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「スキマ草につい目がいく」

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スキマで生きている、植物たちのことを書いています。
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2020年5月の記事一覧

抜かれても生える。よ。

草取りの作業がこの間あったのですが、隅々まできれいになっていてびっくりしました。入り口付近の壁際に群れていたカタバミ(写真の彼らではないです)も、すっかり抜かれていました。数日間、通るたびに彼らがいた辺りをつい見てしまう、なんて風な弔い(?)風な行動をついしてしまっていましたが、一昨日くらいに復活していました。葉が一枚、顔を出していました。「早くない?」 復活して嬉しい、と思って良いのかどうかは微妙なところで、大っぴらに喜べないですが、また会えたさ、とお互いに挨拶し合ってい

スキなモノは集まる。

昨日のnoteに、勝手に顔見知りになっているような(?)気分になっている、シダ君(スキマに住んでいる植物のことです)のことを書いたのですが、今朝読んだ新聞に、売れてる本として、「美しき小さな雑草の花図鑑」(山と渓谷社)という本が紹介されていました。これじゃん! っと思ってしまいました。 かわいいけどなんて名前の花なんだろ、と思っているスキマ草たちがいっぱいなのです。きっとこの本で判明する、っと楽しくなりました。この間別のnoteでも、同じような雑草本のことを取り上げましたが

スキマ草のこと。

いつの頃からなのか、道端に生きている草花たちに関心を寄せるようになりました。そうしているうちに、コンクリやアスファルトやブロック塀、などなどの硬質なモノに時々見られる、(すっごい)狭い割れ目や、(ここに隙間があるってどうやって知ったんだ、と思うような)スキマに生きている植物たち、にも興味を惹かれるようになりました。 頭にそういうスイッチ(?)が出来てしまってから以降は、何処へ行ってもどの季節でも、どんな用事でも外を歩く時は、彼らに出会うことが楽しみの一つになりました。そして

スキマ草を探していると

よく、色んな昆虫たちにも出会います。昆虫は…微妙です。基本ダメなのが多いですが、なんとか大丈夫、という虫もいます。てんとう虫は、大丈夫な部類に入りますが、アブラムシは苦手です。てんとう虫はアブラムシを食べる、とかで、てんとう虫がいる、と写真を撮っていると、近くにアブラムシのコロニーがあったりするので、それを見てしまうとギョッとなります。 植物と昆虫はたいていセットなんだから、昆虫が平気なニンゲンが良かったです。もどかしいです。 下に、てんとう虫の写真を掲載しています。虫が

スキマ草(毎年復活のとあるシダ系?植物)

いくつもあるよく通る道の一つで、冬以外にだいたいここで会える、と分かっているスキマ草がいます。シダ系っぽいと思える植物で、上の写真の、で、それではシダ君、と便宜上呼びます。 歩道に沿って作られた階段の、手すりの一番最初の柱の足下が…少し腐食しているらしく(大丈夫か?)、そこに出来てしまっている、まさしくスキマに、シダ君は住んでいると思われます。 詳細な日記を付けているワケではないので、うろ覚えな記憶に基づく話になってしまいますが、最初にこのシダ君に気づいた初めての年は、枯