問題があったことが大きい」

と、今となっては思っている。

どんなことも過ぎれば思い出?

思い出にできる次元じゃない。

消し去りたいという気持ちが強すぎて

本気で夢だったと思おうとしている自分がいる。

思い過ぎて、願い過ぎて、既に半分夢だったと思っている。(笑)

(いいことだ!)

その時期の自分はとにかく

病的なほどにソーシャルネットワークの世界にのめりこんでいた!!!

利用目的や目標みたいなものは特になく

「ネット上の人と適当に絡む暇つぶし」だった。

そしてくだらない承認欲求をそこで満たすためだった。

そんなことのためにほとんどの時間を費やしていた。

大好きだったはずの読書がほとんどできなくなっていた。

家族と過ごしている瞬間もネットのことを考えていた。

当時いたパートナーのこともネットで気にし。

少し叩かれれば大げさに引きずり。

怖くなりながらもやめられない。

私はただの「インターネットバカ」だった。

暇さえあればインターネット。暇がなくてもインターネット。

目の前に生身の人間がいるのにインターネット。

本当にもう病気だった。

脳内がネットに侵されていたし、私はその世界上で生きていた。

現実世界にしっかりと足を置いて生きていなかった。

ただの臆病者で現実逃避野郎ではないか。

お仕事で、パートナーとのことで、うまくいかなくなった時

私はソーシャルネットワーク上で鬱憤を晴らした。

もうそこ中心に生きているものだから自然とそうなっていた。

しょうもない。

その行為は負を生むばかり。

もう見事に悪い方向にしかいかない。

なのにやめられない。

冷静な判断ができない。

暴走する。

自分をどんどん失っていく。

そして私はものすごく痛い目に遭う。

それが人生でなかったことにしたい瞬間である。

そしてある程度時間が経った時、気が付く。

「私には向いていない」

と。

ソーシャルネットワーク自体がではない。

もちろん良いことも良い出会いもたくさんあった。

この使い方は向いていない、少し考えなければならない。

そう思った。

「まず現実世界で自分を取り戻してからにしよう」

「そこでしっかり生きられるようになってからにしよう」

「まずはこうなる前の自分はどうだったか少しずつ思い出そう」

そう思った。

不思議だった。

そう思いながらちびちびと利用していると

出会っていく人、声を掛けてくる人も今までと全然違ってきた。

その時に出会った人というのは私にとって最高の出会いで

(そのずっと前から出会っていた人にもそういう人たちはいるが。)

ずっと大切にしていきたいなと思っている。

ほとんど、現実世界と混同させることはないのだが。

(実際に会ったりはしないがごくわずかそういったこともあった)

そして、自分にとって良い情報が入ってくるようになった。

本気で向き合い、話を聞いてくれる人がいて、

その相手が私には信じられないほどの相手だったりした。

私はソーシャルネットワークの利用の仕方が定まらない中で

少しずつ色々なことを思うようになる。

「このソーシャルネットワークは向いている、これは向いていない」

「私は私のためになることをやりたい」

「自分がまた見返せるように1冊のノートのように使いたい」

「前進していくために止まらないため、やる気を出すため書き記したい」

「自分の生きた記録を残したい」

「伝えたいこと、教えたいこと、共有したいこと、真剣に書きたい」

「自分が良いと思ったことや得たことを惜しみなく、周りにすすめたい」

いちばんは

「自分のことがおろそかにならないように頑張るために使いたい」

ということだった。

以前であれば、顔を出すのもくだらない承認欲求のためだった。

いまは

それがなければ常にすっぴんで適当に過ごしそうな自分への戒め(笑)

自分を引き締めるために年齢気にせず色々色々あえて見せたり

自宅に余っている化粧品などを使う機会にするなど

(共有するためとか教えるためとかでもなければ一生使わなさそう笑)

そういった目的がある。

新しいことにチャレンジしたり。

ネット利用を、うまいこと現実世界へのほんの少しのやる気に繋げている。

自身に合ったソーシャルネットワークの利用法を見つけると、

悪い事ばかりではない。

むしろ現実世界に良い影響をもたらすこともある。

意味もなくインターネット世界にのめりこんでいた頃の自分は

本当になんでもブレブレだったし、

自分自身含め、なにひとつ大切にできていなかった。

そのことが自身を不幸に導いていたように思う。

ソーシャルネットワークはそれぞれの人に合った使い方があると思うが

私はこれからも本当のことしか書かない。

でもあまり余計なことは書かない。

不特定多数に言う必要がないことは一歩踏みとどまる。

現実世界を大切にしたいから。

現実世界にしっかり足を踏みしめて生きているからこそ

まずそれができていてやっとソーシャルネットワークを利用する。

私のスタイルは、これからもそれだ。

#あの失敗があったから

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